2023年04月05日

この国にしてこのマスコミあり、政権支持率も報道放棄も思いのまま

「サル発言」の小西洋之議員に対するバッシング報道が絶えることなく続いています。ほんの一月前までは総務省内部文書を巡って高市早苗を糾弾する立場だったのに、何がどうしてこのようになったのか信じられない展開ですが、この騒動に野党側から厳しい要求を突きつけられています。







国民民主や維新は、小西議員への更なる厳しい処分を求めています。特に国民民主の玉木雄一郎代表は小西氏の処分について参院憲法審の野党筆頭幹事を外れるだけでは手ぬるい、もっと踏み込んで処分を課するべきだと捲し立てています。上の記事にある「(小西氏は高市早苗経済安全保障担当相が)議員辞職すべきだとおっしゃったので、整合性をとる対応をしないと、党の信頼は成り立たない」とあるので、玉木としては議員辞職を求めているのでしょう。しかし議員辞職を問われ「結構ですよ」と切り返したのは高市大臣です。これにより本来の議論から逸脱して言った言わないの茶番に仕立てて国会を空転させたのは高市以外何物でもありません!



国民民主と言えば、野党でありながら昨年度の予算案審議に賛成票を投じるという前代未聞のことを仕出かしています。自民党の不祥事や問題が出てきた時はどんなに大きな問題でも対決より解決とか言って歪曲や矮小化するのに、立憲に対しては問題を誇張して対決の姿勢を示すあからさまな態度は不信感しかない。維新については言わずもがな、与党別動隊に成り下がった国民民主に存在価値などありません。



いずれにしろ国会で総務省文書と高市追及の手が休止状態になったのは残念極まりですが、これを横目にほくそ笑むように岸田政権はダメージなく予算案が可決、そして飯食わされてすっかり骨抜きにされたマスコミが報じる政権支持率は各社とも支持率上昇となっています。






物価高、増税で国民生活が厳しくなり、国民負担率は50%に迫る勢い、そして統一教会との癒着問題が解決していないのにかかわらず国民の2人に1人が支持するなんて眉唾ものでしか見れないのですが、仮にこの数字が本当だとしたらこの国は自虐的で何ら怒りの声を挙げないただひたすら従属するだけの国民性なんでしょうね。これじゃ国は崩壊の一途を辿るばかりです。




この世論調査を報じるメディアについて、総務省問題について発覚した当初は各社とも一斉に報じていたのに、3月中盤からでしょうか?報道が極端に少なくなりました。局によっては一切取り扱わなくなったところもあります。ちょうどこの頃WBCもあったのですが、それが終わってもWBC後追い番組ばかりで辟易ものでした。






一方で、高市問題では野党の攻めに手詰まり感と称して、高市逃げ切りと報じる傍観を決め込むマスコミの体たらくぶり。高市の回答が矛盾しまくりなのにマスコミがこれを一切報じなかったり、与党側に都合の良い印象を持たせるような報じ方をされては、争点が霞んでしまい何が問題なのか分かりにくくなってしまいます。この矛盾を国会で徹底的に突かなかった野党の詰めの甘さもありましたが、これでは報道の放棄でありマスコミが自ら首を締め上げているようなものです。







この国家にしてこの放送姿勢あり、世界の報道の自由度ランキングで日本は71位、先進国では最下位に落ちぶれていることも頷けます。総務省の内部文書を小西議員に託した職員の思いは、そこに記された事実を国会やメディアで取り上げて貰いたいからだと思います。にもかかわらずメディアの姿勢は圧力をかけた政権寄りでは失望しかありません。まさに万死に値するとはこのことだ!!!


ジャーナリズムとは.png

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2022年07月13日

統一教会問題が表面化し、自民党と共に追い詰められる御用メディア

安倍元総理が凶弾に倒れ亡くなり、先日しめやかに葬儀が営まれましたが、悲しみを噛みしめる間もなく殺害の動機となった「統一教会」というワードが世間を賑わすこととなりました。殺害直後から山上容疑者と家族の宗教絡みのトラブルがネットを中心に拡散され、それを受けて統一教会側が会見を開くことで、それまで名前を伏せていたメディアも統一教会の名前を出さざるを得なくなりました。



世界平和統一家族 会見.png





世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の会見場に入れるのは大手マスコミ数社だけという制約付きで、会見では自分たちの都合良いように主張を捲し立て、マスコミの質問もどうでも良い差しさわりのないものばかり追求の気概のない緊張感のないものでした。これを受けてメディアはどのように伝えたかと言うと上のテレ朝モーニングショーではカルト宗教に詳しい弁護士が解説するなどして比較的まともに会見の内容を精査していたものの、テレビ御用利きのコメンテーターたちはほぼ統一教会の主張を鵜呑みにした論評で占められていました。



橋下徹 「ネットで書かれていたことが犯行の動機につながった」

東国原英夫「世界平和を願う宗教団体に賛同する国会議員はたくさんいる」
     「山上が勘違いをして恨みを増幅させていった」


古市憲寿 「(容疑者が)安倍さんと宗教団体が近い陰謀論を信じたのだろう」

三浦瑠麗 「安倍さんに責任があるかのような印象操作」

田崎史郎「安倍首相と宗教団体の関係を結びつけることは山上容疑者と同じ発想」




協会側の人間か?の思わせるような論評ばかり、テレビ御用利きコメンテーターの必死な消火作業が笑えます。




ところが、体たらく会見に業を煮やした全国霊感商法対策弁護士連絡会が翌日会見を開き、前日の統一教会側の会見を精査した上で嘘と断言し、被害状況も含めて反論会見を行うことになりました。













統一教会と安倍元総理の関係性については主にネットにおいて本人のビデオレターや機関誌の表紙になったりと関係性を指摘する事実は出回っているのを見たことはありましたが、国会議員秘書の大半が統一会員という衝撃な事実、そして先の参院選で当選した安倍元総理の秘書だった井上義行議員が統一教会信者であることが明らかになるなど今回の襲撃事件が発端となり、世間で知られなかった情報が拡散されることになりました。








統一教会と安倍のおじいちゃんの岸信介から深い関係性を構築させてきた統一教会、かつて霊感商法や合同結婚式などメディアで報じていた行為もいまだ行われているようです。これらの反社会行為を行う教団をなぜか取り上げなくなりましたが、安倍というよりは自民党とズブズブの関係ならば納得です。桜の会にも幾度も招待を受け参加しているようだし、その癒着関係から大手メディアはスルーを決め込んだものの、今回の襲撃で取り上げざるを得なくなったらなるべく矮小化させようと躍起なのでしょう。



しかし一気にトレンド浮上した統一教会問題は人権や社会性観点から放置できないものです。凶悪な殺人行為は批難されるべきですが、統一教会に家庭を崩壊された一人の青年が、検察、警察、メディアがシークレットにしていたことが明らかになり容疑者にとって意義あるものになったことでしょう。もはや隠せなくなった統一教会の蛮行、それをあらわにした霊感商法関連の弁護士会、世論の後押しもあり有耶無耶にはできなくなりました。もう御用メディアの完全敗北です。今後明らかになる新事実を詳らかに報じるしか道はありません。



参院選を大勝して我が世の春を謳歌できると思いきや、自民党に入り込んだ秘書やその議員、これらの名簿が公表されれば自民党はひとたまりもないでしょう。安倍元総理の逝去を悲しみ、思い出に耽っている場合ではなさそうですね。

posted by yuuponshow at 18:50| Comment(0) | マスコミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月05日

マスコミ関係者として風上にも置けないサンケイ阿比留のデマを誇らしげにリツイートする安倍元総理

皆さま明けましておめでとうございます。今年もつたない文章を書き綴っていきますがどうぞよろしくお願い致します。



前回に引き続き、今回も安倍元総理についての記事となります。現政権は岸田政権なのですが、ご存じの通り安倍元はキングメーカーとしてフィクサーとして影響力を残し、自民党内をひっかき回す厄介な存在となっています。そして昨年暮れの桜を見る会の前日の夕食会費補塡問題で東京地検特捜部が再度「不起訴」としたことも安倍元に追い風となり勢いづかせることになりました。






「ホテルとの契約はそれぞれ各個人」
といった無茶苦茶な言い逃れを振りかざすなどいくつも矛盾点を指摘されても誠実な回答をしてこなかった安倍元。明らかな違法を国民感情からしてほおっておく訳にはいきません。罪状の重い軽いよりも検察はその点をきっちり捜査して公にしなければならなかったはずです。ところがそうした民意が反映された検察審査会の不起訴不当の判断も意に介さない形で再度不起訴としたのです。






かつて金丸信が起こした贈収賄事件で捜査が手緩かった東京地検へぶちまけられたペンキ事件を彷彿させるような、年明け早々に起きたさいたま地検の看板にぶちまけられた赤ペンキ事件。しかも今回は玄関ガラスを割られるといった被害もあり、理由は明らかではありませんが、アベ不起訴という要因は少なからずあるように感じてしまうのは私だけではないと思います。



とは言え、これで安倍元の桜を見る会の捜査は終結となり、安倍元本人はもとよりアベサポも歓喜の声をあげています。事実関係が明らかにされてないのに潔白が証明されたとね。そんなアベサポの一人がツイッターでこのようなことを呟いていました。


あびるアベリツイート.PNG



桜を見る会問題で散々議論となった九兵衛のお寿司。立憲の黒岩議員が九兵衛のお寿司が前夜祭に振舞われていた発言を今更蒸し返してデマ扱いしたこの阿比留という人、産経新聞という新聞社に属するマスコミ関係者なのですが、裏をとっていないと言いながらいまだにホテル側がだんまりなこと、野党が裏を取るためにホテルに聞き取りして安倍晋三の虚偽答弁を暴いたこと、そして何より前夜祭の明細書や領収書が出てきていないことについてなぜだんまりを決め込んでいるのでしょうか?そしてご覧のように安倍元総理がこのツイートをリツイートしています。




久兵衛寿司は前夜祭では出してない野党は偽りというこれまでの安倍の主張をお仲間が代弁してくれたので嬉しくてリツイートしたのでしょう。しかし安倍本人に至っては書類関係も開示してないのに偽りと決めつけることは第三者が判断できる訳ありません。また九兵衛はニューオータニにも支店があり、支店が前夜祭でも食事を提供していた可能性もあります。むしろ支店が入ってるホテルで大物政治家のパーティーに九兵衛ほどの名店が食事を提供していないことが不思議に感じます。それに阿比留はどこの久兵衛とは書いておらず、銀座本店なら筋違いというものでその点明らかにするべきではないでしょうか?







安倍元の不起訴に異論を発する同業者に向けても容赦なく切り込んでいますが、法の壁を乗り越えてというか誰がみても明らかな違法行為なので毎日新聞の解釈がおかしいのです。違法と認識したからこそ多くの法律家がこぞって告発したのですからね。それを知ってか知らずか法は犯してないという論評を抜き取って他紙を批判するこのマスコミ関係者。安倍を擁護するあまり、これだけの矛盾点が露呈されながら真相を闇に葬ることも厭わずとはマスコミ関係者として風上にも置けない奴ですね。そもそも九兵衛など些細なことであり本質はそれではないのだから。







それに阿比留はデマを吹聴し、小西ひろゆき、辻本清美といった野党議員や同業他社の記者から告発され、デマと認定されことごとく敗訴した前科があります。こんなのに論説させるサンケイという新聞社の程度の低さにも呆れますが、この記者のデマを誇らしげにリツイートしまくる安倍元の屑っぷり。アベの擁護云々よりもマスコミ関係者としてあり得ないデマ屋の阿比留という記者。こういうのが処分されることなく平気でのさばっていることが日本社会の歪みを象徴していると言えるでしょうね。

posted by yuuponshow at 18:40| Comment(0) | マスコミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする