2022年06月01日

またしても嘘が明らかに、それでも権力にしがみつく安倍元

桜を見る会でサントリーが酒類を無償提供していたことは共産党機関紙「赤旗」が先行して報じましたが、それに遅れることようやくメディアでもこの件を報じられることとなりました。






しかしようやく報じられたとは言え、ほんの一瞬だけで朝のワイドショーはどうでも良い話題ばかりで、一向に報じません。桜を見る会が当初スクープされたときは各局こぞって長時間尺をとって報じていたはずですが、安倍元の話題が旬じゃないからと判断したのか、忖度が度を越しているのか知りませんが、メディアがこんな体たらくですから情報源として機能を果たせずネットの足元にも及ばなくなってしまったのでしょうね。




政治家のパーティーで一企業が飲食類の提供することが何がいけないのか?簡単に説明してみたいと思います。


サントリー 提供額.PNG


上記の表は2017から2019年のサントリーによる前夜祭での酒提供数(左)と安倍事務所が補填した年度別額(右)です。このうち安倍事務所の補填については収支報告書の不記載により公設秘書が略式起訴され罰金刑を受けています。そして今回サントリーの無償提供が明らかとなった訳ですが、後援会を含む安倍氏の関連団体の収支報告書に同社からの寄付の記載はやはりありませんでした。



識者によるとこの行為は政治資金規正法に抵触しており、違法な寄付にあたると指摘がされています。企業や団体が寄付できる対象は政党か政党が指定する政治資金団体に限定しており、サントリーが無償提供した相手は安倍晋三後援会と考えられ、後援会は「その他の政治団体」になるため、違法な寄付となるからです。



安倍氏の事務所は、同社からの酒類の無償提供や違法性について「捜査機関には質問の事実を含め、すべて真摯(しんし)に協力し、その結果の処分だったと認識している。収支報告書は処分結果を踏まえ、訂正すべき点は適正に修正している」と述べているそうですが、サントリーの無償提供を知りながらこれまで散々説明の場があったのにしなかったのは事務所側が違法性を認識していたからに他なりません。それに真摯という言葉が軽々しく感じてなりません。


参考記事(2020・12・25):説明責任を果たさず説明の場に立つ安倍に向けて国民の審判を下す時





2020年末の衆参の議員運営委員会で「説明責任を果たした!」と、堂々と述べていましたが、領収書・明細書もいまだ出してないし、ましてやサントリーの件を隠蔽していたのでやり直しですね。安倍元の嘘つきに慣れてしまってるせいか、違法性について矮小化されてしまいそうですが、総理の座を離れたとは言え、キングメーカーとして幅を利かせているし、派閥の長にまでなっているのですからね。嘘つきをこのまま野放しにしておく訳にはいきません。



そして無償提供した側のサントリーにも公の場で説明していただかなければなりません。どういう経緯で政治パーティーの場に毎年のように酒類を提供し続けていたのかを明らかにするべきです。同業他社からして倫理的に非常に問題ある行為だと述べられているのですからね。そして隠蔽に加担していたニューオータニ、新たな事実が明るみになる前に蓋をした検察、いずれも組織として問題があり過ぎます。






発覚から4年近く経過する桜を見る会前夜祭問題ですが、アベシンパは「いつまでやってんだ」「飽きた」といった思考力停止状態のご意見が寄せられています。






しかしこれだけ新事実が明るみになり、嘘や隠蔽でやり過ごし説明責任を果たしていない政治家をほおっておくことの倫理性を考えたらやはりほおっておく訳にはいかないでしょう。道義的・倫理的にも絶対許してはなりません。安倍元の場合は嘘と隠蔽と捏造があまりに酷いですから少なくとも議員辞職するまでは声を挙げていく必要があります。もっとも本来ならば豚箱に入るべき人物であることは間違いないのですから。
posted by yuuponshow at 17:13| Comment(0) | 桜を見る会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月04日

秘書と供述が食い違い!?嘘を嘘で塗り固める姑息な安倍元

本題に入る前に四月下旬に起きた、知床遊覧船転覆事故について触れさせていただきます。船長・添乗員を含む乗員26名のうち現時点で14名の死亡、行方不明者が12名という近年まれにみる大惨事となった海洋事故ですが、日が経つにつれ、運営会社における杜撰な経営内容が明らかになりました。







悪天候なのに無謀な強行出航、船の船体にひび割れ等の損傷あり、経験値の無い船長、基地局のアンテナ損傷放置、人件費の高いベテラン乗務員を次々解雇、次から次へと信じられない事実が明るみになっていますが、いずれも目先の利益に拘り、人材育成や船舶の補修などメンテナンスを怠り、自転車操業で会社を回していたツケが祟った顛末と言えるでしょう。運営会社には人命を預かる事業である認識が欠けており、もはや人災では済まされないレベルです。ともかく行方不明者におかれては一刻も早く見つかってほしいと願わずにはいられません。



このような会社の存在は残念ながら日本には数多く存在しています。日本銀行なんか見るとそうした兆候がとても垣間見えます。





一ドル130円を突破した20年ぶりの円安がもたらすのは国民生活を脅かすような物価高であり、それにより国民生活が窮することに繋がります。ところが国民生活の行方などお構いなしに国債金利の抑制に躍起となり、毎営業日指値オペを決行し続けなければ破綻しかねないという自転車操業状態の日本銀行、この無限指値オペが円安を更に加速させることになりました。10年近くにも及ぶ異次元の金融緩和継続は金融市場や企業活動を歪めることになり、いまだ出口戦略の見通しも立っていない、おまけに自分の失政を誤魔化すため「円安はプラス」などと吹聴する有様。



その後に禍根を残しかねないその場凌ぎ策ばかりで、結果、責任問題が浮上しても言い逃れに終始する点においては日銀の黒田総裁も知床観光船の桂田社長も似た者同士と言えます。そしてかつて日本の宰相だったこの男についても沈みかけていた疑惑が浮かびかがることとなりました。





国会答弁で嘘118回もついてしまった前代未聞の宰相であった安倍元総理大臣の桜を見る会前夜の夕食会における供述について、当時の秘書と食い違っている点が東京新聞で一面に取り上げられています。具体的な矛盾点は下の表で紹介されています。


安倍と秘書の供述食い違い.PNG



桜を見る会前夜祭の夕食会については、元公設秘書が略式起訴されたことを受け国会答弁の修正を余儀なくされた安倍元が2020年12月に衆参両院の議運委員会で釈明に追われることとなりましたが、これにより答弁において118回の嘘が発覚することとなりました。しかし今回秘書の供述調書も明らかとなり、更に議運の釈明と相違することとなりました。



嘘をついたことがバレて指摘され、釈明の場を設けておきながら、その場でも嘘をついていた可能性もあり、これは再度議運の場を設けなければ話になりません。総理大臣という立場でありながら、嘘を嘘で塗り固めるなど総理としてだけではなく国会議員としてあるまじき事態、事実ならば自分で述べたこの言葉に誓ってすみやかに議員辞職しなければなりません!


私はうそをいわないという嘘つき.PNG



いつまで桜やってんの?との意見もありますが、安倍元はいまだこれらの問題について説明責任を果たさずホテルの領収書も明細書も提出していない、おまけにこの略式起訴したこの公設秘書は、解雇されるどころか私設秘書としていまだ安倍事務所で働いているのです。そして秘書の供述矛盾が明らかとなった以上、もっと追及しなければなりません。



これを受けてアベシンパの有本香女史は東京新聞の記事についてミスリードだと意味不明なことをおっしゃっていますが、安倍元と秘書の供述の矛盾については指摘せず。シンパもこれについては突っ込めないといったところでしょうかね。それとも仲間扱いにされて迷惑しているのかな(笑)?






冒頭で触れた遊覧船会社や日銀のその場凌ぎの策ですら霞んでしまう自己保身のため嘘で嘘を塗り固める安倍元、こんなのが処分も起訴もされずいまだ平然とキングメーカーとして君臨しているのですから社会秩序が保てる訳がありませんし、このままで良いはずがあり得ません!!

posted by yuuponshow at 15:40| Comment(0) | 桜を見る会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月05日

新春の悪夢、嘘八百前総理返り咲きのシナリオ

皆さま、明けましておめでとうございます。新年初記事となりますが今年もどうぞよろしくお願い致します。



今年は本来ならば延期された東京オリンピックが開催されることになりますが、コロナ禍の収束見通したたない中で果たしてどうなることやらですね。政治を見ると前回の解散から4年経過していることから総選挙は必ず行われる年になります。更に東京都議会選挙と注目の選挙が目白押しとなりますが、今の混迷極まる政治を見ると変えなければならないという気持ちになります。



指揮権を発動できるのかできないのかはっきりしない菅総理ですが、首都圏の知事に押される形で今週2回目の緊急事態宣言を出すことになりそうです。しかし休業を要請するための補償面などが不透明なままで、もしかしたら補償無しになるのでは?と囁かれています。このままでは緊急事態を出したところで我慢を強いられる国民はたまったものではありません。状況が悪くなってから重い腰を上げるという超後手後手対応を見せつけられている私たち国民からすれば一刻も早く総理を替えてもらいたいと願わずにはいられません。

スポンサーリンク




早期退陣がささやかれている菅総理の後継者として名前が挙がっているのが、何とびっくり安倍前総理です!本日のテレ朝のワイドスクランブルでも取り上げられていましたが、もちろん世論の後推しなどではなく自民党内から出ているとのことです。年末にあれだけの醜態を晒しておきながらなぜ安倍前総理を推す声が党内から挙がるのでしょうか理解に苦しみます。






桜を見る会での野党からの追及で頑なに明細書の発行はなかったと突っぱね続けた安倍前総理でしたが、記憶に新しい昨年クリスマスでの議員運営委員会ではそれらの答弁が虚偽であることがバレてしまうことに。しかし自身は刑事責任を問われないことをいいことにホテルの明細書領収書の証拠物件の提出を拒み続けるという姿勢では、何のために国会招致に応じたのか?疑惑の真相解明に背を向けているとしか思えません。






本人は説明責任を果たしたと抜け抜けと吹聴していますが、それは国民側が判断すること。自分に都合良く解釈して真実を捻じ曲げてやり込めようとしているようですが、この男が国会で120回もの虚偽答弁を行った前代未聞・歴史上最大の汚点を残した最低最悪の宰相であることに違いはないのです。


桜を見る会参加者増.PNG


ところがこのような醜態を晒しながらもアベ待望論が自民党内部や安倍応援団から待望論の声が日に日に多くなっているようです。










安倍さんの禅譲内閣かと思っていたら媚中派の二階幹事長にべったりで意のままに操られているという印象から、菅離れが加速しているのでしょう。これはこれで良いことですが、よりにもよって嘘八百を再び担ぎ上げるとはトチ狂ってるとしか思えません。しかもこれらのツイッターの発信日を見れば分かるようにいずれも嘘デタラメであることが発覚した後ですので彼らからすれば例え嘘付きでも隠蔽しても安倍さんしかいないということなのでしょう。本来ならば国会議員を辞めざるを得ない状況であるにも関らずです。





どうもこの動き日本の同盟国と呼ばれるお国の情勢に重なって見えて仕方がありません。菅離れから安倍待望論を掲げるこういう連中の思想は保守でも何でもなく偏狭した陰謀論者であると言わざるを得ません。こういう連中の割合が一定数あることもコロナ収束が遠のいている一因ではないでしょうか。

posted by yuuponshow at 19:20| Comment(0) | 桜を見る会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする