2020年06月09日

「何もしてこなかった」と家族会に言わしめた拉致問題における安倍政権の対応

北朝鮮による日本人拉致事件の被害者・横田めぐみさんの父親であり、家族会代表を務め救出活動の先頭に立ってこられた横田滋氏が永眠しました。愛娘との再会叶わずどんなに無念だったことでしょうか。当事者となりその心中は我々には理解し難い謹んでお悔やみ申し上げます。







私はどの国会議員よりも拉致家族会と深い関わりがあったのだとアピールするかのようにエピソードを織り交ぜながらの哀悼の意を表明した安倍総理ですが、少なくとも7年以上にも及ぶ第二次政権において拉致被害者の帰国はもとより、交渉すらも一切なかったというのは何もしてこなかったと言わざるを得ない。コメントを見ても断腸の思いとかあらゆるチャンスを逃すことなくとかこれまでの使いまわしばかりで白々しく感じてなりません。2014年に二人の拉致被害者の生存情報を握りつぶしておいてよく言えたものです。拉致家族会もそれを感じているのか同じ家族会の飯塚繁雄氏のコメントがそれを表しています。









安倍総理と拉致問題は深い関わりがあります。そして拉致問題によって安倍晋三という国会議員がクローズアップされたと言っても過言ではありません。その最たるエピソードとして知られているのが2002年9月の小泉純一郎首相の訪朝による日朝交渉により翌月に5人の拉致被害者が日本に一時帰国したのですが、当時副長官だった安倍首相が拉致被害者を「北朝鮮に戻さない!」という政府決断を主導したことです。







蓮池透氏の言い分とはやや食い違いがあるもののともかくこの行動と決断が拉致家族会からの信頼を得られるようになり、国内の保守派や嫌北勢力の間で大いに評価が高まりました。こうして強力な支持基盤を得た保守政治家安倍晋三は自民党幹事長、内閣官房長官という出世コースを歩み、52歳という若さで内閣総理大臣へと昇りつめていくことになりました。



拉致問題解決は安倍政権にとっての最重要課題と誰もが信じて疑わず、安倍総理自身も拉致問題解決を事あるごとに訴えてきた・・・はずですが、いつの間にかその情熱も薄れてしまったようで、むしろ進展せず不平不満が募るようになったことで足かせに感じたのでしょうか、こんなことを発してしまうようになりました。


安倍拉致1.PNG安倍拉致2.PNG安倍拉致3.PNG安倍拉致4.PNG



漫画家のなすこさん@nasukoB のツイートから拝借した四コマ漫画です。漫画のようにオチが付くブラックジョークですが、これが実際に素でやってしまってるのですから家族会からすればたまったもんじゃありませんしお気の毒としか言いようがありません。こんな調子ですから家族会の横田早紀江さんから思いを綴った手紙を安倍総理に送ったにも拘わらず梨のつぶてだったことは容易に想像できるでしょう。






それでも自分が出世の足掛かりとなった拉致問題集会には足を運んで拉致被害者奪還を!と力強く家族会や自分の支持者にアピールする安倍晋三総理の面皮の厚さといったらありません。







対話のための対話はしないと言いながら条件も付けずに金総書記に会うと言ったり迷走しているから逆に相手に付け入られることになるのです。






口だけで行動は伴わない、無駄に時間だけを浪費させてしまうだけだった。これが安倍政権における拉致問題への取り組みの顛末と言えるでしょう。「政府は何もしてこなかった」飯塚氏のこの言葉に尽きますが、そうした苦言に耳を傾けることのない安倍政権に解決など期待する方が無駄であると言えるでしょう。

posted by yuuponshow at 17:52| Comment(2) | 外交問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月27日

日米不平等貿易交渉でウィンウィンを強調する安倍政権と事実を隠蔽する忖度メディア

消費税増税を目前に控えたこの時期に日本とアメリカの貿易交渉が最終合意し安倍首相とトランプ大統領が共同声明に署名しました。米国日本双方とも貿易交渉での成果を誇示した上で安倍総理はお得意のフレーズWinWinを使って成果ありと強調しています。



日米貿易交渉合意.PNG




実際の合意内容としては牛肉関税の大幅引下げとなり、これまでの38.5%から9%まで段階的に引き下げられることとなりました。これ消費者は安い方に流れていくことになるので国内畜産農家としては大打撃です。



関税大幅引下げ.png



米国の農家にとっては日本の大幅な関税撤廃は大勝利であるし、おまけに余ったトウモロコシまで買ってくれたりして本当に笑いが止まらないでしょうね。対する日本は自動車関税撤廃は継続協議という名目で先送りとなり、追加関税の発動はなし、つまり現状維持のままということになりました。これでどうしてウィンウィンになるのか?安倍論理には相変わらず首を傾げたくなります。









事実上の敗北外交をやらかしてしまった日本政府ですが、メディアによっては日本の方が国内産業を守って日本が勝利したという謎の見解が示されています。









政府閣僚やネトサポさんたちの見解としてはどう見積もっても引き分けとするのが関の山といったところでしょうが、引き分けですらも大幅な大甘査定なのですが(笑)














外交の安倍としての体裁を死守すべく日本の敗北を頑なに認めようとしたくないのでしょうが、日本の国内産業にとって低迷は間違いなく避けられません。ただでさえ台風による災害と豚コレラによる甚大な被害、そして増税による経済の悪化が避けられないのに国内産業への仕打ちも重なり国内農畜産業を壊滅しかねない惨状となりました。第二次安倍政権が発足して7年、いい加減に国を破壊する政策を積極的に推進している安倍政権をメディアや識者が総括するべき時ではないでしょうか!?




ところでネットニュースでは衝撃的なニュースが飛び込んできています。








共同通信が報じた福島第一汚染水から毎時3シーベルトの放射線量が観測されたとの報道。3シーベルトは短期間で2人に1人が死に至るレベルの放射線が原発内で観測されているという衝撃的な記事ですが、地上波のメディアや紙媒体のマスコミはこの報道を一切していない模様です。なぜこれが報じられていないのか?事実ならば緊急事態であり、国内で注意喚起し場合によっては避難させなければなりません。なのに随分平穏な感じで気味が悪いですが、これも安倍政権へのネガティブな情報を忖度して規制しているのでしょうか?本当にこの国はどうしちゃったんでしょうか?



posted by yuuponshow at 22:33| Comment(0) | 外交問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月27日

明らかな朝貢外交なのにWinWInと大本営発表するデタラメ安倍政権

韓国の日本との軍事協定破棄が決定的な要因となり、それに加えて日本人女性が韓国で暴行を受けたことも重なって日本国内において過去最大と言っても良いくらい嫌韓感情が高まることとなりました。韓国のバッシングが高まると何故か安倍政権支持率が高まるという方程式の通り、政権支持率も各メディアで5割から6割近い数値を叩きだしています。



増税しても、売国しても、国会を開かなくても韓国叩けば支持率が上がるのだからこんな楽な世論誘導はありません。自民党の中の人間もそれを知っているから韓国叩きの言動が目立ちます。悪いのは韓国なのは当然ですが、それで政権支持率が上がるのは腑に落ちません。安倍政権の政策どれをとっても褒めるところなどないのですから。






そんな嫌韓騒動に隠れる形で発表された日米貿易交渉の内容が明らかとなりました。








大まかな内容としては、


牛肉関税38.5%→9%


豚肉 1`最大482円→50円


日本が求めていた乗用車とトラックの関税撤廃は、継続協議。


追加で米産トウモロコシの追加輸入



ということで牛肉はTPPと同水準の関税大幅引き下げ、日本側が求めていた車関税撤廃は先送りとなり、日本側には何らメリットのないアメリカ様への朝貢外交が確定した訳です。それでも政府は日本側にもメリットがあったとWinWinを強調しているのです。








飼料不足とは初耳ですが、唐突に発表されたトウモロコシ飼料を敢えて別枠で大量に仕入れる必要などあったのでしょうか?
自民党工作員共はヒゲ佐藤のツイートを根拠に拡散しているようですが、早速反論されています。









また東京新聞でもトウモロコシ追加輸入は過剰であると指摘されており、米中貿易戦争の煽りを喰って日本が中国の分を被ったと捉えるのが自然でしょうね。









参院選前にアメリカのトランプ大統領が参院選前にぶち上げていた「8月に良いことがある」がこれで証明された訳ですが、片や日本の朝貢外交を見せつけられた私達日本人はたまったもんじゃありません。そもそもTPPに加盟していない米国がTPP加盟国と同等の条件であることから、いかに米国に阿っているかお分かりいただけるかと思います。



反対を唱えてきたTPPを日本が主導で行い、聖域とされた農産物も大幅関税引き下げられ嘘をつかれまくった国内農家のダメージは計り知れません。そして10月には来るべき消費税増税で我々一般国民が大ダメージを受けることになります。嫌韓にうつつを抜かす日本人が多い中で、深刻な事態が目前に迫っていることを把握している人は果たしてどのくらいいるのでしょうか?
posted by yuuponshow at 18:54| Comment(0) | 外交問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする