2022年12月07日

杉田水脈を庇い続ける自民党という政党の資質

丸山大輔自民党長野県議が殺人事件の容疑で逮捕されるという衝撃的なニュースが報じられその余韻が残る中、今度は詐欺容疑でまたしても自民党関係者が逮捕されたという衝撃の報道が入ってきました。







持続化給付金の詐欺グループ3人が熊田裕通自民党衆議院議員の事務所スタッフとして活動していたそうですが、熊田事務所を巡っては、2021年3月にも元事務所スタッフ2名が持続化給付金の詐欺容疑で逮捕されており、今回の事件とあわせると、5名のスタッフが税金の詐取に絡んで逮捕されたことになるそうです。事務所の秘書や熊田議員本人の詐欺の関与は明らかになっていませんが、しかし詐欺グループの巣窟が国会議員事務所とは笑えない話です。でも自民党という政党を鑑みれば必然なのかなとも思います。ちなみにこの熊田裕通議員は東一教会のスピーチを行っているとのことでお約束通りと言えるでしょうね。議員本人が詐欺に係わりなかったとしても国会から世間から厳しい追及は避けられそうにありません。




厳しい追及を受けていると言えば今国会会期中、最も批判を浴びているのが杉田水脈総務政務官を置いて他にいないでしょう。不祥事や失言を指摘されればとりあえず謝れば済むことですが、この人は謝りもせず、むしろ新たな失言を生み出す有様、却って火に油を注ぐこととなりました。






杉田の『女性にも落ち度があった』という発言の指摘に対し、「刑事事件では不起訴になってるので性暴力は存在してなかった」という驚くべき言い訳、それ以外の過去の発言や寄稿文がほじくり返され、国会だけではなくメディアでも取り上げられるなど悪い意味で他の国会議員に比べて認知度は高まっているようです。





過去には新潮45という月刊誌で、差別寄稿文が問題となり同誌を廃刊に追い込むなどモンスターぶりを発揮したこともありました。一般的な感覚としては「差別発言する人」「侮辱発言をする人」という認識が世間で認識されている状況と言えます。事実、民事裁判では賠償命令の判決が出る始末で、どう取り繕っても擁護するには無理筋というものです。ところが、そんな杉田議員を守ろうと躍起になっている連中がいるのですから呆れたものです。






みんなで寄ってたかって杉田議員への追及をリンチ・イジメと称して反論しています。あちら界隈はこれはイジメの構図だと吠えてるのでしょう。しかし杉田議員は国会議員であり、政務官という内閣の一員なのですよ?政務官としての資質を問われることに真摯に答えるのが筋であり、当たり前というものです。この件以外の問題があった時でも杉田議員はまともに答えることはしなかったし、記者からの追及にエア電話とか姑息な手を使って逃げたりもしました。


杉田 エア電話.PNG



杉田水脈のあまりの不誠実な対応に業を煮やした直接の上司である松本総務大臣より、これまでの発言の謝罪と撤回を求められることとなります。決してイジメとかリンチとかそんな印象操作で片付ける事案ではないのです。本来、杉田支持者が杉田本人に苦言を呈さなければならないのに、庇った挙句、逆に批判者を攻撃する有様、こんな支持者だから本人がつけあがるんですよ。







公職にあるものの立場として本来ならば自らの問題が発覚したら会見を開くなどして対応するべきではないのですか?杉田議員の資質についてはこれまでの伏線もあり、政務官としてだけではなく国会議員として失格レベルであり、自ら辞めていただくしかないと思います。



しかしこれだけ世間からバッシングされても自ら辞めないのは本人のふてぶてしさだけではなく、自民党による手厚い処遇によるものが大きいのではないでしょうか。杉田は比例単独であり、選挙区で選ばれた訳ではありません。比例上位で自民が大きく議席を失わない限りは議席安泰なのです。なぜこのような差別者が選挙で優遇されるのか?それはもちろんあの人の存在なくしてあり得ませんでした。





櫻井よし子から杉田水脈を推奨された安倍晋三元総理は「すばらしい」と激賞。山口県とは何の繋がりもないのに安倍の地元である自民党山口県連に入れ、以来衆院中国比例で選挙の苦労もなく当選を重ねる。安倍という強大な後ろ楯亡き後もも総務政務官に抜擢されるという処遇は、自民党自体が杉田を無下にできない特別な事情があるとしか思えません。




岸田政権の支持率は軒並み凋落しており、その要因として杉田水脈の存在も少なからずあるでしょう。しかし岸田は杉田を切らない、閣僚3人切っても杉田は庇い続けるのはなぜか?杉田本人の資質もそうですが、自民党という政党そのものが杉田のような資質の政党であるということではないでしょうか。差別侮蔑主義者が自民党にあるべき人物であり、その姿勢を変えることはない。有権者の皆さんはこういう政党が政権を担っているということを深刻に認識していただきたいものです。
posted by yuuponshow at 18:45| Comment(0) | 杉田水脈 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月26日

誹謗中傷が込められた「いいね」が判決に採用され杉田水脈への任命責任が問われることに

旧統一教会の関係性について国会質疑で野党から厳しく追及を受けた際、「記憶にない」「また証拠が出てくるかも」と舐め切った答弁を繰り返し世間から大バッシングを浴びていた山際大志郎経済再生担当大臣がようやく辞任を表明しました。







やまぎわの場合は、教会との関係性もそうですが、先述した通りの野党や有権者に対し、舐め切った答弁をやらかしたことが大問題で批判を招き、ひいては岸田政権支持率低下の要因となったと思います。もっとも、関係性が明らかになっても、改造内閣でやまぎわを再任させた岸田総理の自業自得でしかあることは言うまでもありません。もちろんやまぎわだけじゃなく追及しなきゃならないのが自民党内にははたくさんいます。




岸田総理は教会に対し調査権を行使するとは言ってますが、その本気度はどうも疑わしいものがあります。これまで表沙汰になってる亡くなった安倍元を始めとした自民党と教会との繋がりを躊躇することなく詳らかに明らかにすることが総理として自民党総裁としてやるべきではないですか?




資質の欠ける大臣の任命責任についても、しっかり説明していただかなければなりませんが、こちらの方の追及も忘れてはなりません。







このブログでも散々指摘している杉田水脈議員、公職の身でありながらジャーナリストの伊藤詩織さんへの執拗とも言える誹謗中傷を繰り返した曰くつきの国会議員です。今回の判決ではツイッター機能の「いいね」が名誉棄損に当たるとして一審を覆して杉田に55万円の賠償命令が出たのですが、下のツイート引用分に判決文の概要が出ていますのでご覧ください。








【高裁判決(要約)】

(1)杉田議員の過去の言動や、伊藤さんや伊藤さんの支持者を中傷するツイートに「いいね」する一方で、杉田議員を批判するツイートには「いいね」していなかったといった事実から、杉田議員の「いいね」は好意的・肯定的な感情を示すために行われたものであることが優に認められる


(2)杉田議員の「いいね」は合計25回と多数回に及んでいる


(3)回数や杉田議員の過去の言動と照らし合わせれば、単なる故意にとどまらず、伊藤さんの名誉感情を害する意図をもって「いいね」をしたと認められる


(4)当時11万人のフォロワーがいる杉田議員のツイッターで行われたものであるから、不特定多数が認識し得る状況であり、杉田議員は国会議員であるからその影響は大きいと認められる





ということで、決して裁判官が拡大解釈して不当に重い判決を下した訳ではなく、これまでの杉田水脈の誹謗中傷レベルの言動が裏打ちされた判決によるもので、単なる「いいね」では済まなくなったということです。杉田曰く「いいね」は忘備録として活用したと主張していますが、それならば「ブックマーク」という機能があるのでそれを使えば良いだけの話、「いいね」はフォロワーのタイムラインに流れるようになっているので結果的に27万人以上のフォロワーに拡散しているということです。



それにそのいいねした内容というのが「枕営業に失敗」「ハニートラップ」「売名行為」などあまりに酷い誹謗中傷に対して25回もいいねをしているのだからこれらの悪意あるツイートを忘備録にとどめておこうなどという発想は常人には分かりかねます。この判決は正当性があり裏付けのあるものであることがお分かりいただけると思いますが、自民党工作員は理解できないようです。









もちろん、この判決はまだ確定ではなく、上告して最高裁まで争うことになると思いますが、杉田水脈が過去において執拗に繰り返した侮蔑冷笑中傷発言があってのこの判決です。こんな判決を受けた杉田が議員であるだけでなく総務政務官であることが異常なことであり、任命した岸田文雄総理の任命責任が問われて然るべきです。



杉田水脈ツイッターアイコン.PNG



アベ元に可愛がられ、選挙でも比例トップに置くなど党内でも優遇される杉田ですが、これまでの言動に対して何らアクションを起こさず、甘やかし放置してきた自民党や政権に批判の矛先が向かうことになるのは至極当然のことです。しかしやまぎわといい、指摘されてもやり過ごそうとする姿勢が垣間見える岸田政権ですから、自ら襟を正すなど期待できる訳がありません。指摘されても過ちを認めないから支持率凋落してるのに、取り返しのつかないことになりそうですがそういう思考もなさそうですね。



posted by yuuponshow at 18:35| Comment(0) | 杉田水脈 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月02日

杉田水脈の嘘に踊らされた哀れなファンクラブの醜態ぶり

菅政権の横暴極まる統制主義が露わになってきました。日本学術会議が推薦した候補者105名のうち、6名が官邸から弾かれたとのことです。この6名は安倍政権下での安保法制に反対の意を唱えていたとのことで思想が思わしくないとの理由で弾かれとの見方が強く、政権の横暴な人事介入が露呈されることとなりました。







この日本学術会議の任命は首相が行いますが、拒否権は持たないことが付帯決議で決まっています。内閣の機関ながら独立性を尊重することでこうした人事決定方針なのでこれまで推薦者が弾かれた例はなく、今回が初めてということで、いかに異常な行為であるかがお分かりいただけるかと思います。この措置がまかり通れば学問・思想の自由を保証する憲法違反に抵触する恐れがあり、大きな禍根を残すことになりそうです。





一方でこうした横暴を監視するメディアへの統制も着々と進んでおり、安倍政権と同様、メディアとの会食を活発化させています。更に驚いたのが安倍政権をメディア側から批判していた元共同通信社の柿崎明治氏を首相補佐官に抜擢したことです。柿崎氏の本来の立場であれば要請されても拒否するべき立場のはず、官邸に取り込んで懐柔させることで批判の声を上げにくくなることは明白で、引き受けた柿崎氏にどういうつもりなのか?と心境を明らかにしていただきたい。まったくこの腑に落ちない人事もそうですが、何か想像し難い圧力がそうさせているのでしょうか?

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今回も前回と同様、差別的な舌禍が話題となっている自民党の杉田水脈を取り上げたいと思います。前回記事にした時点では「女性はいくらでもウソをつく」という発言を本人が否定していました。これをすっかり信じ込んでいた杉田ファンクラブも同調してマスコミや野党の捏造だと信じ込んで敵とみなしたアカウントに対してエビデンスを示せと血気盛んに大挙突撃しており、非常に殺伐とした状況となりました。






更に杉田発言に苦言を呈した橋本聖子大臣にも証拠はあるのか?と不満を爆発させるなどシンパの怒りはヒートアップ。中にはこのように橋本の苦言はなかったかのように吹聴するものまで現れると、それを信じ切って橋本はそんなこと言っていないデマだこれがソースだと何ら証明にもならない下のツイートを引用した上で報道機関や識者のリプに反論するなど徹底抗戦を展開していましたが、結局情報に惑わされていたのはマスコミや野党ではなく杉田ファンクラブだったというほのぼのとしたオチまでついてしまいました。


津川鉄心.png


後で橋本大臣の苦言は後で音声や映像まで出てきており、橋本の苦言がデマというのも覆されることになりました。また下村博文政調会長に呼び出されて注意されるなど杉田を取り巻く状況は段々と危うくなることに。すっかりデマに踊らされた杉田ファンクラブですが、更に追い打ちをかける衝撃の展開が!遂に杉田水脈が観念して、発言があったことを認めてしまったのです。








これまでの舌禍を検証すれば杉田が発言していたのは明白であり、多岐に渡るメディアの報道を一切信じ込まなかった杉田ファンクラブの情弱ぶりが垣間見えた結果となりました。この人たちデマを扇動して杉田無罪を主張していたのにどの面下げて言い逃れするのでしょうか。たぶん一言も謝らずに野党はどうした?などと論点を逸らして何事もなかったかのように振舞うのでしょうね。ホントクズとしか言いようがありません。






それでも、嘘を言っていたことをスルーしてこのような都合のよい解釈で溜飲を下げるコメントもちらほら、こういうのは最後まで庇うのでしょう。もはや付ける薬はありません。






哀れな杉田ファンクラブの面々ですが、彼らは杉田の嘘に踊らされたという反省もなく、失望もせずますます熱を上げて支援するでしょう。だってこれまでの舌禍問題が取りざたされても批判もせず支持を止めなかった奇特な人たちですからね(笑) 願わくば早く杉田に失職して貰って、このファンクラブごと消滅願いたいところです。それにしてもこういう前科者を大した処分にも課せず放置し続ける自民党という政党もやはりまともではありません。舌禍では済まされない法律違反を仕出かした疑いのある人間を何人も抱えているところですからね。

posted by yuuponshow at 16:15| Comment(0) | 杉田水脈 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする