故安倍晋三国葬儀、追悼の辞。友人代表・菅義偉前総理大臣「総理、あなたは常に笑顏を絶やさなかった。いつも、周りの人達に心を配り、優しさを降り注いだ。官邸で共に過ごし、あらゆる苦楽を共にした七年八か月。私は本当に幸せでした。安倍総理、あなたは我が国、日本にとっての真のリーダーでした」 pic.twitter.com/exh6uirOOP
— Mi2 (@mi2_yes) September 27, 2022
メディアは当日の中継、後日のワイドショーでは国葬の模様や朝からのドキュメントを流して国葬一色で視聴率を稼ごうと躍起となり、こうした追悼の辞とかのお涙頂戴ものは視聴率稼ぎコンテンツと言えるでしょう。その流れに乗って賛成派は国葬開催の意義を強く強調し、一般弔問の長い行列を誇らしげに紹介し、ある者はメディアの世論調査で各社すべてが反対の声を「デマ」だと吹聴しています。
BBC(英公共放送)「日本の最近の世論調査は少なくとも6割の人が国葬に反対だった。けれどもいざ今日になってみれば、見てくださいこの行列。安倍さんが大好きだったと皆言ってる」 https://t.co/sThShV7m3A
— もえるあじあ ・∀・ (@moeruasia01) September 27, 2022
「国葬反対派が国民の6割」はデマ
— Quest (@JP_Quest) September 27, 2022
「安倍1強」の安定長期政権築く、首相在職日数は歴代最長の通算3,188日https://t.co/FYgEIlndGA
民主党政権は通算1,157日の間に鳩山、菅、野田と入れ替わった。安倍政権の半分にも及ばなかった。
安倍総理支持者が長期政権を作ったんです。
しかし、冷静に考えてみれば盲目的なアベ信者というのはそれなりに存在していた訳で、一般弔問の列が長かったからって「だから?」としか言いようがありません。そして都合の悪いことには一切触れずにデマと決めつけるのも自民党工作員の特徴です。連中がアベ国葬の意義を強調したい気持ちはヒシヒシ伝わりますが、冷静に受け止めている多く国民はそういう気持ちにはならないでしょう。
ビデオメッセージを送るなど広告塔としての役割を果たし、組織票の配分も担っているほど旧・統一教会と深く係わっていたことが分かった安倍元総理に哀悼の気持ちを抱く気持ちには残念ながらなりません。そして自身が深く係わっていた教団の被害者によって殺害されたことは同情の余地はありません。それでも強行した国葬も含めた諸々諸問題を抱える岸田政権におかれてはきっちり国会の場での説明と、諸問題への真摯な取り組みをしていただきたいものです。
国葬に目を向けている間に為替市場は円安が進み、先週には一ドル145.9円まで暴落してしまいましたが、政府は24年ぶりとなる円買い・ドル売りの為替介入を実施しました。介入は時間の問題だと思っていたのでようやくか。という思いですが、当然ながら一度や二度の介入では再び円安に戻るし、トレンドは崩せません。しかし円安の要因となっている要因ははっきりしているので、それらを除去することでトレンド転換が可能となります。その最たる元凶なのが日銀の黒田総裁です。

ちなみの今回の為替介入について、政府と日銀が行ったとメディアが報じているところがありますが、この表現はミスリードであり正しくは財務大臣が指示して、日本銀行がそれに従って介入を行ったということなので日銀が介入という表現は誤りです。黒田は介入を「仕方なくやらされただけ」です。この為替介入を実施する前に黒田総裁が会見を開きましたが、その場で飛び出した発言が介入の要因となったと言われています。
記事にある通り「金利の引き上げについて2、3年はないと考えてもらった方が良い」は、政策決定の手足を縛る有害なものですが、それ以上に自分の任期を超えた発言は、権限を越えた自らの政策への固執であり、最早正常な判断能力を失っているとすら思えます。政策転換の時です。https://t.co/QgvQ6t6N3K
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) September 26, 2022
総裁任期が残り半年なのに、2,3年先まで政策を縛る発言は次の総裁の手足を縛る発言で看過ならないものです。この余計な一言が米国との更なる金利差拡大を連想させ、146円寸前までドル円をオーバーシュートさせ、介入に踏み切るきっかけとなりました。
異次元の緩和を2年で達成すると言いながら来年で10年になるのに止める気なし。それが祟って世界的なインフレが襲来すると超円安が進み物価高を招き日本経済のガタガタぶりが露呈することに、それに対して日銀は何をしてるかというと国債を必死で買い入れる指値オペで国債金利の上昇を必死で抑え込んで更に円安を加速させる有様。それを後継にも引き継がせようとするとは、これまでも「家計は値上を受け入れている」「円安は経済に良い」など黒田の余計な一言が円安急進を招くことがありましたが、ここまで来れば傲慢という表現以外何物でもないでしょう。
竹中平蔵
— いすカエル🐸 (@chairtochair) August 15, 2022
「今、黒田さん頑張ってますね。とにかく変えないと。しかしマーケットの圧力は強いと」
森永康平
「黒田さんはやるべき事やってる。金融政策だけで何もかもが出来る考えはまず無い」
竹中「仰る通り」
森永「財政と両輪でやってかなきゃいけない」
2022年8月15日 14:00 pic.twitter.com/6neWV4yujN
リフレ派はともかく、いわゆる脱緊縮論識者の間では黒田総裁支持の人が多いようですが、彼らは総じて円安は良いと吹聴しています。政策が良いのに政府が動かないのであれば現状何も変わらないし、むしろ金融緩和での副作用が懸念されます。日銀の国債買占めが50%を超えるようですが、このペースで買占めが続けば10年経てばすべての国債を買い占めることになります。こんな国日本くらいですよ。それも直接引受できないから、市場を介してやってる禁じ手ですからね。10年もやるべき政策ではありません。
そもそも黒田の場合は、政策云々よりも空気を読まない暴言・失言が多すぎる。年齢もあるでしょうが、これを言ったらまずいといった思考力判断力が欠如しているとしか思えません。政策手詰まり、失言放題、アベノミクスの負の象徴である日銀総裁の黒田東彦は来年3月の任期といわず、今すぐ辞めていただきたい。それが日本のためなのですから。