2021年11月17日

返り討ちに遭っても侮れない!メディア支配で世論誘導を企てる維新の党

総選挙を終え、国会を取り巻く勢力図が一新されましたが、その中でも4倍増の議席獲得で勢力を増した日本維新の会は最も勢いのある政党であると言えるでしょう。維新の拠点である大阪の選挙区をほぼ独占する形で獲得した維新は鼻息荒くしながら、その勢いを更に加速させるべく、新たな問題提起をし自分たちが主導する形で世論誘導しようと企てています。








橋下徹は日本維新の会の代表を降りて6年になるとは言え、いまだこの政党に影響力を残す疑いの余地はありません。おまけに政治の世界から足を洗っていながら政治バラエティー番組のレギュラーやゲストコメンテーターとしてテレビで見ない日はないほどテレビに出続けており、選挙特番でもコメンテーターを務めるなどメディアでの発信力は相当なものです。


橋下 山本.PNG



メディアジャックの如く、テレビに出て辛口に物申す橋下徹の影響は少なからずというかかなりの部分で効果を出しているのではないでしょうか?ある意味、維新躍進の原動力にもなっていると思います。維新の新人議員が問題提起した国会議員の文通費の問題を維新の幹部や橋下が焚きつけることで維新主導で文書通信交通滞在費の改革を旗印に改革政党としてアピールすれば支持をあげることになるでしょう。



それにしても橋下や引用元の吉村代表のツイートを見ると明らかに「れいわ」を標的にしているようにしか見えません。たかだか5人の政党に向けて親の仇のように敵意むき出しなのが笑えますが、本来この問題を突き詰めて訴えるべき相手は与党であるはずなのですがね。弱小政党相手にマウントをとり優位に進めようとする維新ですが、思わぬ反撃を喰らうことになります。








維新から標的にされたれいわの大石あきこ議員の爆弾反論ツイートにより、問題提起した維新の吉村代表に巨大なブーメランとなり突き刺さることになりました。僅か一日だけの活動費で満額支給されるのは大問題だ!!と提起しておきながら吉村代表は国会議員辞める時に、辞任を一日延ばして月をまたいだことで文通費せしめていたのですね。あ、おまけに文書交通費だけではなく、いわゆる本給もひと月分余計にせしめたことになりますね。







この文通費の問題については、僅か一日でも満額出るというのはどう見ても世間的に見て納得できるものではありませんし、おかしな制度は改めて然るべきです。しかし文書交通費は使いようによっては議員によっては足りないこともあります。だから減らすのではなく、議員報酬の内容を改めて精査するべきだと考えます。維新のように悪戯に税金の無駄と決めつけ、余計に煽り立てるような行為は適切な活動をしている議員にとって大迷惑でしかありません。おまけに自分たちは公金を自らの政党団体に寄付するという驚くべき行為を行っているのですからね。







それに吉村代表が文通費を寄付すると平然と言ってますが、受け取った公金をどこの誰に横流しするのかも問題だし、倫理的に大問題だと思うのですが。上のような自分の政治団体にでも寄付するというオチなのでしょうか?維新は攻めるときは威勢が良いですが、突っ込まれると面白いように失笑もののボロが出まくるというお粗末さがあります。







この一連の文書通信交通滞在費問題は、維新へのブーメランとなった形ですが、一方メディアはこの一連の流れについては報じることもなく、維新に対しては税金の無駄として問題提起してくれた頼るべき政党という形で好意的な印象で流しています。むろん吉村代表の件や維新の過去の私的流用を含めた不祥事の数々はひた隠しにしたまま。メディアを牛耳っている橋下率いる維新と、赤裸々に暴いているネット発信内容に大きな見解の差が表れましたが、メディアだけを見ている者が維新を信じてしまうのは至極当然と言えるでしょう。このメディアの姿勢は公正さを欠き、維新の世論誘導を後押しする非常に厄介な存在です。







繰り返しになりますが、公費を寄付すれば良いなどというのはもっての外であり、これを手柄のように自慢する維新の議員と、美談として流しているメディアの倫理性も非常に問題です。しかし政権政党である自民党や他の政党も巻き込んだことで、文書通信交通滞在費問題は維新の意のままに進めていくことになるでしょう。



今回吉村代表が返り討ちされましたが、日本維新の会は他政党、特に他野党に対して攻撃を仕掛け支持を集めてきた政党です。これにめげずにメディアを使ってまた新たな野党攻撃の材料を見つけて世論誘導を企てるでしょう。ボロが出てもお粗末でも侮れません。今後の橋下や維新の連中の出方に要注意です!

posted by yuuponshow at 18:40| Comment(2) | 橋下維新の党 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本維新の会のフィクサーである橋下徹氏は「外国人労働者を受け入れるのなら、条件は日本国民と同じような待遇にしないといけない」と述べていますね。
これは、外国人の人権を守れと偽装しつつ、実際は待遇を良くできないなら受け入れるなと言って、ようするに排外しているとも受け取れますね。
この辺の言い回しが曲者と言えましょう。
Posted by ななしさん at 2021年11月18日 19:28
ななしさん

橋下はそこまで考えていないと思いますよ。自分の保身ばかり考えていることが身内の維新とのやり取りで明らかになりましたからね。自分良ければすべて良し。外国人の人権なぞハナかた眼中にないのでしょう。一連の流れからして確信できます( ^ω^)
Posted by yuuponshow at 2021年11月18日 23:10
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