2020年07月07日

東京都知事選を終えた今、小池百合子の対抗馬候補者への総括をしてみた

先の日曜日に雌雄決した東京都知事選挙は現職・小池百合子の大圧勝でした。その勝ち方がえげつなく強く、2位宇都宮健児氏と3位山本太郎氏を合わせた得票でも及ばないばかりか、合わせてもダブルスコアでの惨敗となりました。






勝った小池百合子の総評は置いておくとして、今回3位に滑り込んだ山本太郎について書かせていただきます。都知事選公示日直前に突如出馬表明をして、同じリベラルである宇都宮候補と対峙することになった時点で違和感ありまくりでした。出馬に当たり記者から宇都宮候補と票が割れるのでは?と質問されたとき山本いわく、自民や小池支持層の票の取り崩しと無党派層を取り込むと息巻いていましたが、それらの票田コードはすべて小池に握られ、宇都宮支持に回った立憲支持者の票を分断させてしまうことになりました。







宇都宮は前回出馬した2014年から票を大きく下回ることになりましたが、山本と合わせても得票では小池百合子に遠く及ばないので結果だけ見ると山本が降りていればというたらればは通用しません。しかし候補者を絞っていれば対立構造が明確になり、プラスアルファの効果で少なくともこれほど圧勝はされなかったかも知れません。野党が分断したことが有権者も冷めてしまった影響も考慮しておくべきでしょう。問題なのは開票の結果とは別に深刻なのが野党共闘に溝ができてしまったことです。立憲の須藤元気議員が山本支援のために離党したことも立憲や野党共闘の支持者の怒りを買うことになったことは大きな禍根となりました。









上の金子教授のツイートMMTのことで事実誤認がありますが、立候補までの経緯からしてこう言われても仕方がありません。立憲が消費税減税に消極的なのは分かりますし、言ってることは正しいのですが、そこを何とかうまく立ち回って取り込まないと結果小池百合子を自民党を利するだけ、結果悪政が存続することに繋がるだけです。そして自分の足元をすくわれることにもなります。









山本太郎に関しては参院選の比例特定枠で身障候補者を優先させたことで比例での過去を含めた最高得票を獲得しながら落選したように、奇をてらった行動が目立ちます。その奇をてらった行動って有権者の見方によっては冷めてしまうんですよね。立花孝志が突然議員辞めて参院の補選に出たことを思い返してもらえれば分かるようにその後N国は凋落の一途を辿ることとなりました。何やってんだ?という空気が蔓延するとたちまち支持を失うことになります。どんなに正しいことを言ってもね。自分には熱狂的な支持者がたくさんいると高をくくって甘く見るとN国と同じ目に遭うなるということを山本太郎やれいわ支持者には忠告しておきたいと思います。





都知事選についてはもう一つ非常に稀というか史上初の現象が起きたことも印象深いです。候補者が出そろった中で5人の主要候補者がメディアで取り上げられましたが、その主要候補に祭り上げられたN国の立花孝志候補の得票は4万票という泡沫レベルの惨敗で、泡沫にされた桜井誠候補が18万票に迫る票を獲得するという泡沫が主要を喰ってしまったのです。







立花孝志など先述したように信用を落として然るべきことをやっていたので当然の結果ですが、主要候補としてメディアで取り上げられインタビューを受けて紹介されていながらこの結果は衝撃です。逆に立花の得票を大幅に上回り5位に入った桜井誠のメディアでの扱いようを見ると、腫物を扱うような感じなのが非常に笑えますが、この現象は既存メディアの敗北と言っても良いのではないでしょうか?非常に面白いものを見させてもらいました。



最後に私の地元・鹿児島県知事選が一週間後に開票が行われますので少し触れたいと思います。こちらは現職の三反園訓氏優勢とまでは言えず前職の伊藤祐一郎氏と新人の塩田康一氏の三つ巴の争いとなっています。三反園氏に関しては、前回悪評の高かった伊藤氏への反目票が集まり当選となった訳ですが、一期終えた評価としては伊藤氏とそう差のない県政運営となってしまい、一部支持者が離れてしまうこととなりました。









三反園氏は今回早々に自民公明から支持を取り付けるなどしたたかに選挙対策を進めていましたが、そもそも反自民の受け皿として前回立候補しておきながら自公に取り込まれたことが却って有権者からの反発を生むのではと見ています。どのような結果になるかは分かりませんが、主要三候補いずれも巨大権力の後ろ盾があり今後の県政運営にはあまり差は出ないかなと感じています。バックボーンが強い候補者が勝つのは鹿児島の特色ですが、それにより独自の色が出ないことに繋がっているのでしょう。今回ちょっと冷めた感じで見ています。

posted by yuuponshow at 22:35| Comment(0) | 東京都知事選 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月12日

小池百合子の学歴詐称問題追求は悪手、逆に都知事選を有利に導くことに

国会が来週17日をもって閉会の見通しですが、閉会となれば度々報道されている河井克之・案里夫妻の公選法違反の容疑で立件される運びとなります。そうなれば法外とも言える1億5千万もの政治資金提供も詳らかに明らかにされることになり、自民党内部や官邸の関与が取りざたされることになりただでは済まないはずですが、ここに来て不穏な噂が流れています。






手下がお縄になっても自分やその周辺には捜査は及ばずに済む。与党が国会閉会を打ち出して安倍総理がそれを良しとする姿勢を見せているのはこれが理由なのではないかとのことですが、これが本当ならば検察の権威失墜極まれりと言ったところですね。安倍周辺はこれまでの疑惑問題が噴出しても決して説明責任を果していない。検察捜査を手下までで握り潰せば方便尽くしで何とかなる、そう考えているかも知れません。いずれにしてもそのような及び腰の捜査をさせることは絶対に許してはなりません!





さて、今回は来月5日に控えた東京都知事選について語っていきたいと思います。公示が来週の18日ですからまだ日はありますが、ここに来てれいわ新撰組党首の山本太郎氏が出馬するのでは?との憶測が浮かび上がっています。宇都宮健児氏が出馬したことで、そちらの応援に回るのではと思っていましたからこれが実現したら理解し難い行動したもんだと言わざるを得ません。




個人的には宇都宮健児一択です。コロナ禍が蔓延したこのような不測の事態に対処するためには、終息後の会社更生整理業務をメインとして考えれば法的な部分に明るく実務に長けた人が首長となるのが相応しいですし、長年弁護士として消費者問題に係わってきたこともあり弱者に寄り添える姿勢があり、それを政治に生かせばコロナ収束後の都政を立て直せるのではないかと考えます。思想的には相いれ難いところもありますが、今回の不測の事態に対処するためには宇都宮で良いのではないでしょうか。




一方の現職・小池百合子も出馬を表明しており、これはもう本命間違いなしと言ったところですが、ここにきて学歴詐称の疑惑が再燃しています。前回の都知事選でも吹き上がりましたが、今回は前回以上に騒ぎ立てているように思えます。そんな騒動に楔を打つかのように小池知事の母校であるカイロ大学から1976年に卒業したと声明が出ました。






これで騒動が沈静化するかと思いきや、却って疑惑が深まったと騒ぎ立て、果てはカイロ大学に向けての賄賂を含む疑念まで持ち出しています。









あたかも小池がカイロ大やエジプト国に働きかけて政治工作を働きかけた言いぶり、というか詐称していると決めつけているようにも見受けます。まずこれについて疑惑追及するのは悪筋であるということを言っておきます。なぜならカイロ大が小池百合子の卒業を証明しており、大学が卒業を認めた以上、詐称になりえないのです。大学だけではなくエジプト大使館まで声明を出したのはマスコミを始めとした日本からの問い合わせが殺到したことへの影響によるものと思われます。



カイロ大学 声明.PNG



卒業証書や証明書もメディアで見せているのにこれが偽装されたものだと検証されているのでしょうか?そんなの聞いたことないんですがね。それにこれを検証できるのもカイロ大学だけなのですが。



小池 卒業証明書 卒業証書.PNG



過去の経歴詐称の話が持ち上がったときもカイロ大は事あるごとに小池百合子の卒業を公に声明を出しており、なぜ疑惑が再燃するのかまったく理解に苦しみます。ある者はアラビア語が喋れない、卒業してるが首席じゃない、更にはカイロ大の前の関西学院大中退も偽装だ!といったようにどうも坊主憎けりゃ釈迦まで憎いなんでしょうか?ちょっと度が過ぎて感情的になっているような気がします。







学歴詐称の刑事告発までしているようですが、しかしこの小池叩きもあまり効果はないばかりか、この学歴詐称疑惑追及が却って小池が利することになりそうです。これまでの小池百合子を振り返ってみれば降りかかった火の粉を振り払うだけじゃなく敵失を誘いこんで自滅させていますから相当立ち回りが上手いと言えるでしょう。



もはや学歴詐称で小池を追い込むことは無駄であり墓穴の元となるのでやめておくことです。下手したら外交問題に発展しかねませんからね。それよりもこれまでの小池都政を総括して批判する方が賢明と言えます。自分自身は上手に立ち回れても都政ではコロナ対策や築地問題を始め自分が掲げた公約も大半が守れず不満紛糾状態、都民ファーストの看板を掲げてながら自民党の要職との蜜月関係は維持するなど決して褒められた内容ではないのですからここを突いていくことです。とはいえなかなか牙城を崩すには厳しく手っ取り早く疑惑に頼りたい気持ちも分からなくはないですがね。



posted by yuuponshow at 18:47| Comment(0) | 東京都知事選 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月16日

このままでは反自民の受け皿にもなれない都民ファースト

今年1月に発足した小池百合子が実質率いる政治団体『都民ファースト』、私はこの政党に希望も期待も抱いていませんが、批判はしていませんでした。なぜならばヒステリックに小池批判を展開している有本おばさんと同類と思われたくないからです(笑) 冗談はこれくらいにして批判しないのは東京都連との抗争を繰り広げてくれたことで都議選で自民都連を壊滅的惨敗に導いてくれたこと。東京ガス跡地の汚染物質が地中深く眠っている豊洲市場への移転を延期したことにより不可解な移転の経緯や土壌汚染の実態が明るみにしてくれたことも大きかったでしょう。


反自民の受け皿として、自民党の対立軸としてここまで良い流れで進んでいたのですが、やはりというか所詮自民党崩れの政党であることが露呈されつつあります。都民ファーストが国政に進出するにあたり国政を取り仕切る形となった若狭勝衆議院議員は記者会見において新党の目玉政策として今の衆議院・参議院の二院制を一院制に変える憲法改正を掲げる考えを発表しました。


若狭勝 一院制.jpeg



ん?これが目玉政策?はっきり言って興醒めレベルの会見です。一院制にするということは議員定数の削減を目指したいのでしょうが、一院制など偏った政策議会になるのが目に見えています。それより広い見識のある議員が当選できるよう小選挙区制の廃止、中・大選挙区の復活・参議院のような非拘束名簿式にすると訴えるべきでした。今の政党名だけで票を投じてしまうような選挙システムは明らかにおかしいしどうせならこれを訴えるべきでした。



いや、それでも一応都民ファーストを謳っている政党であれば消費税の見直し、廃止を第一に掲げるべきでした。経済政策を語らず何が都民ファーストか!?ということで党の方針としてはあまりにズレた政策発表であり落第点やり直しレベルの酷いものです。



そして党の顔である小池都知事、延期していた豊洲移転を表明したものの、豊洲と築地を活かすという方針を立てたものの具体的な両立案はいまだ示されないままです。私はこの両立案を示した時、必ず豊洲での問題が再燃して破錠になると期待していました。それを見越した両立案であるとも推測していました。案の定最新の豊洲でのモニタリング調査では過去調査最高値の基準値である120倍ものベンゼンが検出され、検出されないことが基準となっているシアンは22カ所で検出されるという燦々たる結果となりました。






汚染状況が続く豊洲市場に追加工事をしたところで金の無駄であるし、こんな環境下など本来国の認可がおりるはずがないので移転計画は即停止としなければなりません。しかし都は調査報告しただけで移転の見直しを示唆する動きはありません。去年だったら都知事が先頭に立って即延期表明していたでしょうが今年は何故かフットワークが鈍いです。一度決めたからには移転あり気になっているのでしょうか?


それに豊洲は移転後の赤字経営問題も取りざたされており必ず運営に行き詰まることが確実です。両論あり気など到底無茶であり、いい加減に方針転換するべきなのですがね。この豊洲問題については既に自民党支持層の反小池はもとより、小池支持層からも不満が沸き起こっており、このままでは小池や都ファの信頼を失い失墜となることに繋がりかねません。


と、ここまで小池都知事と都民ファーストへの批判を書き綴りましたが、野党第一党の民進党がこの体たらくですし、いずれは国政に進出することになるでしょうからそれに合わせた形で党の方針や政策も変わっていくのではと希望的観測ながら当面の反自民の受け皿になって貰いたいものです。正直今の都ファのメンツでは頼りないし、党首がコロコロ変わるなど心もとない部分が散見されますが、他にめぼしい政党もないですしね。反自民の受け皿は当面ココしかないのですから批判しつつも日本国民に受け入れられるためのまともな政策を掲げておくようにとエールを送っておきます。



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posted by yuuponshow at 18:30| Comment(0) | 東京都知事選 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする