横浜市長選挙 開票終了
— 三春充希(はる)⭐2021衆院選情報部 (@miraisyakai) August 22, 2021
山中 竹春 506,392票(33.6%)✅
小此木八郎 325,947票(21.6%)
林 文子 196,926票(13.1%)
田中 康夫 194,713票(12.9%)
松沢 成文 162,206票(10.8%)
福田 峰之 62,455票( 4.1%)
太田 正孝 39,802票( 2.6%)
坪倉 良和 19,113票( 1.3%)
選挙戦序盤は小此木先行で山中追うの情勢だったはずですが、菅総理が支持を打ち出してから逆転され、その差は開く一方でした。投票の内訳を見ると無党派層の投票先は山中氏が4割強、小此木、林両氏は1割ほどとなっており、無党派層の動向は衆院選でも勝敗を左右する鍵となりそうです。これでは自民総出の組織票頼みも遠く及ばず、やはり政権交代には投票率にかかっていると言えるでしょう。
【小此木八郎氏、政界引退を表明】https://t.co/ANiBZ16paa
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) August 22, 2021
前国家公安委員長の小此木八郎氏は22日、横浜市長選での落選が確実となり、政界を引退する意向を明らかにした。「もう選挙には立候補しない。どのような形で生まれたまち横浜に貢献できるかを考えたい」と述べた。
敗れた小此木八郎候補は政界引退を表明しました。辞めてくれて全然構いませんが、父親の代からの選挙区の地盤や、大臣職、それらを投げうって市長選に立候補した経緯は今だ謎めいています。何より大臣としてIR推進急先鋒派だったのが一転、反対を表明したのです。地元である横浜市の首長に魅力を抱いていたのでしょうが、横浜をどうしたいかとかそういうビジョンがまったく見えてこなかったのですから政局のために動いたとみられても仕方ありません。何せスガ政権挙げてのバックアップでIR推進Yes,Noとか関係なく、恫喝も脅迫も辞さない強権ぶりをあらわにしてまで小此木を勝たせたかったのです。
#横浜市長選 菅総理側近の和泉洋人補佐官が、IR賛成の鹿島建設などのトップに電話し「小此木氏を公認するので取引先に周知してほしい。従わなければ国内から海外事業まで影響が出る」と恫喝。その音声が流出し週刊誌に持ち込まれた
— 盛田隆二Morita Ryuji (@product1954) August 20, 2021
これぞ菅の恫喝政治。さて8/22の結果は?https://t.co/R4GSCr5iWw
菅総理と近しいのは小此木候補だけではありません。現職の林文子候補もスガの子飼いなのです。
IRに反対というよりも、反対を公約にしたのに市長に再選されたら手のひら返して賛成に回ったことがそもそもの問題だったと思うよ。
— モリカワヤスシ (@robakan) August 22, 2021
【神奈川】横浜市長選 IR反対「想像より多かった」現職の林文子さんが敗戦の弁 https://t.co/cafljqDn1w #スマートニュース
2009年に民主党推薦で立候補し、当選した林文子氏、林市長は当初IR反対を表明しており、それが急展開となりIR推進派となったのは林市長が自民党政権に取り込まれたことが要因です。当時の官房長官である菅義偉が裏で働きかけ反対派に寝返らせたということも周知の事実です。
それがIR反対を打ち出した小此木がスガ総理の前面支援を受けて立候補するとは林市長からすれば驚愕ものの「手の平返し」でしょう。自分にはIR推進を押し付けて、選挙になれば支援せずIR反対候補を立てるのですから林市長の立場がありません。まー自業自得とも言えますが、仁義を尽くされることなくあっさり切り捨てられた林が出馬を見合わせなかったことが、結果的に自民党派分裂し惨敗を喫することになったのですから。
しかし今回は政策や候補者の資質よりも政権政党と野党という看板が前面にあらわれた選挙であることは否めません。そして有権者は野党を選んだことは菅政権への不信不満があらわれているとも言えるでしょう。にもかかわらず、自民党の重鎮どもは来るべき総裁選では菅支持だそうで、どうやら生き残りを模索せず、呉越同舟運命を共にする道を選択したようです。
自民党総裁選 二階幹事長 菅首相の再選支持する考え重ねて示す #nhk_news https://t.co/AVydmBJRmq
— NHKニュース (@nhk_news) August 24, 2021
支持率も20%台に下落したスガ政権、やることなすことすべてデタラメ、反省することもなく忖度していた報道機関も「説明しないスガ総理」と見出しをつけて取り上げるなどスガ下ろしは加速していくばかり。このままでは総選挙で現職総理大臣の落選もあり得ることになりそうですが、意固地なスガや重鎮にはその声は届くことはないのでしょうね。
やはり、横浜市長選で小此木氏を全面支持を打ち出し、敗北した菅総理が、自民党の重鎮(長老)の支持で、再選なのでしょうか。
岸田氏、出馬論強まる 横浜敗北で動き加速―自民総裁選
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021082300923&g=pol
総選挙も近いですが自公で過半数いくのか気になります。
横浜市長選の結果を受けて、スガ降ろしが加速するかと思いきや、さすが腐ったみかん揃いの自民党共はスガと一蓮托生の道を選択することになりました。自民党が潰れることは大いに結構なことですが、ここまでスガを庇いたてる原動力は一体何なのかホント謎ですが、それだけスガの党内での影響力が大きかったとも言えるでしょう。このままいけばスガ再選は定石通り進むことになるでしょうが、IRもへったくれもない政局だけで進めてきた証と言えるでしょうね。