

この前の北朝鮮から発弾されたミサイルが秋田県沖の排他的水域内に着弾したことも含めて日本側報道があまりにも扱いが小さいのはいったいどういうことなのでしょうか?国土を奪われたり人名の危険にさらされかねないこれらの事態であるにも拘わらず報道の優先順位がおかしいし、意図的に矮小化しているとしか思えません。それと歩調を合わせるかのようにこれまで連日の領海侵犯にも拘わらず日本政府にはまったく動きがありません。
やっていることは中国大使を連日呼んで遺憾の意を伝えるだけ、その中国も「尖閣領土は中国固有の領土」と一歩も引かず反論されるの繰り返し。もういい加減に強硬的措置を行わねば取り返しのつかない事態も想定されます。
これだけの船舶が大挙押し寄せているのですから海上保安庁だけでは対応は無理なので緊急措置として個別的自衛権を行使して自衛隊出動も検討しなければならないはずですがそれすらもしようとしません。2012年の政権交代時の総選挙で尖閣諸島に公務員を配備するといった公約は何だったのでしょうか?威勢の良いことを言っといて続々と領海侵犯され放題とは安倍はどこまで国民を愚弄し続ければ気が済むのだ!!
ここで思い出されるのが2010年9月に発生した尖閣諸島近辺に領海侵犯してきた中国漁船が日本の海上保安庁船に衝突したことで中国漁船が拿捕され船長が逮捕されたことです。数日後日本政府(当時は民主党政権)が中国船船長を釈放したことがありました。民主党政権によるあまりに弱腰の情けない対応に屈辱を覚え激怒した日本国内では各地で抗議活動やデモが開催されこれにより民主党政権の失速が始まりました。


この民主党に批判が集中した時に当時の自民党総裁だった谷垣禎一が何と言ったかというと、「(中国人船長を)直ちに国外退去させた方が良かった。最初の選択が間違っていた」というもの。要するに騒動になる前にさっさと釈放していれば良かったと言っていたのです。自国の保安船をぶつけられておいてさっさと釈放せよとは民主の対応もそうですが、自民はそれに輪をかけて酷いと言える発言でした。
これは谷垣個人の見解ではなく自民党としての資質の在り方がそう言わせたと思います。それを裏付けるのが六年経った現在の領空侵犯されている今の状況を見れば一目瞭然。保守の期待を一手に背負って再登板した安倍ちゃんやその後継者と目されて新防衛大臣に就任したばかりの稲田朋美はこの件についてまったく言及していません。稲田朋美など自民が野党時代に民主政権に対し、威勢の良いことを言って糾弾したのもはるか昔のように感じます。それがこの有様、せいぜい遺憾の意が精一杯なのでしょうがこの無様な弱腰対応では中国のやりたい放題にされるのも仕方がありません。
こうして振り返ると尖閣を巡る領土問題に関しては民主党政権の方がまだマシでした。尖閣諸島の国有化宣言したり、日本の漁船も尖閣海域を自由に航行できていたのですから。それが今では海上保安庁が中国様を刺激するなと言わんばかりに尖閣諸島警備を強化して日本の漁船を近づけさせないよう邪魔しています。これもすべて安倍がアメリカ様、中国様のご機嫌を伺っているからであり、中国様の嫌がらせに触発せずジッとひたすら耐えているという状況なのです。
こんな政権が保守とは片腹痛し、安倍も稲田も口だけの方便使いで何一つ国民を守ろうという気概などない!こんな政権の支持率が高まること自体がおかしな状況であり日本国民の資質の在り方も問われかねません!!
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