2020年08月21日

拉致問題解決に主眼を置かなくなった安倍政権拉致対策本部の闇

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で贈賄罪で起訴された衆院議員秋元司容疑者が今度は中国企業側に裁判で虚偽の証言をするよう依頼し、報酬の現金2000万円の供与を申し込んだとして、組織犯罪処罰法違反の疑いで3回目の逮捕となりました。



贈収賄にとどまらず、今度は偽証を依頼する証人買収容疑とはなかなかの逸材ですが、それでも議員辞職はいたしません。河井夫妻もそうですが、どうもあちら界隈は逮捕されても議員辞職しなくても良い的な考えを持っているとしか思えてなりません。それにしても2000万円で虚偽証言を持ちかけたり、逮捕拘留されながら保釈金3000万円用意して保釈されたりと金回りが良すぎます。IR疑獄など一個の議員だけで片付く話ではないし、その点本人だけではなく自民党もきっちり説明する必要があると言えるのではないでしょうか。しかし親分である安倍総理など疑惑まみれながら説明もしない責任も取らない、これでは子分にも示しがつかないし、親分もそうなのだからと違法行為も厭わないという姿勢のようですから、ほんとに自民党はモラルハザードが欠落している政党であると言えますね。






前置きはこのくらいにして今回は拉致問題について取り上げたいと思います。北朝鮮による日本人拉致を北朝鮮側が正式に認めて被害者が帰国したのが2002年のことです。あれから18年経ちましたが、残念ながら今だ解決には至っていません。時間も経ち何ら解決の糸口すら見いだせず、風化しつつある中、安倍シンパ界隈が立憲民主党議員の有田芳生の北朝鮮へのビザ無しで渡航で賑わっています。






有田芳生に関しては何ら擁護するつもりもありません。有田は国会議員であり私達国民の血税で賄われている議員歳費で渡航しているのですから一般人はもとより国会議員でもあり得ないビザ無し特権を使って何をしていたのかを国民に説明するべきです。が、一方で長らく家族会と共に拉致事件解決に取り組んできた特定失踪者問題調査会代表の荒木和博氏が有田の件も絡めてこのような声明を出しています。







荒木氏の見解は被害者からの立場でどのような形であれ、解決に導くのであれば方法は厭わないというもの。その点でスタンドプレイが目立つ有田に否定的ですが、一方で安倍政権のやる気の無さにも言及しています。政府は拉致問題を利用していることは度々指摘されていますが、「家族会、横田家に『安倍けしからん!』と言わせないようにすること」これはまさに的を射ています。



横田哲也 卑怯.PNG



ガス抜き要員となり下がり怒りもせず、コントロールされ思考停止に陥った家族会の存在は、安倍政権にとって何より心強いことでしょう。しかしその代償はあまりにも大きいものでした。8年間の政権運営で何ら解決の糸口すら見いだせずただ時間だけが経ち、家族も次々と亡くなり拉致問題の関心が薄れるだけ、荒木氏は家族会のこうした言動が拉致解決を滞らせた要因と捉えているのです。



日本政府は有田の闇ルートの存在が明らかとなった以上、政府は有田に尋問してでも拉致問題解決として活用するべきなのに何らアクションを起こそうとしません。同じく北朝鮮と精通しているアントニオ猪木元議員に対してもそうですが、独自ルートのある彼らを活用することもしない、当初はやる気だけは見せていたのに最近ではまったく触れようともしていないのにこれで政権批判するなとかよく言えたものです。



安倍拉致3.PNG





荒木氏いわく、「物凄いかさぶたはそう簡単に穴が開けられる訳ではない、でも穴を開けてみればそこから膿が出てくる、これが事態を動かす大きなきっかけになる」と述べていますが、安倍政権は何か穴を開ける努力をしてきたのでしょうか?失踪者情報が報じられてももみ消してはかさぶたが増すだけでますます解決が遠のいたように思えてなりません。








言葉だけではなくいかに実行するかが大事であるかは安倍政権という反面教師を見てつくづく思い知りました。それでも家族会からの信頼を得ているようにこの政権はしたたかに立ち振る舞い、一定の保守層からの信用を得ています。8年も続く政権ですから揺るがない地盤があるのでしょうが、これだけ長く政権やらしておいて何ら文句も出ず思考停止に陥ってはそれはもはや教祖さまを褒め称える信仰レベルでしかありません。

posted by yuuponshow at 18:50| Comment(0) | 外交問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月09日

「何もしてこなかった」と家族会に言わしめた拉致問題における安倍政権の対応

北朝鮮による日本人拉致事件の被害者・横田めぐみさんの父親であり、家族会代表を務め救出活動の先頭に立ってこられた横田滋氏が永眠しました。愛娘との再会叶わずどんなに無念だったことでしょうか。当事者となりその心中は我々には理解し難い謹んでお悔やみ申し上げます。







私はどの国会議員よりも拉致家族会と深い関わりがあったのだとアピールするかのようにエピソードを織り交ぜながらの哀悼の意を表明した安倍総理ですが、少なくとも7年以上にも及ぶ第二次政権において拉致被害者の帰国はもとより、交渉すらも一切なかったというのは何もしてこなかったと言わざるを得ない。コメントを見ても断腸の思いとかあらゆるチャンスを逃すことなくとかこれまでの使いまわしばかりで白々しく感じてなりません。2014年に二人の拉致被害者の生存情報を握りつぶしておいてよく言えたものです。拉致家族会もそれを感じているのか同じ家族会の飯塚繁雄氏のコメントがそれを表しています。









安倍総理と拉致問題は深い関わりがあります。そして拉致問題によって安倍晋三という国会議員がクローズアップされたと言っても過言ではありません。その最たるエピソードとして知られているのが2002年9月の小泉純一郎首相の訪朝による日朝交渉により翌月に5人の拉致被害者が日本に一時帰国したのですが、当時副長官だった安倍首相が拉致被害者を「北朝鮮に戻さない!」という政府決断を主導したことです。







蓮池透氏の言い分とはやや食い違いがあるもののともかくこの行動と決断が拉致家族会からの信頼を得られるようになり、国内の保守派や嫌北勢力の間で大いに評価が高まりました。こうして強力な支持基盤を得た保守政治家安倍晋三は自民党幹事長、内閣官房長官という出世コースを歩み、52歳という若さで内閣総理大臣へと昇りつめていくことになりました。



拉致問題解決は安倍政権にとっての最重要課題と誰もが信じて疑わず、安倍総理自身も拉致問題解決を事あるごとに訴えてきた・・・はずですが、いつの間にかその情熱も薄れてしまったようで、むしろ進展せず不平不満が募るようになったことで足かせに感じたのでしょうか、こんなことを発してしまうようになりました。


安倍拉致1.PNG安倍拉致2.PNG安倍拉致3.PNG安倍拉致4.PNG



漫画家のなすこさん@nasukoB のツイートから拝借した四コマ漫画です。漫画のようにオチが付くブラックジョークですが、これが実際に素でやってしまってるのですから家族会からすればたまったもんじゃありませんしお気の毒としか言いようがありません。こんな調子ですから家族会の横田早紀江さんから思いを綴った手紙を安倍総理に送ったにも拘わらず梨のつぶてだったことは容易に想像できるでしょう。






それでも自分が出世の足掛かりとなった拉致問題集会には足を運んで拉致被害者奪還を!と力強く家族会や自分の支持者にアピールする安倍晋三総理の面皮の厚さといったらありません。







対話のための対話はしないと言いながら条件も付けずに金総書記に会うと言ったり迷走しているから逆に相手に付け入られることになるのです。






口だけで行動は伴わない、無駄に時間だけを浪費させてしまうだけだった。これが安倍政権における拉致問題への取り組みの顛末と言えるでしょう。「政府は何もしてこなかった」飯塚氏のこの言葉に尽きますが、そうした苦言に耳を傾けることのない安倍政権に解決など期待する方が無駄であると言えるでしょう。

posted by yuuponshow at 17:52| Comment(2) | 外交問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月27日

日米不平等貿易交渉でウィンウィンを強調する安倍政権と事実を隠蔽する忖度メディア

消費税増税を目前に控えたこの時期に日本とアメリカの貿易交渉が最終合意し安倍首相とトランプ大統領が共同声明に署名しました。米国日本双方とも貿易交渉での成果を誇示した上で安倍総理はお得意のフレーズWinWinを使って成果ありと強調しています。



日米貿易交渉合意.PNG




実際の合意内容としては牛肉関税の大幅引下げとなり、これまでの38.5%から9%まで段階的に引き下げられることとなりました。これ消費者は安い方に流れていくことになるので国内畜産農家としては大打撃です。



関税大幅引下げ.png



米国の農家にとっては日本の大幅な関税撤廃は大勝利であるし、おまけに余ったトウモロコシまで買ってくれたりして本当に笑いが止まらないでしょうね。対する日本は自動車関税撤廃は継続協議という名目で先送りとなり、追加関税の発動はなし、つまり現状維持のままということになりました。これでどうしてウィンウィンになるのか?安倍論理には相変わらず首を傾げたくなります。









事実上の敗北外交をやらかしてしまった日本政府ですが、メディアによっては日本の方が国内産業を守って日本が勝利したという謎の見解が示されています。









政府閣僚やネトサポさんたちの見解としてはどう見積もっても引き分けとするのが関の山といったところでしょうが、引き分けですらも大幅な大甘査定なのですが(笑)














外交の安倍としての体裁を死守すべく日本の敗北を頑なに認めようとしたくないのでしょうが、日本の国内産業にとって低迷は間違いなく避けられません。ただでさえ台風による災害と豚コレラによる甚大な被害、そして増税による経済の悪化が避けられないのに国内産業への仕打ちも重なり国内農畜産業を壊滅しかねない惨状となりました。第二次安倍政権が発足して7年、いい加減に国を破壊する政策を積極的に推進している安倍政権をメディアや識者が総括するべき時ではないでしょうか!?




ところでネットニュースでは衝撃的なニュースが飛び込んできています。








共同通信が報じた福島第一汚染水から毎時3シーベルトの放射線量が観測されたとの報道。3シーベルトは短期間で2人に1人が死に至るレベルの放射線が原発内で観測されているという衝撃的な記事ですが、地上波のメディアや紙媒体のマスコミはこの報道を一切していない模様です。なぜこれが報じられていないのか?事実ならば緊急事態であり、国内で注意喚起し場合によっては避難させなければなりません。なのに随分平穏な感じで気味が悪いですが、これも安倍政権へのネガティブな情報を忖度して規制しているのでしょうか?本当にこの国はどうしちゃったんでしょうか?



posted by yuuponshow at 22:33| Comment(0) | 外交問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする