2022年07月11日

安倍元総理逝去と自民党大勝が今後の日本にもたらすもの

参院選の雌雄が決しましたが、その2日前には安倍元総理が銃弾に倒れ逝去したこともあり、何とも重苦しい雰囲気の中での投開票の日を迎えることになりました。結果を見れば自民党圧勝、維新躍進、野党は互いに潰し合いのような形で自滅という最悪の結果となりました。







選挙結果を受けて、マーケットが早速反応しています。株価は上昇したものの為替は24年ぶりの円安水準を更新することになり、物価高や円安(円暴落)不況に拍車がかかることになりそうです。何ら円安の対策を講じない自民党を選ぶとこうなることは誰でも分かっていながらそれでも自民に票を投じる人間がかなりの割合いるのですから驚きというか呆れる他ありません。




そして減税しない、ガソリンは下げない、景気対策のための臨時給付金といった救済措置も期待できない。救われるものも救われない自民党政権。野党がだらしないからと揶揄する声がありますが、政権運営により生活が脅かされる状況ならば対立候補に票を投じるのが定石というもの、文句言うべきは政権政党であり野党をとやかく言うなど筋違いも甚だしいのです。政権交代に繋がらない参院選での自民党敗北は、党内にはびこる欺瞞・怠慢を改めさせ、緊張感をもたらし国民生活に寄り添う政策に方向転換させるチャンスだったのです。




ちなみに私が投じた候補は選挙区は落選、比例区は当選したもののその党の議席を大幅に減らすこととなりました。散々な結果に直視できず、開票から一時間も経たずにテレビ消して情報を遮断しました。ここ数年の国政選挙でこういうのの繰り返しでホント嫌になりますが、この状況一体いつまで続くのか絶望感に苛まれています。




そして凶弾に倒れた安倍元総理について。このブログで最も叩いた自民党政治家です。襲撃の速報を聞いたときには、ヤジの一言でもかければすぐさま動いて排除されるような厳戒態勢の警備を敷いていたので大事には至らないだろうと思っていたのですが、速報からすぐに心肺停止の報が出て大変驚き信じられませんでした。それまでの厳重警備が奈良の現場では甘くなったのは何か運命めいたものがあったのでしょうか。




訃報を受けて与党、あるいは野党政治家からは「強く憤る」「暴力は断じて許さない」「民主主義の否定だ」などとコメントが寄せられています。これらの批難の言葉は確かにその通りなのですが、それで何ができるのでしょうか?こういうテロ行為を行う人間は安全とされる日本でも少なからずいるのだから、襲撃はあると想定した上で対策を講じなければなりません。言葉じゃなく行動ですね。そしてもう一つ注意を払うことがあります。それは政治家一人一人の言動です。




特に自民党側に見受けられる不注意な言動、少数弱者への配慮に欠けたものが多く、おごりたかぶり傲慢さが襲撃を誘引させることもあり得ます。安倍元総理の襲撃は宗教絡みのようですが政治政策に不満を抱く不平分子がいつ誰を襲撃するか分かりません。政治家というのは怒りを買われやすい職業であると認識した上でそれぞれ緊張感を持って身を引き締めるべきであると考えます。



最後になりますが、安倍逝去は自民党大勝の要因となったことは否めません。感情に流されやすいのが日本人気質と言えますが、そういう人ってやっぱり政治のことは理解していないんでしょうね。日本人は感情に流されるだけの余裕があるのでしょうか?今の政権に期待できるのでしょうか?弔う気持ちはわかりますが、選挙ってそんな感情で投票しちゃダメなんですよ。愚痴っぽい記事になりましたが、とりあえず今日はこの辺で失礼します。



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2022年07月06日

2022参院選!私はこの候補者に投票します。

国政選挙前に恒例となった「私は候補者に投票します」今回も理由を付けて発表させていただきます。その前に・・資金力と組織力に物を言わせて選挙戦を優位に進めている自民党大臣がまたしても失言やらかしてます。






こういう発言っておごり高ぶり以外何物でもないのですが、これがネットニュースで拡散されるとさすがにバツが悪かったのか当の山際大志郎大臣が釈明することになりましたが発言自体の撤回はしないそうです。自民党にこのまま投票し続けるということは、こういうおごりたかぶり勘違い議員を増やすことになるのです。




そんな自民党ですが、強大な権威を振りかざし利権の餌を「ホレホレ」と企業・組織にチラつかせて支援を集めているので、支持基盤はますます強化される形となっています。そんな利権にフラフラ寄ってしまったのか?政治にはあまり係わりが無いと思われていたこれらの団体が自民党支持を表明したことで大きな波紋を呼んでいます。







日本の音楽業界のほぼすべての領域にまたがっているのがこの4団体が特定の候補者を支持するという表明、これに所属する音楽関係者やミュージシャンは怒り心頭で、この4団体に対して正式に抗議声明と撤回を求めることとなりました。これを認めると所属する人間すべて自民党支持を表明した形になるので、関係者の抗議と撤回要求は当然の主張です。








それにしてもこの音楽4団体が、音楽業界にかかわりがあったとは言え生稲晃子と今井絵里子を支持とは支持表明に至るまでの経緯など当然自民党が暗躍したのでしょうが、表現の自由を守る立場にある音楽業界の組織が政治権力に媚びを売る日が来るとは。衝撃であり世も末です。




独裁暗躍政治が忍び寄ってきているのか非常に危惧しますが、私たち有権者はそれぞれの個々で自由な意思と思想があり、決して組織の柵で投票先を強制されてはなりません。組織・会社が特定政党に肩入れなんてナンセンス、これは音楽業界だけではなく私たち日本人全体が怒りの声を挙げるべきです。さて前置きが長くなりましたがそれでは本題に入ります。まずは私が住む鹿児島県での選挙区候補者をご覧ください。


2022鹿児島選挙区候補者.PNG



候補者は5名、自民、立憲、NHK、参政、無所属という顔ぶれとなります。情勢では自民優位と出ており、対抗馬が立憲候補、後は当選圏外のようで、ここは迷わず立憲民主党の柳誠子候補に投じたいと思います。定員1名の選挙区ですから、自民の対抗馬に票を投じるのが定石です。





次に比例区ですが、参院選の比例区は東京、九州といったブロック単位に候補者を擁立している衆院選とは違い、全国から候補者を選べるようになっています。候補者でも良いし政党名でも良い、このあたり候補者が限定される選挙区とは違って自分の推している候補者に票を投じることができるメリットがあります。ということで私の比例での投票先は日本共産党の田村智子候補に決めました。







田村智子議員の国会議員としての実績は申し分なく、分かりやすく理路整然と突き詰める国会質疑は迫力あり引き込まれる思いです。女性議員数多くあれど、党を超えてこの人に一番女性初の総理大臣になってほしいと思っています。が、その前に共産党の党首になってほしいです。そうなれば共産党も劇的に変わることでしょう。




私はこれまで過去2回の国政選挙において比例区はれいわ新選組に投票しましたが、ロシア非難決議や党首の鞍替えなど、もろもろ納得できないところもあり今回はれいわに入れないことにしました。それでも無党派・無関心層の掘り起こしに貢献して、政策も共感できるので野党共闘の枠組みとして今後に期待したいです。




ということで、残り数日で投開票を迎える参院選ですが、結果次第では日本の将来を左右する大きな転換点となるかも知れません。そのためには投票率を上げるしかありませんが、ここ最近の日本の国政選挙は投票率50%に満たないのが現状です。とりわけ今回は物価高など国民生活に直結する大事な選挙です。そんな大事な選挙に票を投じないなど信じられないし、自分の首を絞めるだけです。物価高に何ら対策を打たず放置している自民党政権ですが、それが優勢だそうです。それを許して良いのか?自分が投票しても変わらないなどと思わず、自分が変える気で票を投じましょう!雌雄決する投開票日を心して待ちたいと思います。

posted by yuuponshow at 18:30| Comment(0) | 国政選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月29日

ピントズレと政治に関心なさそうな知名度だけの自民党候補が優勢の現実

参院選選挙が中盤を迎えました。国民の生活に直結している物価高の影響もあり、経済対策を柱に大きな争点となるはずなのですが、世間の反応はいまいち盛り上がりません。それもそのはずでテレビのワイドショは選挙の話題は一切報じられていないのですから。







確か10年以上前を思い返すと、テレビのワイドショーは各局とも選挙区ごとに全候補者を取り上げたりして長い尺で報じていたのを見た気がするのですが、今のこの様では選挙があること自体知らない人もたくさんいるでしょうね。報じるべきものを報じないこうしたメディアの不遜な対応が昨今のメディア不信に繋がっているのです。政治に無関心な国民をつくりだす一翼を担ったのはメディアに存在価値などありません。




政治に無関心な人間が増えれば、投票率低下に繋がる。すると組織力のある政党が有利になります。訴えていることや実績、人物像などどうでも良くただ「○○党から出ているから」という理由だけで票を投じてしまい楽楽と当選してしまうのが現状であり、世論調査での自公政権有利との情勢がそれを表しているのです。その資金力・組織力No.1の巨大政党は景気回復のために必要な減税には一切手を付けず、むしろ減税したら年金3割削減するぞと脅す始末です。








先週の高市デタラメ発言も酷いもんですが、茂木幹事長のこの発言が有権者から怒りを買うのは必至と思われたのですが、メディアが一部を除いてこれに一切取り上げないこともあり、大々的に拡散されることはありませんでした。メディアを懐柔したから怖いものなし、有権者はますます舐められっぱなしです。それではここで国内最大数の有権者を抱える東京選挙区の現時点での情勢を取り上げたいと思います。現状自民の2人の候補者がリードしています。







6人の定員枠に2人当選確定圏内とはさすが組織力・資金力がモノを言う形となっています。しかしこの2人の自民党候補者ですが、肝心要の経済政策を問われるとピントズレしてるのもいれば、まったく理解していないというか政治そのものに興味あるのか疑わしいものもいて、知名度と巨大政党の後ろ楯だけで当選圏内に入っているようです。朝日けんたろう候補の一番に掲げるべき経済政策がインバウンド需要頼みだそうで、本気か天然か知りませんが、日本再興やる気なし自民党にお似合いの候補者ですが、これに票を投じるなんて一般的感覚からして絶対無理ですよ!!!






そしてもう一人の生稲晃子候補は、経済政策云々どころか政治家として思想も政策もなく単に元アイドルの知名度だけで自民に担ぎ上げられた神輿としか言いようがありません。






たくさんある質問に無回答で、唯一憲法改正には賛成とかこれだけは賛成しろとお偉い方に言われたのでしょうか?基本的人権を抹消しようとする自民党改憲草案を見てそう言えるならば恐ろしいですが、恐らく見てもいないでしょう。こんな程度の人間を昔の名前で知名度があるからって候補者として立てるとは、これもすべて有権者を舐め切ってる自民党という政党の成せるワザと言ったところでしょうかね。


参院選 掲示板.PNG



スポーツ選手や芸能人の知名度が頼りで政治はもとより経済対策に無関心、または不勉強の候補者が集う岸田自民党に票を投ずるなど、自分で自分の首を絞めるようなものです。白票や棄権も然り。政権選択選挙ではない参院選でやるべきことは自民候補を一人でも多く削ぎ落し、尻に火を付けてやる気を起こさせないとこの国は破滅しかありません。普段自民党を支持する人たちもその点はしっかり認識してほしいですね。


posted by yuuponshow at 16:50| Comment(0) | 国政選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする