2020年09月25日

良薬にも劇薬にもなるベーシックインカムについて

大阪都構想(大阪市廃止構想)の住民投票を一月後に控えた維新の会の松井一郎大阪市長と吉村洋文大阪府知事が記者会見を開き、ここで何と松井市長が都構想を否決されたら政界を引退すると発表したのです。退路を断って政治生命を掛け大阪都構想に賭ける決死の思いが伝わるようです・・・って松井は五年前の住民投票でも同じこと言ってた嘘つきなのですが(笑)またこういう二番煎じで府民を騙そうとしているのでしょうか!?








そもそも前回の大阪都構想の住民投票で否決されたら二度と議題に取り上げないとまで言い切っていたのに、口八丁御託並べて二度目の住民投票が実現したこと自体があり得ないことです。恐らく今度否決されても再再度議題にあげる機会を伺うことは容易に想定できますが、嘘に嘘をかさねる維新のやり口にもういい加減に騙されないでいただきたいものです。

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今回は新たな社会保障制度として注目されているベーシックインカムについて取り上げたいと思います。先日国民民主党の玉木代表が、次回の総選挙の公約としてベーシックインカム制度の導入を掲げたことが大きな反響を呼んでいます。






日本の政党でベーシックインカムを公約として掲げる政党は確か初めてだと思います。色々と賛否はあるでしょうが、ベーシックインカムは全国民に経済的自由をもたらす良策ですので賛成です。貧困層に一定の社会保障を受ける機会を提供できることで貧困対策、福祉対策、景気対策、格差解消、少子化問題etc・・あらゆる問題の解決に繋がります。導入することによる具体的な中身の骨子や既存の社会保障制度がどうなるか議論の余地はありそうですが、コロナ禍により見通しのたたなくなった日本経済において景気高揚の起爆剤となることは確実ですので是非とも前に進めて貰いたいです。




その一方で、BSのテレビ番組で竹中平蔵が打ち出したベーシックインカム論が大きな話題として取り上げられています。こちらは批判の声が圧倒的ですが、言ってることはベーシックインカムを隠れ蓑にした社会保障制度の大幅な削減を主張しているのです。








七万円という具体的な数字は何を根拠にしているのか知りませんが、まずこれでは最低限の生活はできませんし、セーフティーネットである年金や健康保険、生活保護を廃止しては却って生活困窮者を苦しめることになります。それに年金を無くすけど支払いは継続してベーシックインカムの財源に充てるとは本末転倒です。商売屋なだけにそうした困窮者の視点に立ったシミュレーションは働かないでしょう。こんな中身ならば導入しない方がマシです。







もう一つの突っ込みどころ、マイナンバーと全口座の紐づけ?個人情報の漏洩しまくりのマイナンバーに銀行からの不正アクセスされまくりの銀行口座が紐付けになるのは犯罪の温床になるのは誰の目から見ても明らかです。何より日本でマイナンバーが普及しない理由は国民が政治を信用していないからなのだから。



マイナンバー 紐付け.png



社会保障制度を犠牲にするのであれば国民年金しかありません。満額受け取れたとしてもせいぜい6万円程度ですし、月16000円の年金保険料がなくなり、その分経済にまわすことができます。巨大に膨れ上がった年金資金も利権やら株式吊り上げの財源にあてがわれることもなくなりますので健全化します。何より深刻なのは年金財源であり、現状国民年金は未納率は4割、経済的理由から支払い免除・減免の世帯を合わせれば実質的な未納者の割合は更に増えていることです。近い将来国民年金の破錠は避けられないことになるので、障害者や寡婦年金は新たな制度を設ける形で一旦国民年金制度は畳むべきだと考えます。



ベーシックインカムについて賛否は分かれていますが、機能すれば国民すべてのセーフティーネットとして余すことなく感受できる優れた制度です。しかし竹中のような商売屋やそれをプレーンとして登用する菅政権が絡むことで逆に国民を不幸に陥れることに繋がります。良薬にも劇薬にもなるベーシックインカムは中身をしっかり検証した上でより良い制度にすべくすすめていくべきだと考えます。

posted by yuuponshow at 17:38| Comment(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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