2020年11月10日

コロナ禍でも大量首切りでも企業業績悪化でも株高、バブルを生みだす危険な兆候

注目のアメリカ大統領選挙はどうやらジョー・バイデンに決まりそうです。不正選挙と論われ、法廷闘争に持ち込まれる可能性もあるので確定とは言えませんが、これほど混迷を極め、禍根を残すことになる米大統領選挙となるとは思いませんでした。トランプ陣営やその支持者は諦めることなく法廷闘争での逆転再選に望みを繋ぐ気満々のようですが、今後の行方がどうなるか気になるところです。




米国内に負けじと日本のトランプ熱烈支持者も血気盛んに不正選挙と決めつけ法廷闘争での逆転勝利に望みを繋いでいますが、その顔ぶれを見ると彼らの大半は自民党を盲目的に支持する連中と被ります。疑いがあれば徹底的に調べ尽くせとの意気込みは結構なことですが、明確な違法行為である桜を見る会の前夜祭や自分の秘書団を事務所に出入りさせてガッツリ関与している河井夫妻問題、モリカケもそうですがこれらの疑惑をまるでなかったことのように振舞っているのがこの連中なのですよね。この連中の主張がいかに一貫性が無いのかがよく分かります。









この混迷極める大統領選挙の情勢とは裏腹に、株式市場に目を向けると何と年初来最高値どころか、バブル期直後の1991年以来29年ぶりの25000円まで急騰しました。




日経平均 25000円.png







それにしてもこのコロナ禍の世界景気減速傾向の最中に25000円を付けるとは何とも奇妙な現象です。日本だけではなくNYダウも史上最高値だそうで、実体経済は決して良い方向に向かっている訳ではなく、むしろ悪い指標ばかりなのに一体何が起きたのだと思わずに言われません。










一部上場企業で業績が過去最高を叩き出したところもありますが、これは株式市場にお金が集まったことによる企業資産の含み高と見るべきでです。企業業績は赤字が大半、倒産廃業が相次ぎ、大半の世帯で消費が落ち込んで積極的な消費に向かいずらい環境なのですから、この株高は実体経済と乖離した現象と見るべきです。加えて日本は金融緩和で金利を下げて金融市場にお金が流れやすい状況であり、後押しで日銀がETF買い支えもあるのでバブルと化したと見て良いでしょう。



この金融バブル、景況感が伴ったものなら良いのですが、こういう状況では歓迎されるものではありません。このまま金融市場と実体経済の乖離が続けば株式市場は歪んだ指標となり、マネーゲーム場となるのです。




いずれは実体経済に合わせた数値となるでしょうが、それはバブル崩壊を意味します。そして実体経済にも影響を来すことになります。行き過ぎた株高は必ず是正される。その上昇幅が高ければ高い程、反動がデカくなり、リーマン級の金融ショックを引き起こす危険性もあり得るのです。景気高揚を伴わない29年ぶりの株高がこの先どのような弊害をもたらすことになるのか?注視していく必要があると思います。


posted by yuuponshow at 20:05| Comment(0) | 円安株高 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月30日

追加緩和見送りで市場は大混乱、もはや手の打ちようがないアベノミクス

ゴールデンウィーク前となる日銀政策決定会合において追加緩和は見送りするとした報道を受け、株価は600円以上もの下落し、為替に至ってはドル円が111円台から107円台と一気に円高が進みました。そして連休突入となった翌日、日本が休場になるのを見計らい更に円高が加速し、結局終値で直近最円高となる106円台前半まで円高が進みました。かつて125円台をつけた円安相場は見るも無残に砕け散る形となりました。

円106円高.png


今年1月にはマイナス金利を盛り込んだ追加緩和を実施したものの逆に株安円高になり大失敗したことを受け、今回は挽回のために大規模な追加緩和を実施するのではないかと期待されていたのが見送りとなり市場の失望を呼んだのですが、ドル円が僅か2日で一気に5円も円高になるとは市場はもとより見送った日銀も相当ショックではないでしょうか。


しかし追加緩和できない事情もあります。日銀はこれまでの金融緩和で市場の国債を買い漁っており、もはや買い取る国債もない状態。そのため前回の追加緩和ではマイナス金利という禁じ手に手を出したものの、逆の結果となったことで手の打ちようがなくなったと言われています。国債が市場になくなれば新たに発行すればいいのですが、政府は緊縮財政を行っており新規国債を抑えられている状態ではどうしようもありません。要するにもはや打てる「タマ」がないのです!!


手を尽くした状態の中、今後為替介入を行う可能性もありますが、ただでさえ円高基調なのに一時的に踏みあげても大した政策も打てない状態では売りを呼び込むだけで結果的に円高基調を変えることはできません。しかも為替介入をすることで他に手が打ちようがないとバラしているようなもんですからもはや黒田日銀の終焉が裏付けられる形となるのです。



更に日本経済に暗い影を落とすニュースも報道されるなど経済地盤沈下は止まりません。




こんな状況ですから今からでも消費者の消費意欲を掻き立てる経済対策を打って増税停止と声明を出すべきなのですが、それでも今だ消費税増税の停止を明言できず誤魔化す安倍政権、もはやトチくるっていると言わざるを得ません。





このブログでも散々述べてますが、GPIFによる株式投資への年金運用が倍増されていることからこのままではとんでもない運用損となることは避けられません。国民の意向を無視して勝手に使われ、損失を生み出している年金資金の運用を止めないと将来年金を受け取ることすら叶わなくなるでしょう。

この急激な円高に連動する形で週明けの株式市場も大幅な下落からスタートするものと思われます。しかし問題なのは好転の兆しの見えない中で、まったく対策が打てないことです。それでも日銀と安倍政権は舛添のように悪びれることなく詭弁を駆使して開き直るのでしょうか。国民にとって最重要問題と言える年金運用損に関して国民は怒りの声を挙げ、徹底的に責任追及しなければなりません!!


(スポンサードリンク)





posted by yuuponshow at 18:00| Comment(0) | 円安株高 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月30日

甘利スキャンダルのダメージをマイナス金利で帳消しと企てる安倍政権

政治献金疑惑にある渦中にある甘利経済再生担当大臣が突如辞任となり安倍政権痛恨にとって痛恨のダメージかと思われた矢先に安倍政権に救いの手を差し伸べたのが黒田日銀による追加緩和です。その内容はマイナス金利導入というもので、これまで日本では導入されたことのない強烈なサプライズが放たれました。


マイナス金利.png


リフレ派待望の追加緩和の発動、しかも日本初のマイナス金利導入となりました。このマイナス金利ですが、日本銀行の発表によると銀行の当座預金が現状金額より大幅に増えた分に限り利息を取るもので我々が預ける銀行への預貯金金利がマイナスになる訳ではありません。貸出金利も従来と変わらないので庶民には何ら影響はありません。要は日銀による小手先の仕掛けであると言えます。しかし市場はマイナス金利導入というインパクトに反応した形で好転しています。


為替はドル円が前日より2円安となり日経平均は500円上振れたものの最高値二万円には程遠い水準、正直サプライズ当日としては反応は鈍いかなという印象ですが、果たして今回のマイナス金利緩和でどこまで上伸することができるかです。



間違いなくこのタイミングでの追加緩和は甘利のスキャンダル封じ狙いです。TPP合意となり調印式を来月に控えたこの時期でのTPP担当大臣のスキャンダルは市場への影響は避けられません。

それを封じるための手段として用いられた今回のサプライズ緩和であると言えます。更に今だチャイナ・ショックにより年初から株価下落という状況、15兆円と言われるGPIFの年金注入分の損失、政府が推し進めている経団連への賃上げ要請も株価下落円高では賃上げできる訳がありません。これらを全て解決に導く上での追加緩和策は安倍政権側からすればまさにしてやったりといったところでしょうか。



しかし今回の追加緩和、インパクトはあっても実際の景気底上げ効果があるとは到底思えません。家計消費も減少の一途を辿り、10−12月期のGDPマイナス成長も確実と言われている中でマイナス金利導入したところで株価をつり上げ大企業の含み益を増やすだけ、庶民には何ら恩恵を受けることはありません。


深刻なのはこれまでTPP交渉を主導してきた甘利の辞任です。まだ全容が明らかになっていない合意内容を把握している?唯一の人物が消えてしまい、国民に概要を知らせることなくTPPの調印がされていいものでしょうか?なりふり構わず政権維持のために仕掛けてきたマイナス金利という劇薬、今後の市場動向もそうですが、これまでの失政を誤魔化す小手先の手口に惑わされてはなりません!!


(スポンサードリンク)







posted by yuuponshow at 00:52| Comment(0) | 円安株高 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする