2015年07月16日

安保法制の強行採決による安倍政権へのダメージ

安保法制の審議は与党側の強行採決により衆議院での法案通過となりました。これで審議は参議院に移りますが、参議院でも賛成が過半数を上回る事が確実であり、60日ルールが適用される事から法案可決が確実となりました。これにより集団的自衛権が現憲法下において容認されることとなりそうです。

法案審議について賛否議論が飛び交っていますが、果たしてこのまま可決していいものか。官邸側は決して十分な説明をしたとは言えません。現に安倍自身が「国民の理解が進んでいない」と認めるコメントを発しています。

どうせ理解はされない.jpg

【安保法案特別委採決】 安倍首相「国民の理解が進んでいない」

戦争放棄を明文化している憲法9条がある限り、解釈だけで通すのは無理があるように思われます。仮にこのまま法案化しても左翼系の市民団体から全国各地で違憲訴訟が相次ぐ事も予想されます。憲法学者の大半が違憲だと見解を述べているのを見ても、裁判において違憲と判断されてしまう確率は高いでしょう。そうなればこの強行採決による解釈も違法行為と見なされてしまうのです。

安倍総理が後どれくらい総理をやるのか分かりませんが、後を引き継ぐものからすれば大きなしこりとなり政権運営に支障を来す事は間違いありません。

やるならば正々堂々と時間をかけてでも憲法改正に持っていくべきであり、国民投票を経て安全保障法案を目指すべきなのです。日本は隣国からの脅威に晒されるから早急に行うべきだと国民を脅しても、説明不足により理解が得られないまま強行採決という強引なやり方では国民からの反発を招くのは必至です。

改憲に賛成の立場の人間でも、今の政府のやり方に反感を抱く人も多いでしょう。いいように解釈されては憲法改正する必要などなく、時の政権が解釈し放題となりやりたい放題となり、悪しき前例となる恐れがあります。こういう点においても今回の審議の進め方は非常に危険であり安倍政権は政権運営をする資格はないと言えるでしょう。

そしてこの重要法案審議をテレビで中継しなかった事も問題です。





このような大事な審議を中継しなくていつ中継するのか?政府による圧力か、NHK会長の籾井氏の判断か分かりませんが、かつて右と言われたら右・・と会見で述べていたようにそれを忠実に守っているのでしょうか?中継で国民に見せる事で政権批判が強まるとの判断で中継しないと捉えられても仕方ありません。いずれにしても国民無視とも言える重要法案の強行採決は今後安倍政権にとって致命傷とも言えるダメージとなるかも知れません。



posted by yuuponshow at 18:23| Comment(0) | 安保法案 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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