2021年08月24日

菅総理の全面支持が惨敗を喫する結果となった横浜市長選、それでもスガと運命を共にする自民党の運命は如何に!?

小此木八郎氏の父親の秘書として仕え、幼少期から八郎氏を知っているという旧知の間柄である菅総理、その小此木氏が横浜市長選に立候補したことで、全面支持を打ち出した菅総理。来るべき総裁選へ、そして今秋に行われる総選挙に弾みをつけるためにも、絶対に勝たなければならない戦いでしたが、ふたを開けてみれば開票8時、いわゆるゼロ打ちで山中竹春候補に当確が出る大惨敗を喫することとなりました。







選挙戦序盤は小此木先行で山中追うの情勢だったはずですが、菅総理が支持を打ち出してから逆転され、その差は開く一方でした。投票の内訳を見ると無党派層の投票先は山中氏が4割強、小此木、林両氏は1割ほどとなっており、無党派層の動向は衆院選でも勝敗を左右する鍵となりそうです。これでは自民総出の組織票頼みも遠く及ばず、やはり政権交代には投票率にかかっていると言えるでしょう。






敗れた小此木八郎候補は政界引退を表明しました。辞めてくれて全然構いませんが、父親の代からの選挙区の地盤や、大臣職、それらを投げうって市長選に立候補した経緯は今だ謎めいています。何より大臣としてIR推進急先鋒派だったのが一転、反対を表明したのです。地元である横浜市の首長に魅力を抱いていたのでしょうが、横浜をどうしたいかとかそういうビジョンがまったく見えてこなかったのですから政局のために動いたとみられても仕方ありません。何せスガ政権挙げてのバックアップでIR推進Yes,Noとか関係なく、恫喝も脅迫も辞さない強権ぶりをあらわにしてまで小此木を勝たせたかったのです。







菅総理と近しいのは小此木候補だけではありません。現職の林文子候補もスガの子飼いなのです。






2009年に民主党推薦で立候補し、当選した林文子氏、林市長は当初IR反対を表明しており、それが急展開となりIR推進派となったのは林市長が自民党政権に取り込まれたことが要因です。当時の官房長官である菅義偉が裏で働きかけ反対派に寝返らせたということも周知の事実です。





それがIR反対を打ち出した小此木がスガ総理の前面支援を受けて立候補するとは林市長からすれば驚愕ものの「手の平返し」でしょう。自分にはIR推進を押し付けて、選挙になれば支援せずIR反対候補を立てるのですから林市長の立場がありません。まー自業自得とも言えますが、仁義を尽くされることなくあっさり切り捨てられた林が出馬を見合わせなかったことが、結果的に自民党派分裂し惨敗を喫することになったのですから。



しかし今回は政策や候補者の資質よりも政権政党と野党という看板が前面にあらわれた選挙であることは否めません。そして有権者は野党を選んだことは菅政権への不信不満があらわれているとも言えるでしょう。にもかかわらず、自民党の重鎮どもは来るべき総裁選では菅支持だそうで、どうやら生き残りを模索せず、呉越同舟運命を共にする道を選択したようです。






支持率も20%台に下落したスガ政権、やることなすことすべてデタラメ、反省することもなく忖度していた報道機関も「説明しないスガ総理」と見出しをつけて取り上げるなどスガ下ろしは加速していくばかり。このままでは総選挙で現職総理大臣の落選もあり得ることになりそうですが、意固地なスガや重鎮にはその声は届くことはないのでしょうね。

posted by yuuponshow at 18:10| Comment(2) | 自民党 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月18日

小此木八郎の横浜市長選が裏目になればスガ総理早期退陣もあり得る!?

東京五輪が閉幕して各メディアが世論調査を出してますが、東京五輪を開催して良かったか?という調査で過半数を大きく超える割合でやって良かったと出ています。しかし一方で五輪開催が感染拡大の一因を作り上げてしまったという回答がこれまた過半数を大きく上回っています。五輪開催前に比べて各地域で感染拡大が顕著にあらわれてしまった現状を鑑みれば当然と言えるでしょう。おまけに五輪関係者から新種のラムダ株まで上陸するなど、事態をより深刻化させる事態も明らかになれば強引に推し進めた五輪開催は大きな禍根を残すことになりそうです。そして今まさに開催されている甲子園の高校野球も酷いことになっています。






宮崎商業と東北学院の2校がコロナ感染が発覚し、出場辞退が決定しました。いずれも甲子園に向かう直前に故郷でPCR検査では陰性だったのが、関西入りして陽性となっていることからも分かるように、現地入りして感染したようです。感染急拡大の中でもはや大会存続は困難ではないでしょうか?。今後第三、第四の感染が起きないとも限らないし、選手の生命や健康を考慮して大会を中止にするべきです。しかし主宰の朝日新聞や高野連は存続の方向、五輪開催是非を問われている時に中止を訴えた朝日新聞にしては愚かな決断をしたものです。



去年を思い返してみれば、今年に比べてまだ感染状況もそれ程ではなかったのに、各スポーツ競技は軒並み中止、甲子園も一試合限定の交流試合にとどめていたものです。ところが今年はコロナに慣れたのか、競技イベントが平年と変わらず実施をしています。部活動もいつも通り、学校もいつも通り、それによりクラスターが各地で頻発する羽目に、慣れが過ぎて、多少のコロナ陽性には反応しなくなったのでしょうが、それが祟ってこれまで以上の最大感染拡大規模に陥ってしまったとも言えます。今のスガ政権の危機感のなさも国民に伝染してコロナを軽視するようになった一因とも言えるでしょう。

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そのスガ政権の命運がかかると言われる横浜市長選挙。この選挙に立候補しているのが、それまで国家公安委員長と内閣府特命担当大臣を兼任していた小此木八郎氏です。現職大臣が異例の地方首長選への立候補、誰しも首をかしげる行為に映りますが、その小此木候補は公約として掲げているのがIR反対です。


すが&おこのぎ.PNG



この小此木候補の公約はIR推進するスガ政権とは真逆の立場を取っており内乱でも起きたかと思いきや、菅総理は小此木候補の全面支持を打ち出し、選挙戦でも支援していくことを表明しています。小此木彦三郎の秘書として仕え、その息子である八郎氏とは懇意の仲です。スガの取り巻きもこぞって小此木支援を前面に出すなど自民一体となって小此木市長誕生への後押しをするようです。






スガがIR推進の急先鋒なのに反対候補を推すとか状況を鑑みればまったく理解に苦しみますが、この小此木候補の主張はどうも信ぴょう性が疑われています。







過去にはIRは必要と国会で答弁しながらの二枚舌は、選挙区に向けてしっかり説明しないといけないですね。情勢では野党推薦の山中氏と競り合う展開のようですが、こんな二枚舌が優勢など有権者としての見識が疑われますよ。そもそも大臣職を投げうってなぜ地方首長選に転身しようとしたのか?横浜市をどうするか?という主張よりも、こういう意見もありどうも政局を重視していると勘繰られても仕方がありません。








それにしてもなぜ小此木が手のひら返ししたのか?これは横浜市の事情もあるようです。







横浜で幅を利かせる実力者、「横浜のドン」藤木氏と蜜月関係にありながら、IRでのすれ違いで怒りを買うこととなったスガ総理。それが祟って自分の選挙区でもある横浜でのスガ総理の支持率は30%を切ることになりました。このままでは総選挙での勝利どころか自身の選挙区での落選もあり得ることになりそうです。小此木立候補は藤木氏からの批判を逸らすためのスガの差し金では?そういう推測もされる摩訶不思議な小此木の立候補、額面通りにIR反対の主張を鵜呑みにできる訳がありません。来る横浜市長選、有権者はどのような審判を下すのか分かりませんが、良識ある結果となることを望んでやみません。



posted by yuuponshow at 22:45| Comment(0) | 自民党 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月11日

言語や振舞に危険な兆候!?スガの余命は尽き新総理選出に動く自民党

17日間に渡った東京五輪は閉幕を迎えました。しかし日本列島は新型コロナ第5派の襲来を受け五輪関係者500名以上、全国で一日当たり12000人もの感染者を出しながら、中断することなく強行したことは日本政府の意地とも言えますが、その代償は高くつくことになりそうです。







盛り上がる東京五輪に水を差したくない日本政府は、最凶と噂されるラムダ株が国内で確認されても、それを公表することなく得意の隠蔽で五輪終了までひた隠し続けていたことが明らかに。また都内では自宅待機者が相次いで亡くなっていながら、その死者数を把握していなかったという驚くべきことが明らかとなりました。




しかしこういうことが明らかになったも「あー、またか」と驚かなくなった人も多いのではないでしょうか?これまで多くの問題が噴出しても、新たな問題が出て掻き消されてしまい、過去の問題が埋もれてしまうというまさに安倍前政権譲りの戦法で生き長らえているスガ政権です。しかし国民もいい加減に怒りをあらわにしないともっと酷くなりますよ!国民生活に直結する政治腐敗をそのまま放置してはなりません!!




その腐敗が進む政権の大元凶であるスガ総理ですが、言動や振舞に危うい一面が表面化しているようです。広島と長崎の原爆慰霊祭式典でそれが如実にあらわれていました。








政治的におかしい!とかではなく、普通に短い発言や行動が理路整然としないことが多々ありました。読み飛ばしの釈明が「のりがくっついてました」遅刻の釈明が「トイレの場所が予想以上に遠く時間がかかった 」ですよ!!何とか自分の責任にしたくないという根性丸出しで非常に見苦しいものです。自分の非を認めるくらいの度量があれば救われたのにこんな資質だから何をやっても批判が絶えず、支持率低下が止まらないのです。まさに因果応報とも言えますが、精神的に追い込まれて割とやばい状態にあるのでは?と感じますし、こういう報道もあながち本音が漏れてしまったのかも知れません。







過去の自民党政権において、こうした言動・行動の危うさが引き金となって退陣に追い込まれる姿を目の当たりにしたことを鑑みれば「菅政権では持たない」と世間はもとより党内も感じていることでしょう。その空気を察してか、今秋に行われる自民党総裁選で気鋭の候補者が名乗り出てきました。







現政権に距離を置く識者からも絶賛される積極的財政出動を訴える高市早苗氏が自民党総裁選に出馬する意向を固めたとのことで、当初は無投票では?と囁かれやや白けかけていた総裁選もやや注目を集めることとなりました。しょぼくれたスガよりは見栄えも良いし、何より自民党総裁&総理大臣初の女性誕生となれば大いに盛り上がるでしょう。



しかし積極財政を主張するのは結構ですが、この人消費税減税については一切口にしていないのですよね。それどころか消費税増税推進派だったのですからね。これまで酷いスガ政権を見てきたから幾分マシには映るでしょうが、所詮自民の駒だし、何よりこの人、安倍の子飼いなのですからね。







国民に寄り添った威勢の良い政策も、あっさり翻ることもあり得ます。というか絶対するでしょう。断言しても良いです。そして安倍前政権がやらかした数々の疑獄案件もスガ同様禅譲して隠蔽工作を図るでしょう。もうあからさま過ぎて苦笑するしかありません。しかしこういう工作に騙される人間も多くいるので、高市総理になれば瞬く間に支持率アップとなるでしょう。



高市 安倍.PNG



言葉のおぼつかないトップではこの先選挙での惨敗は目に見えてます。自民党の戦略としてはスガOUTで高市新総理でイメージアップを図りたいところでしょう。加えて子飼いの高市を総理に据えて安倍はキングメーカーとして幅を利かせることになるのです。国民もいい加減にこういう首のすげ替えで誤魔化されないようにしないといけません!!

posted by yuuponshow at 23:45| Comment(2) | 自民党 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする