それも仕方がありません。野党第一党の民進党が消滅してまだ政党として出来たばかりの希望の党に吸収されるなどこんなのほんのちょっと前まで誰も想像できませんでしたからね。改憲・安保肯定の希望の党に真逆の思想を持つ議員が多く所属する民進党がなぜ合流するのか?そして政策協議もされていないのに民進党の両院議員総会では反対もなく満場一致で合流が成立されるというこの異常な光景を見ると衝撃的すぎて頭がおかしくなりそうです(´-∀-`;)

民進党の両院総会で前原代表は民進党は存続させると述べており、選挙の間だけ屋号を借りて選挙が終われば元に戻るということもあり得ます。党名ロンダリングで有権者を欺くことで人気者にあやかり当選するというやり方ですが、実は公職選挙法ではある政党が候補者を擁立せず、違う政党から立候補して当選すれば(比例復活も含む)選挙後に元の政党に戻ることができるのだそうです。
かつて公明党がこの方法を取ったことがあるそうですから、とにかく希望に入れればこっちのものだと思っているようです。ただ連合や自治労などの民進党支援組織は人気のある小池党との合併を希望していることもあり、民進党所属議員をそのまま希望の党に移籍させ、あわよくば乗っとることまで考えていることでしょう。実際現職の民進党議員のこういうツイートがありますから有権者を欺くことで頭が一杯のようです。
このタイミングで、「トロイの木馬」発言は、とんでもない発言ですね・・・
— trueheartbravery (@trueheartbraver) 2017年9月28日
【拡散】されて、希望の党の党首や幹部の目に触れると面白いですね・・・ pic.twitter.com/7G5pdpf8FS
小池新党がどういう形で民進党との合流を進めていくのか分かりませんが、丸のみや思想の異なる人間を取り込んでしまうようだとその時点で希望の党は終わりです。小沢一郎も噛んでいると言われるこの合流騒動、誰が仕掛けたのか分かりませんが、神がかった立ち振る舞いで突っ走ってきた小池百合子も大概にしないとしらけ切って投票率が下がり自民党圧勝という不幸な結果に繋がってしまいます。
一方、解散を仕掛けた自民党ですが話題の中心が小池百合子となり、すっかり蚊帳の外に置かれた状態となりました。何とか存在感を出したいところですが、北朝鮮危機も選挙戦に突入してやや下火となり、頼みの経済も10%消費税増税を打ち出して反感を買う始末、そこで安倍総理が解散会見でぶち上げた消費税増税の公約について、後日テレビ番組に出演した際に日和った発言をしています。
安倍首相が消費税増税延期に言及
— Mame (@tibiinu75) 2017年9月29日
2019年10月に予定されている消費税率8%から10%への引き上げについて、安倍晋三首相は「リーマン・ショック級の状況が起きれば判断しなければならない」
リーマン級の不安要因は半島情勢で半島有事になれば消費税増税どころの騒ぎではなくなりますね pic.twitter.com/T5NaY405UJ
消費税凍結を訴える小池新党から喰われかねない自民党としてはリーマン級のうんたらとか言いながら増税の先延ばしを匂わせる発言が飛び出しました。このリーマンなんちゃら発言により以前も増税時期が延期になりましたから小池効果も少なからず影響したと言えるでしょう。
しかし延期も凍結も生ぬるい、減税して且つ、消費税増税法案の廃案まで踏み込むしかありません。今でなくとも将来、税金を上げられることで消費マインドが低下して節約志向に走ってしまいます。国民の消費マインドを上げるためこれくらいの刺激策は必要です。財務省に金玉握られた自民党では無理、小池新党や他の野党はこれくらいぶち上げて欲しいですね!口だけではない具体的な凍結廃止を掲げてくれる政党が必要なのです。