2021年04月13日

なぜ自称保守はミャンマーの人権弾圧にだんまりなのか?

新型コロナウィルス発生から15ヵ月経過しました。しかし一向に収まる気配がなく、むしろ感染の脅威は増すばかりです。ところでこれまでの日本政府がとってきた対策はどうだったのか?これだけ時間が経過していればそうした検証がしやすくなり、非常に的確な総評ができると言うものです。そしてその検証結果はと言えば、やる気だけは見せるものの、何ら手立てもなく感染を拡大させてしまい、経済も回せない、0評価どころかマイナス評価と言わざるを得ません。









寺島氏の指摘は的を得ており、日本のこれまでのコロナ対策のお粗末さを見事なまでに検証総評しています。これらの改善策を担うべき日本政府はまったく機能しておらず、自分はよくやってるとアピールに躍起のスガ総理ですが、やることなすことすべて裏目、もっと真摯に批判を受け止めなければならないのに野党から指摘されるといつものごとく「失礼なんじゃないでしょうか?」と逆切れする始末。検証し総評したところで聞く耳もたずではどうにもなりません。スガにおかれては対策はもういいから早く辞めてくれ!!それしか言葉が浮かびません。

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連日世界のメディアで取り上げているミャンマー国軍による国民の人権弾圧のニュースですが、日が経つにつれ、その状況は深刻さを極めています。連日軍の砲撃で命を落とす国民は後を絶たず、むしろ更に過激に弾圧虐殺行為を仕掛けると挑発しています。ヒトラーですらもやらなかった軍事革命での政権を発足させてしまったこのテロ政権を潰さなければミャンマー国民は皆殺しされてしまうでしょう。






軍は批判する国民に対して躊躇なく銃で撃つと平然と言い放つ、生身の人間の言葉とは思えないヒトモドキ広報官の発言に身の毛がよだつ思いです。この愚かなクーデターを仕掛けたテロリスト連中に対し、世界各国の首脳は経済封鎖を呼びかけていますが、やがては武力鎮圧せよという声も高まってくることにもなるでしょう。どのような介入をしていくのかは分かりませんが、こいつらを野放しにして良いはずはありません。それは世界のあらゆる武力鎮圧も同様なのです。



一方、日本政府と言えば、フットワークはあまり軽くないようで、各国の状況を見極めた上で判断するようです。







答弁にも覇気がなく、何か及び腰のスガ。表情も発言も澱んでいるこの男が利権絡み以外で何かを仕掛けるとは思えません。そもそも今の自民党自体がミャンマー情勢に熱心さが伝わってきません。その影響からか自民党シンパも同様に声を挙げるのを見かけることはほぼ見かけません。同じ人権弾圧のウィグル問題はよく声を挙げているのに変ですよね。








国会での嘘出鱈目がバレてしばらく自粛していたツイッターを再開した安倍前総理ですが、普段ウィグルの人権問題を提起したりとご熱心なのに、なぜかミャンマーについては語っているのを見たことはありません。どちらの方が重要とかではなくどちらも人権にかかわる大問題なのですが、どうもミャンマー国軍には触れにくい事情があるようです。







ODAをばら撒いてそれが国軍の活動資金となっていることは周知の通り、国軍とはいがみ合わず仲良くやっていきたいという安倍さんや自民党政権に同調する自称保守界隈はウィグル問題を声高に叫んでも、ミャンマー問題は感情的にならず放っておきましょうというスタンスのようです。





一方でウィグルの人権問題については声高に訴えているという同じアカウントの発言とは思えません。




案の定、現政権支持派の方のようです。一方の人権問題だけを都合よく利用しながら実は人権などまったく興味もないのが自称保守連中なのです。






上のアカウントだけではありません。自称保守界隈連中は大体同じ思考のようです。これが日頃ウィグルガーと声高に叫んでいる連中の正体なのです。





無視や冷酷に突き放すだけでは飽き足らないのか、民主主義を主導してきたアウンサーチ・スーチー女史に対して売国奴と罵り、国軍の行いを正当化させようとしている輩もいます。


正しい歴史 ミャンマー.PNG


政治系ブログの「正しい歴史認識・国益重視の外交・核武装の実現」(URL)。こちらでも度々取り上げる自称保守ブログですが、この記事がアップされたのが今年の2月始め頃、ちょうどミャンマー国軍がクーデターを起こして国民に弾圧を仕掛け始めた頃です。



>ミャンマー国軍は、2020年11月の総選挙でアウン・サン・スー・チー率いる国民民主連盟(NLD)が不正をしたと主張している。


>確かにミャンマーでスー・チーは人気はあるが、2020年11月の総選挙の圧勝したほどの人気ではない。

>日本のマスコミも悲劇のヒロインのような扱いをしているが、アウン・サン・スー・チーには様々な非がある。


>2020年1月、スー・チーは、支那の習近平を国賓として迎え、歓迎式典で、「ミャンマーはこれからも常に中国の味方だ!言うまでもないが、隣国としては世界が終わるまで中国に足並みをそろえる以外にない」と永久属国宣言をした!


>2020年11月8日、スー・チーは、総選挙での圧勝よって、憲法を改正し、絶対的権力を手に入れて独裁政権を築くことを画策!


>つまり、スーチーは、習近平に対して『世界が終わるまで中国に足並みを揃える』と永久属国宣言した上で、ミャンマー国内で独裁政権を築こうとしていたので、ミャンマー国軍によって自宅軟禁されても致し方ない!






上に記事の一部を抜粋しましたが、要は国政選挙でスーチー側の不正があると主張している国軍が、議会招集の延期を強く要求したものの交渉は折り合わなかったのでやむなくクーデターを企てたというもの。突っ込みどころ満載の駄文ですが、そもそも不正選挙の物的証拠もないのに、執拗に不正だと訴えているのはいちゃもんをつけているだけにしか映りません。このブログ主コヒーは米大統領選のときも同様、陰謀諭を唱えて確証もなくトランプ大統領再選返り咲きを予言するなど二か月にも渡って米大統領選の記事を書き綴った相当イタい人です。




記事を見ると分かるようにミャンマーの人権弾圧などこれっぽっちも載せておらず、国軍の正当性&スーチーDisりに終始するという酷い有様。こんなのが人気ブログ一位で支持されているとは日本人としての認識を疑ってしまいます。ついでに記事に貼付けて会った田母神俊雄の酷いツイートも載せておきます。






仮に国軍の主張が正しかったからと言って国民を大量虐殺して良いことにはならない。今回記事を書いてみて改めて普段ウィグル問題を提起している連中には人権など考えておらず、外国人だからと非道に冷酷に切り捨てる人種であると改めて思い知りました。

posted by yuuponshow at 15:35| Comment(0) | 自民党工作員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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