2021年12月29日

疑惑を晴らさなくても幅を利かす安倍元総理の数々の疑獄案件を振り返る

アベ晋三元総理がすこぶる精力的です。昨年夏に潰瘍性大腸炎という難病を再度患い、志半ばで総理大臣の職を辞することになったのが一年数か月ほど前の話。ところが最近の安倍元総理におかれては総理を辞するほどの重病を患っていた人間とは思えない活動ぶりです。東京オリパラ組織委員の名誉最高顧問など続々名誉職に就任し、自分の名前を旗頭にした派閥の長となり、そして現総理の政策に注目を付けるなど、長期政権を築いた影響力を存分に発揮しており、自身が総理の頃よりも幅を利かせた活動っぷりです。



安倍 写真.PNG



そんなアベ元総理ご自身に降りかかっている数々の疑惑について検察から一つの回答がでました。







桜を見る会前夜祭での費用補填問題ではアベ元総理の関与は無いとの判断を下した検察ですが、前夜祭の明細書も領収書も出さない、国会で釈明は118回もの嘘だらけであることも判明するお粗末なものでした。にもかかわらず検察審査会の不起訴不当の判断を二度にわたりつっぱね捜査を終結させた検察という行政に属する捜査機関。傍から見ても矛盾だらけと言える関与無しの判断は本気で捜査しているとは思えません。怠慢か圧力か知りませんが、まさに上のツイートの見解通りです。



そしてつい最近には組織から文書改ざんを強要された職員が命を断つなど、大疑獄事件に発展した森友学園公文書改ざん問題。自死した職員の妻がその真相を知るために起こした裁判でも国は「認諾(にんだく)」という聞きなれない手続きで突然の幕引きを図るなど、アベ元総理がかかわった問題がまたまた真実を明らかにすることなく終結を迎えることとなりました。



公文書書き換えに関わり自死に追い込まれた職員の妻がおこした裁判で森友問題を詳らかにしたいという思いを、1億700万円という血税を使ってでも断ち切った国の姿勢はあまりに不誠実なものです。そして国民の血税を賠償金に使うのならば、今度は国会できっちり説明責任を果たしてもらわなければなりません。捜査機関がそう判断したから良しではなく、多くの国民が抱いている疑問に答えるべく再調査をするのが真摯な姿勢といえるのではないでしょうか。




国を相手にした赤木さんの訴訟は突然断ち切られましたが、元理財局長である佐川宣寿氏への損害賠償を求めた裁判が残っています。個人に向けた裁判なので、国のように認諾という掟破りの荒業は使えないはず。赤木氏側にとって残された道はこれだけですが、ここでも司法による忖度や手回しがあるとも限りません。いずれにしろこの問題も非常に困難極めるものです。そしてこの問題も闇深いものです。







国土交通省の基幹統計改ざん問題、これも第二次安倍政権が起こした大疑獄事件です。『いざなぎ景気』を超えて戦後最長となった安倍政権による景気拡大は政府を通じてマスコミによって大々的に報じられました。しかし庶民の感覚は違うもので、給料は上がらないのに、日用品や食料品は値上げされていく、以前より明らかに生活が苦しくなっているのに景気が良くなったと体感できる訳がありません。そして統計は名目GDPに鉛筆舐め舐めの下駄履きされた捏造であったと知り納得。まったくこの国はいつからデタラメがまかり通るようになったのでしょうか。その改ざんを再検証すべきところ、データは何と破棄されて再検証できないそうです。何から何までデタラメすぎるわが国ニッポンここに極めりです。







そしてとどめは「アベノマスク」の無駄遣い。8000万枚を超す在庫を保管する費用は約6億円。それを6000万円くらいかけて廃棄するそうです。これだけのお金を国民にバラまけば確実に景気対策にもなったろうに。天下の愚策として歴史に名を残すことでしょう。








そんなアベの愚策を愚策と認めず、希望者が殺到すると吠えるアベサポの健気なこと。この人最低段ボール一箱くらいは要求したのでしょうか?(笑)





他にも河合夫妻の選挙買収事件など安倍本人はもとより事務所ぐるみでかかわっていることが確実な事案もあり、これを不起訴にするなど無理無茶ですが、不起訴あり気の筋道で推し通した検察ですから、こちらについても成り行きが不安になります。それを知ってか安倍晋三はますます血気盛ん。キングメーカーとして党や政府にモノ言う幅を利かす存在として君臨する総理時代より厄介な存在とも言えます。しかし法や民主主義を歪める象徴的人物をこのままのさばらして良いのでしょうか?そうなればこの国の衰退の一途を辿るばかりです!!!


posted by yuuponshow at 16:15| Comment(0) | 安倍政権批判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月22日

政党支持率に異変!?提案型に変革し迫力不足が否めない立憲民主党

岸田首相の予算委員会初論戦となった今国会は閉会となりましたが、国土交通省による「基幹統計改竄」という国の基盤を崩壊させる事件や、新型コロナの新変異種オミクロンの感染拡大懸念、国が「認諾」という掟破りで森友学園事件を強制終了させた問題、アベノマスク保管料を巡る問題と次から次へと出て来る問題を放置したままで閉会する臨時国会、岸田総理は後ろめたさを感じないのでしょうか?



しかしそうした批判の声は少数なのか、世間の岸田総理に対する評価はうなぎ上り。直近の世論調査によると岸田内閣の支持率は軒並み高水準の数字を叩き出してます。






敢えてアベサポの西村幸祐のツイートをチョイスしましたが、アベサポですら岸田内閣に対し嫌悪感を抱いているのに内閣支持率66%!?いくら産経が自民寄りとは言え、これはあまりに高すぎ異常です。ちなみに毎日新聞が54%、朝日が49%とバラツキがありますが、どちらにしても内閣支持率として安定的な数字です。失言はほぼ無いとはいえ、政策の見直し撤回ばかりでブレブレまくりの岸田政権を一体どういった層が支持しているのか?まったく謎です。



そして支持政党に目を向けるとトップが政権政党の自民党で、次いで日本維新の会となっています。野党第一郎の立憲民主党は第三位に転落、もともと支持率は高くなかった立憲ですが総選挙以降、維新の支持率が上昇しているのです。







維新の支持率が22%、立憲の2倍という驚愕の結果です。毎日新聞のこの22%が最も高い支持率ですが、他の世論調査を見ても維新が立憲に勝っており、負けていても非常に接戦となる結果となっています。期待するという声も維新が目立っています。一体何が起きているのでしょうか?






維新が支持率躍進の要因として考えられるのが、総選挙後の国会招致で維新の新人議員が問題提起した文書交通費問題でしょう。これを維新全体が問題だと改革を訴えたことで、これまでのおかしな慣習を改革してくれる政党として期待する声が高まったのでしょう。その後、代表代行の吉村知事が国会議員時代に辞職を月初めにしたことで文書交通費を満額頂くいうオチが発覚しましたが、そんなオチをかき消す程の維新の支持率は上昇傾向にあるようです。



改革政党を旗印にしてきた維新ですが、ここ最近までの支持率は低水準の頭打ち状態でした。しかしメディアを取り込む戦術が、総選挙を境に功を奏したように思えます。だがやってることは改革と称して、必要以上に公共施設や人員を削ったことでコロナ禍において行政機能が立ち行かなくなったことは周知の事実です。それでも維新を支持する世論が増えてしまっている。日本は絶望に向かっているのでしょうか?



一方、立憲民主党は、先の総選挙で政権を厳しく問いただしてきた論客たちが続々落選し、それにより枝野代表は辞任、泉健太代表に代わり執行部も一新し再スタートをきりましたが、国会論戦を見ると迫力不足は否めません。






確かに国会中継を見ても、立憲議員は政権の不祥事(例えば国土交通省の基幹統計改ざん問題)について追及するもそれを引き延ばさず実にお利巧すぎる質疑に終始しています。次の立憲質疑者はそれには一切触れず別のことで質疑をすると、これでは受ける政権は楽だし、プレッシャーは与えられません。正直じれったく感じ、見るのを止めてしまったほどです。それに対して緊迫感あったのが共産党の質疑でした。批判は他より厳しくも無駄なパフォーマンスもなく論理を組み立て、政権を追い詰める論も秀逸でした。しかし共産党は圧倒的に数が足りない。野党で数の多い立憲が共産のような質疑ができれば大きく情勢が変わると思うのですが・・・



提案型も維新の二番煎じであり、なぜ合わせる必要があるのか?それよりも対立を明確にした方が存在価値は上がるのに、政権を追い詰める材料は山ほどあるのに提案に固執する必要性はありません。このままでは支持率だけではなく近い将来維新の勢力が野党第一党に躍進することになるかも。維新など自民の補完勢力であり、それを立憲が後追いしては自民党政権を安泰にさせるだけ。でたらめ自民党をのさばらせては本当に日本が終わってしまいますよ。








posted by yuuponshow at 18:57| Comment(0) | 旧・民主党 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月15日

無理筋なアベノマスク擁護派にアベノマスクを引き取っていただきましょう

前回の記事で取り上げましたが、先の総選挙で落選し一般人となったはずの石原伸晃さんが岸田総理による肝いりの救済措置で内閣官房参与という就職先を斡旋してくれましたが、それにより世間から反発を招いて大きく批判に晒されることとなりました。その批判にいたたまれなくなったのか内閣官房参与就任から7日後のスピード辞任の運びとなりました。







それにしてもこの官房参与就任&辞任劇騒動、誰が持ち掛けたのか知りませんが、こうなることを想定できずに救済させたがっていたなら相当なアホであるし、陥れるとすればなかなかの策士であると言えます。これにより石原株は大暴落、この汚点により今後の政界復帰はほぼ絶望的となりました。それに助成金の問題まで蒸し返されて自ら評判落としてしまっているのですから潔く引退された方が良いでしょうね。



一方、任命した側の岸田総理も任命責任を問われることとなり、政権へのダメージは避けられません。批判が高まりあっさり覆るような人事ですから、信念の無いお友達救済策だったことが国民にバレてしまいました。そして10万円給付を巡る交付金問題でも信念の無さが露呈されることとなりました。






批判の声が大きくなったことであっさり翻してしまう信念・・というか節操の無さ。しかも極めて狭い対象者に限定した給付金ですからね。周囲に意のままに操られているようで、物事を迅速に進めることができなさそうです。このままでは近いうちに退陣もあり得るかも知れませんね。


そして岸田政権が抱える前々政権がもたらした負の遺産「アベノマスク」、こちらも前回の記事で触れたとおり8000万枚は倉庫に残ったまま。これまで6億円超とされる保管費用は無駄使いの象徴として後世に語り継がれることになりそうです。増え続ける保管費用のことを考えれば迅速な処分が求められるのですが、それをやると安倍元総理の失政が明らかとなり、手を付けにくい案件であることは間違いありません。







しかし未だにアベノマスクは成功したんだとツイッターなどでのアクロバティック擁護があちこちで目立ちます。そんなアベ&アベノマスク擁護を展開する痛いツイートをいくつかチョイスしたのでご覧ください。












とまぁ、彼らのご主張を見ると安倍のマスクで不織物マスク需要が下がった、手に入りやすくなったと言うあまりにもご都合主義的な見方であります。こういう主張はアベノマスクが出回った頃にも数多く見ましたが、そもそもアベノマスクは布マスクであり不織物マスのようなウィルス感染対策には適していません。それにマスクに虫やカビの確認が数多く報告されるなど衛生面での問題も浮き彫りになりました。こんな有様ですから手元に届いてもアベノマスクを装着する人は殆ど見かけることはなく、市場に出回ってる不織物マスクの代替品には到底なり得ない代物でした。



アベノマスク 実物.PNG



そんなアベノマスク称賛派のみなさんに朗報が飛び込んできました。是非ともアベさんの失政を払拭するために貢献して頂きたいものです。







アベノマスクを自治体だけではなく希望する個人にも配布するとのことです。あまりに膨大な量なので、段ボール一箱単位をノルマに上記の方を含むアベサポさん達に引き取っていただきたいと思います。引き取る自治体もないから不良在庫化しているのでアベサポさん達が頼りです。四の五の言わずに一刻も早く引き受けて無駄な税金を解消していただきたいものです。




posted by yuuponshow at 18:05| Comment(0) | 自民党工作員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする