2016年06月18日

経済政策ギブアップ!?日銀無抵抗のまま為替は103円台まで進行

今週に入って急激に株安円高が進んでいます。先日行われた日銀の政策決定会合では引き続き金融緩和継続の方針を打ち出したものの、目新しい政策が出なかったことから市場が失望した形となり日経平均は今週だけで1000円もの下落となり結局15600円付近で取引終了。為替はドル円が一時103円台半ば まで円高が進みました。国内経済政策の手詰まり感が露呈した形となりましたが、大企業の想定為替レートは110円以上で設定しているので、この段階で大幅な円高となっており企業業績の先行きが懸念されます。



現時点で黒田バズーカ第二段である追加緩和をした時の日経平均株価16000円を割り込んでいます。来週のイギリスEU離脱残留を決める国民投票次第では更なる下落もあり得ますので、このままでは年初来安値の14865円を更新し、一気に10000円付近までの下落もあり得ます。



またイギリスのEU離脱を問う国民投票の予測が離脱優位とされていることも株安円高の要因とされています。イギリスのEU離脱が実現すれば欧州経済に深刻なダメージになると予想されることからユーロが売られ、結果比較的安全な通貨である円が買われているのです。


円高の要因となっているのは外国人による日本国債の買い増しによるものですが、日本が行うべきはこれに乗じて積極的に財政投資を行い国債を増発させることで経済対策を取ることです。ところが財務省の言いなりである日本政府はプライマリーバランスの順守に拘り、これ以上の累積赤字を増やしたくないのです。頼みの綱は来週23日のイギリス国民投票で残留という結果に頼るしかありません。外国の政策頼みとは情けない限りですが、経済政策が手の打ちようがなくなったのではもはや外的頼みでしか円高を止められる要素はありません。つまり手の打ちようがないなすがままの無策を通しているのです。




日本は現在、マイナス金利を導入していますが、そもそもマイナス金利を導入した建前は金融機関の国債保有額を減らして市場に資金を流入させるというものですが、本当の狙いは円安誘導により株価上昇させることです。ところが日銀や政府の思惑とは裏腹に、欧州情勢が混沌としてきたことから日本国債が買われることになり円が急騰するという皮肉な結果となりました。



本来ならば為替や株価の動向など一般国民には関係のない話ですが、2014年10月の追加金融緩和と同時にGPIFの年金資金の株式導入を25%から50%と二倍に拡大していることから年金資金が更に膨らむ可能性もありますので将来受け取る年金に影響を来す可能性があるのです。






ご存じの通りGPIFは政府より委託された形で年金運用を行っているので、年金資金による株価の買い支えの役割を担っています。そのため空売りなどできる訳ありませんので単純に日経平均株価が下落すれば年金運用資金も比例して減らすことになるのです。

このままでは大幅な赤字計上は間違いないことから年金運用実績発表を参院選後の7月29日に延期しました。あまりにも姑息とも言える政府のやり口ですが、いずれにしても多額の損失額となることは間違いありません。これは年金を積み立てている日本人にとって非常に重大な問題です。選挙が終わってからこっそり公表するとはどこまで国民を舐めているのでしょうか!?野党はこの年金損失を徹底的に追及するべきです。大切な国民の資産を勝手に運用しておいて大損しちゃいましたとは絶対に許されるべきではありません!!!




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posted by yuuponshow at 23:27| Comment(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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