2016年07月30日

年金運用が昨年度5兆3000億の損失、追加緩和も効果なく日本経済の復興道険し

参院選挙の影響に考慮して運用額の発表を遅らせ、選挙を終えて終えてようやく発表されることになった昨年度2015年のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)による運用実績額は5兆3000億円の赤字となりました。

年金5兆3000億円赤字.png




昨年の7−9月はチャイナ・ショックの影響もあり、運用実績がマイナス10兆円近い損失規模となったことでGPIFと政府が批判に晒されたこともあり、今年度からは年に四期ごとの発表から年に一回の発表に切り替えました。長期運用しているのだから短期の損得を発表しても意味がないというのが建前のようですが、これは役人の言い分、我々国民が支払った財源なのだから短期周期で報告するのが当然のこと。しかも国民の承諾なく勝手に株に投ずる年金運用割合を倍に増やしたのですからね!!




GPIF 推移.png


これまでの年金運用の推移を見てみると昨年度ではマイナスとなったものの、トータルでは黒字です。一年くらい赤字でもトータルで見れば黒字なんだから目くじら立てるなよという意見もあるでしょうが、よく考えて貰いたいのが年金運用の割合を2014年10月より倍に引き上げているということ。つまり引き上げていなければ損失額を大幅に抑えられたということです。今年はEUショックもあり混迷を極める世界経済に左右されやすくなっているという状況を鑑みれば株価への年金運用割合を増やすのは相当なリスクがあり非常に危険と言えます。


年金支給は毎年の年金保険料の払い込みで毎年の年金の支給原資に充てているので、単年度決済になります。年によってはプラスの時もあればマイナスの時もあります。もしプラスになれば、年金積立金特別会計に繰り入れ、マイナスの年があれば、この積立金から取り崩しますので一年の運用失敗が元でですぐに支給が減らされる心配はありません。しかし少子高齢化が進むとその年金積立金も切り崩されるのは確実となります。これまでは払う人の方がもらう人より多かったので年金積立金も切り崩すことはありませんでしたが、今後はそうはいみません。ゆえに下手に大幅な運用損失を出し続ける訳にはいかないのです。


株式投資はいわば博打になります。確実に儲かるなどという上手い話ではありません。リスクのある株式投資の割合が全体の50%を占めるというのは異常です!また意図的に株価操作を行うことも可能なので実体経済に伴わない株バブルを生み出す要因となってしまいます。儲かれば良いというものではない、こんなバカな運用割合などすぐにでも改めるべきです!!

その実体経済の伴わない株価上昇を促すために日銀は黒田総裁就任から計四回目となる追加緩和を実施しました。今回はETF(上場投資信託)の年6兆円もの買い増しとなったのですが、なぜか株価は下落、為替もドルに対して2円以上もの円高となる事態に、この市場の予想外に反応についてはもはや緩和政策が賞味期限切れとなったとの分析もあります。頼みの株価上昇もならず下落してしまうとは黒田や安倍も相当頭を抱えていることでしょう。



これから先いくら金融緩和をしても国民消費を促すことに繋がらなければ話になりません。また消費税増税という最大最悪の劇薬が足を引っ張っていることにいい加減気付かなければ経済再生など安倍政権においては絶対無理と言わざるを得ないでしょう!!


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posted by yuuponshow at 22:39| Comment(0) | 年金運用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月16日

株には気前よく注ぎこんでおきながら支給は削減される年金資金

年金積立金を株価維持のためにつぎ込み、多額の損失を出しても知らん顔の自民党政権。庶民虐めはそれだけに飽き足らず、その年金を実質引き下げるという法案改正を示唆したようです。


年金抑制.jpg


●低年金の高齢者に打撃 改革関連法案 支給さらに抑制url




我が国の年金制度では、物価上昇に合わせて上昇する年金支給額も伸びるのですが、 「マクロ経済スライド方式」により支給額の伸びを自動調節し抑制するというものです。


年金スライド.jpg


この制度を導入することで年金給付の急激な支出を抑えることになり、将来の現役世代の保険料負担が重くなりすぎないように年金積立金の年金財政の均衡を図ることができます。日本はデフレの影響で長らく物価上昇しておらず、今年度制度開始導入後初めて適用されました。


この制度の問題点は物価上昇に合わせて支給額を抑え込むやり方なので、実質支給額が目減りしてしまうことにあります。そして今回の法改正では景気が上向いた時にデフレ下で実施できなかった抑制分を次の年度以降に繰り越し、景気が上向いた時にその年度の抑制分と合わせ実施することになります。現行でマクロ経済スライドを実施すると約三十年後に約三割目減りする見通しになります。


要するに景気が停滞し続ければ、抑制分が積み重ねられ本来物価上昇に合わせて上昇する年金支給分もそれだけ抑えられてしまうことになります。あざといというか卑怯というかよくこんな酷い改革案を出せるものです。あらゆる増税策で庶民をいたぶり続けている安倍政権だからなせる業なのでしょう。



今回のこの法改正の動き、GPIFの年金積立金の運用が思うようにいかないことも関係していると思われます。16000円前後から株式投資への年金運用を倍増させて一時は21000円近くまでいきながら現在17000円台に停滞中。株価を更に引き上げるために高値でぶっこんでいるでしょうからその損失額は計り知れません。しかし安心運用と偽っている手前、簡単には損失確定させないでしょう。大きな含み損を抱えている可能性が高いのです。

これでは年金運用分で利益を出したとしても株価維持のため容易に年金支給に回すことはできませんね。というか本来優先順位として支給に回すのが先でしょう。こんな詐欺まがい出鱈目な運用方法など許す訳にはいきませんし即刻止めさせるべきです!!


2007年、安倍第一次政権で「消えた年金問題」が浮上して退陣に追い込まれた安倍総理、今度は出鱈目な運用によって年金は「溶けて」しまうことになるのです。この政権はいくら年金運用損失を出しても謝罪も認めず、国民に謝ることなどしないでしょう。消費税増税により景気後退を招いたのに今だ認めようとしないのが何よりの証拠です。早く辞めさせないと大変な事になりますよ!!!

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posted by yuuponshow at 15:48| Comment(0) | 年金運用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月19日

1億総玉砕社会実現へ、国民の年金を大量に溶かすも悪びれず減額を示唆する安倍晋三

予想通りというか年金運用割合を増やして管制相場で引き上げた株価も外的要因が重なったとは言え、実体経済が伴わない張りぼて相場ですから既に市場はアベノミクスが失敗とみなして下落基調が続いている状態。この株価下落に伴う年金運用部分での損失について安倍総理は悪びれることなく「運用悪化なら年金給付減額あり得る」と公言しました。

年金損 安倍1.png

年金の損失はないと威勢が良かったのにこの有様

年金損 安倍2.png











こうなる事態は予測できたのに国民の承諾も得ず運用割合を勝手に見直し、年金を株にぶちこんでおいて、雲行きが怪しくなるとこの言い様とは国民を舐めているとしか思えません。野党やマスコミは早急に年金運用の実態を追及し検証するべきです!!


管制相場を作り上げるために年金資金をぶちこんだものの、下落要因が盛りだくさんなので迂闊に利確すれば株価は急落します。これではせっかく年金資金を増やしても自由に使うことはできません。


株式の年金運用を増やすという事はそれだけ株価を操作しやすくなり、実体経済に反映されない張りぼて相場を構築しやすくなります。今収益があるから良いというものではない!相場支えと言う裏の名目があるため我々が積み上げた年金は株価運用に支える割合が増えることで還付に回る部分は限られてしまうのです。




株式の年金運用割合を増やすという事は、市場に注ぎこまれた大量の年金資金により経済の実態をはぐらかされ、年金支給も限られてしまう事になります。将来的に株価での年金運用は無くすのが望ましいのですが安倍はこれまでの累積では収益を上げていると嘯いて聞く耳など持たないでしょう。しかし株価など一国が支えて維持出来るほど単純且つ簡単なものではありません。リーマンショックのような世界同時恐慌が到来すればあっという間に私達の年金は吹き飛んでしまいます。そうなれば世界同時恐慌だからとか言い訳は通用しません。


博打に突っ込んで引くに引けない状態の年金運用、しかし更に急落してからでは手遅れになります。我々の大切なお金を取り戻すにはこの政権を終わらせるしか道はありません!!


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posted by yuuponshow at 18:09| Comment(0) | 年金運用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする