2017年09月27日

小池新党血迷った民進との合流で自民の脅威にはなれない?

今週月曜日の安倍総理の解散会見を受けて各政党選挙体制に突入となりましたが、安倍の会見では想定通りとは言え、堂々と消費税増税の公約を掲げることとなりました。ついでに安倍支持層の悲願であるはずの改憲については具体案は一切明らかにせず、単に支持率上昇にの機会を待ってタイミングを計った解散したということがバレバレでした。


国難突破解散.JPG


北朝鮮によるミサイルや核実験などの脅威に対抗するための国難突破解散などと銘打っていますが、そんなに危機なら解散してる場合じゃねーだろが!と突っ込みたくなります。目標も過半数維持で十分とか本気で改憲などやる気がないのがお分かりでしょう。ともかく始まった選挙戦ですが、そんんな中、小池新党の「希望の党」が派手にひっかきまわしています。


小池百合子が突如新党名を発表し、党首に就任すると発表したかと思えば、既にプロモーションビデオまで作成して公開するなど用意周到、希望の党のネーミングライツも今年2月に取得したことも分かり都知事職をしながら周到に衆院の解散に備えていたようです。



希望の党が掲げた政権公約は自民の政権公約とは真逆の消費税の凍結、増税凍結は反自民の受け皿となるのでそれは良しなのですが、しかし非常―に解せないのが脱原発です。かつて本人が核武装論を掲げていたのに、選挙公約で突然掲げて転換するとはそんな整合性がなくていいのか!?そして大いに失望を買う衝撃的な今日のこの報道です。






都知事も辞任とかそりゃないだろうが・・・実は私、今回の記事を書くにあたって新党結党などの立ち回りの良さを評価して小池称賛の記事を書きかけていたのですが、この目まぐるしい急展開に碧碧しながら記事を書き直すことにしました。


民進党議員の受け入れについては改憲派であることが条件であったはずなのにこの報道の通りだとすべての民進党議員を受け入れることになります。それにこれまでの民進からの離党ドミノは何だったのか?結局元の鞘に収まるだけ、結果小池若狭ら数人が加わった民進党となってしまいます。こんな舐めたことして国民の信任を得られると思っているのでしょうか?真偽の程はこれから明らかになるでしょうが、せっかく反自民の受け皿ができると思ったのに増税凍結など凌駕してしまう失望を生むことは間違いありません。



野合だけの政局で民進党を抱き込むなどマイナスでしかないのにこれでは自民党にとって脅威とはなりません。なぜ民進党が支持を失ったか人気がないのかこれまでの事を振り返れば明らかなのに、あの安倍総理の記者会見で述べた国民を舐め切った消費税増税方針から新党へ票が流れる構図になるかと期待していたのがこんな浮足立ったことをやっては票が流れるどころか失うだけです。


これで混乱するのが両党の議員やその支持者、特に民進党は散々小池新党を叩いていたのを目にしていたので合流となれば掌返ししなければいけません。民進党支持など到底できませんが、この振り回されっぷりには少し同情してしまいます。逆にこの動きにニヤニヤとほくそ笑んでいるのが自民党議員やその支持者です。



与野党ともに失望を与え続ける我が国の政治に未来はないのでしょうか!?反自民の受け皿がこれでは安倍政権も安泰、新党は失望を呼びいずれ早いうちに解体へと向かうでしょう。国の将来に夢も希望も抱けず小池新党はこのまま失望の党で終わるのか、はたまた予想外の展開となるのかともかく選挙終了まで小池劇場に振り回されそうです。

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posted by yuuponshow at 19:40| Comment(0) | 国政選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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