2022年09月28日

政策云々の前に空気を読めない日銀黒田は任期を待たずに辞職せよ!

先日、安倍元首相の国葬が行われましたが、賛否分かれるというか、明らかに反対の声が多いなか強行されたことは今後の大きな禍根となりそうです。





メディアは当日の中継、後日のワイドショーでは国葬の模様や朝からのドキュメントを流して国葬一色で視聴率を稼ごうと躍起となり、こうした追悼の辞とかのお涙頂戴ものは視聴率稼ぎコンテンツと言えるでしょう。その流れに乗って賛成派は国葬開催の意義を強く強調し、一般弔問の長い行列を誇らしげに紹介し、ある者はメディアの世論調査で各社すべてが反対の声を「デマ」だと吹聴しています。







しかし、冷静に考えてみれば盲目的なアベ信者というのはそれなりに存在していた訳で、一般弔問の列が長かったからって「だから?」としか言いようがありません。そして都合の悪いことには一切触れずにデマと決めつけるのも自民党工作員の特徴です。連中がアベ国葬の意義を強調したい気持ちはヒシヒシ伝わりますが、冷静に受け止めている多く国民はそういう気持ちにはならないでしょう。


アベ 統一教会.PNG


ビデオメッセージを送るなど広告塔としての役割を果たし、組織票の配分も担っているほど旧・統一教会と深く係わっていたことが分かった安倍元総理に哀悼の気持ちを抱く気持ちには残念ながらなりません。そして自身が深く係わっていた教団の被害者によって殺害されたことは同情の余地はありません。それでも強行した国葬も含めた諸々諸問題を抱える岸田政権におかれてはきっちり国会の場での説明と、諸問題への真摯な取り組みをしていただきたいものです。





国葬に目を向けている間に為替市場は円安が進み、先週には一ドル145.9円まで暴落してしまいましたが、政府は24年ぶりとなる円買い・ドル売りの為替介入を実施しました。介入は時間の問題だと思っていたのでようやくか。という思いですが、当然ながら一度や二度の介入では再び円安に戻るし、トレンドは崩せません。しかし円安の要因となっている要因ははっきりしているので、それらを除去することでトレンド転換が可能となります。その最たる元凶なのが日銀の黒田総裁です。


黒田日銀.jpg


ちなみの今回の為替介入について、政府と日銀が行ったとメディアが報じているところがありますが、この表現はミスリードであり正しくは財務大臣が指示して、日本銀行がそれに従って介入を行ったということなので日銀が介入という表現は誤りです。黒田は介入を「仕方なくやらされただけ」です。この為替介入を実施する前に黒田総裁が会見を開きましたが、その場で飛び出した発言が介入の要因となったと言われています。





総裁任期が残り半年なのに、2,3年先まで政策を縛る発言は次の総裁の手足を縛る発言で看過ならないものです。この余計な一言が米国との更なる金利差拡大を連想させ、146円寸前までドル円をオーバーシュートさせ、介入に踏み切るきっかけとなりました。



異次元の緩和を2年で達成すると言いながら来年で10年になるのに止める気なし。それが祟って世界的なインフレが襲来すると超円安が進み物価高を招き日本経済のガタガタぶりが露呈することに、それに対して日銀は何をしてるかというと国債を必死で買い入れる指値オペで国債金利の上昇を必死で抑え込んで更に円安を加速させる有様。それを後継にも引き継がせようとするとは、これまでも「家計は値上を受け入れている」「円安は経済に良い」など黒田の余計な一言が円安急進を招くことがありましたが、ここまで来れば傲慢という表現以外何物でもないでしょう。






リフレ派はともかく、いわゆる脱緊縮論識者の間では黒田総裁支持の人が多いようですが、彼らは総じて円安は良いと吹聴しています。政策が良いのに政府が動かないのであれば現状何も変わらないし、むしろ金融緩和での副作用が懸念されます。日銀の国債買占めが50%を超えるようですが、このペースで買占めが続けば10年経てばすべての国債を買い占めることになります。こんな国日本くらいですよ。それも直接引受できないから、市場を介してやってる禁じ手ですからね。10年もやるべき政策ではありません。



そもそも黒田の場合は、政策云々よりも空気を読まない暴言・失言が多すぎる。年齢もあるでしょうが、これを言ったらまずいといった思考力判断力が欠如しているとしか思えません。政策手詰まり、失言放題、アベノミクスの負の象徴である日銀総裁の黒田東彦は来年3月の任期といわず、今すぐ辞めていただきたい。それが日本のためなのですから。

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2022年09月07日

物価高抑止もしない政府と日銀による果てしなく大きな罪

今月末に迫った安倍元首相の国葬ですが、ここにきて国葬にまつわる新たな報道がありました。岸田首相が独断で決定したと思われていた国葬はこの人のゴリ押しが決め手となったようです。






国葬と決まった当初は賛成する人も多かったのですが、統一教会問題や国葬を決めるプロセスの不透明さが仇となり各世論調査いずれも国葬反対が圧倒的となっています。実行力・決断力の鈍い岸田首相が唐突に国葬を決めるなんて変だと思ってたら案の定、長老様の口利きということで納得できました。しかし麻生のゴリ押しとは言え、決めたのは岸田首相であり、責任はすべて岸田にかかってきます。やかましい長老に盾突くことなく従ったとなれば総理としての器ではないし、国の舵取りを任せるには大いに不安です。



次から次へと問題が噴出して政権運営のおぼつかない岸田政権ですが、国葬より重要な問題が物価高です。秋の訪れとともに食品の値段がぐんぐんと上がる上がる!国民生活に直結する物価高問題は早急に取り組むべきなのですが、野党の要求にも応じず国会は閉じたまま、もはや政治が崩壊していると言わざるを得ません。この物価高の要因となっているのが異常とも言える円安(円暴落)です。







140円遂に超えたかと思ったのも束の間、円の暴落は止まらず現在一ドル144円にまでなってしまいました。140円という水準は1998(平成10)年以来24年ぶりなのだそうですが、当時と今とでは経済事情が大きく異なるし、安い円によって原材料費や食料品などの物価にモロに影響を受けています。








円安になれば国益になるといった一部の自称保守の戯言がありますが、この先150円、160円とか円暴落がすすんでも同じことが言えるのでしょうか?実質賃金はマイナスで、4ヵ月連続のマイナスを記録しています。つまり賃金が目減りしている中で物価が上がり続けているということです。当然経済には良いはずもなく、円安で材料費等コストがかさみ経営は立ち行かなくなり円安倒産が相次いでいます。







円安(円暴落)を是正することが物価高対策になるのは間違いないのに、我が日本政府は何ら対策もなしとは情けない。即効性の対策としては円買いドル売りの為替介入をするべきです。介入効果に疑問視する声もありますが、実利の変動にしてはあまりに急激すぎて意図的な操作が伺えます。為替市場をけん制する意味においてやるべきだと思うし、その気概が行き過ぎた円安に歯止めをかけることに繋がります。もちろん根本的な対策も並行で行うこと、税や社会保険の見直しを含めた財政出動で国内にお金が還流して円滑に資金が流れるようにしなければなりません。そのいずれもしないということは単に通貨の価値を棄損させているとしか思えません。そして物価安定の役割を果たさなければならない日本銀行も問題ありすぎです。







こういうことをにべもなく記者会見で垂れる黒田日銀総裁。彼の配慮なき放言でいったいどれだけ円暴落がすすんだことか。こういう人間を日銀総裁に据えておくことこそ国益に反するし、来年春までの任期を待たずして一刻も早く辞めていただきたいものです。その一方で黒田総裁についてその政策を評価する声もあります。





日銀審議委員として黒田に仕えてきた片岡剛士によると、今の日本で金融緩和は絶対に継続しなければならないと、それを10年ブレることなく続けてきた黒田は立派だと、こうおっしゃりたいのでしょうか?確かに金融緩和は当初は必要でした。だが異次元と言われる金融緩和は当初時限的措置だったはずで10年なぞやったら市場を歪めてしまうことに繋がります。株価維持のため不必要にETFを買い占めるなど実際に歪みまくりの市場を形成してしまったのはまぎれもなく黒田日銀なのです。



金融緩和を10年も続けておいて消費税増税を政権に推し進める緊縮政策を推奨する黒田東彦に物価安定の役割を果たさなければならない日本銀行総裁という重責を担わせるなど愚の骨頂です。黒田が日銀総裁に居座り続ける限り日本経済は立ち行かなくなるでしょう。そしてそれを放置している岸田政権の存在も同様です。いち早くこの二人には重責を担う要職から追放しなければなりません!!!


posted by yuuponshow at 23:10| Comment(0) | 円安株高 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月08日

「値上げを許容している」アベ友黒田日銀の暴言に苦しむ日本国民

133円という20年ぶりの円安と記録的な物価高が国民生活を直撃する昨今、ここは政治が上手に経済を立て直すための対策を講じなければなりませんが、どうもそれが機能していないようです。とりわけ経済を下支えする金融部門においてその中枢的立場にある日本銀行は、バカの一つ覚えのように金融緩和だけ、しかし10年近くも通貨発行量を増やしていながら賃金が上がらない、物価高だけ誘発させ経済を疲弊させてしまうとは明らかに失敗であると言わざるを得ません。



別に金融緩和が悪いと言ってる訳じゃないのですが、本来ならば異次元の金融緩和という土壌を利用して、政府が積極的な財政出動を行わなければいけませんでした。ところが消費税を始めとする増税ラッシュと社会保険等の負担増がブレーキとなり経済は鈍化、金融緩和したところで国民がその恩恵に預かれないどころか、他国との金融政策の違いで円の暴落が進んで物価高を誘発しているのですから仕方がありません。日銀にも同情すべきところはありますが、その日銀の総裁であらせられる黒田東彦は、政府の増税を積極的に推進していましたから同情の余地なく自業自得と言わざるを得ません、



その黒田日銀総裁ですが、最近色々と批判に晒されているようで昨今の物価高を受けて、己の保身のためなのかこのような暴言を吐いてしまいました。






エネルギーや生鮮食料品は生活のために削ることはできません。受け入れているのではなく受け入れざるを得ない状況なのです。日銀総裁という立場でありながらこの酷い認識は驚くしかありませんが、そして与党幹部から突き上げを喰らったのか知りませんがバツが悪そうに発言を撤回する事態となりました。






この黒田総裁は、ここ最近いらぬことを口にして物議を醸し、メディアを賑わしていますが、物価高の要因となる20年ぶりの円安を誘引させた元凶であり、黒田に対する辛辣な声が日本中から大量に浴びせられている有様で、歴史上最低最悪の日銀総裁として名を残すことになりそうです。






全方位から絶賛叩かれ嫌われまくる黒田を日銀総裁に指名したのは安倍元総理であり、しかも異例の2期目再任までさせています。この黒田と安倍元の共通の政策は「金融緩和」であり、その目的は「株高円安誘導」です。






円高も円安も行き過ぎれば経済に悪影響を及ぼすことは誰でも分かること。いたずらに円安誘導させ物価高騰させ景気悪化を招いた安倍元と黒田ですが、両者とも頭をさげたくない性分のようで「円安は経済にプラス」とか「観光大国になれる」とかズレた言い逃れして誤魔化す国民生活に直結する物価高に怒り心頭の国民にはそんな言い逃れ通用するはずありません。



今のところ黒田一人が批判に晒されていますが、金融緩和というアクセルを踏みながら増税というブレーキを踏み込む愚挙をやって金融緩和の恩恵を帳消ししてしまった安倍元こそ最も責められるべきなのです。安倍元いわく「日銀は政府の子会社」などとうそぶいていたのですから任命責任と経済悪化をもたらした元凶として黒田と共に政界を去るべきではないでしょうかね。




posted by yuuponshow at 18:10| Comment(0) | 円安株高 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする