2021年07月28日

異論には耳を貸さない自分の都合の良いものしか受け入れないスガ政権に翻弄される日本国民

緊急事態宣言の異常事態、開催是非の賛否分かれる中、強行開催した東京オリンピックにおいて日本勢は怒涛の金メダルラッシュで現時点において14個獲得して国別獲得数ではトップに躍り出ています。開幕5日にしてこの獲得数はこれまでの最多獲得した’64東京と’04アテネを上回るハイペースとなっています。やはり地元開催は日本選手にとって地の利を活かせるメリットもありますが、何よりモチベーションが他国の選手に比べて違うのでしょうか。日本人選手の活躍は大変喜ばしいことですが、新型コロナの蔓延状況は深刻で、感染実数は過去最多を更新し、私たち国民の健康や生命を脅かしています。






五輪が始まってから五輪関連の中継や報道が連日長時間の尺を取って放送されていることもあり、すっかり深刻さが希薄になりかけていたコロナ問題でしたが、これで再び危機感を抱くことになると思います。先日が2800人、そして本日3000人超えとなり、恐らく今後感染者数は日を追うごとに記録更新していくことになると思います。これを受けてスガ総理が五輪の継続について声明を出しましたが、どうも中止や延期といった選択は出さないようです。






人流抑制できてるといったありもしない設定をさらっと言ってますが、そもそもこの返答を引き出した記者の質問は(コロナ感染の)危機的状況をどう捉えているのか?というもので、答えにならない返答をする頓珍漢振りです。状況をまったく把握しておらず、自己暗示をかけているような驚くべきサイコパス振りでまともな判断力ではありません。無理やりな五輪強行を主導してきたスガ総理ですから、今後感染者がどれだけ増えようとも、進め一億!火の玉特攻玉砕覚悟の上なのでしょう。しかしそうなれば国民や選手団の犠牲を伴うことになるのです。今我々日本人は常軌を逸した指導者によって生命と健康を脅かされようとしているのです。




このような有様のスガ総理ですが、支持率回復のため五輪を利用した自己アピールは欠かしません。







開会式では天皇陛下の開会宣言で起立しなかったことで「不敬者」批判されましたが、そんなことは厭わず利用できるものは利用したいのでしょう。そして今スガがバックアップを求めているのが似非保守界隈の連中です。




カルト誌 hanada.PNG



にべもない憲法改正を訴えるなど、そっち界隈へのアピールをしつつ、五輪で感染拡大との懸念あたらない、ワクチン接種は順調、など言いたい放題、独占インタビュー記事を掲載するなど絶賛スガ政権を応援するHanadaといったアベ応援カルト誌だけがもはや頼みの綱といったところでしょうか。しかし一方で現実問題を突き付けられると、回答を拒否するという総理大臣としてあるまじき対応を仕出かしています。







決して気に障るような質問はしない似非と頭文字のつく保守月刊誌しか頼ることができなくなったスガ総理。異論には耳を貸さない自分の都合の良いものしか受け入れない、これが現在在任している日本国総理大臣なのです。コロナ感染者過去最高、医療ひっ迫でも五輪続行とはもはや暴走宣言しているようなもの、壊れたダンプカーです。これに翻弄される日本国民は本当にこのままで良いのでしょうか?誰かこれを止めなければもう取り返しのつかない事態になることは避けられません。


posted by yuuponshow at 23:21| Comment(2) | 菅義偉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月21日

呪われる以前の問題、利権と杜撰が呼び込んだ東京五輪のドタバタ劇

いよいよ明後日に開会式を迎える東京オリンピック、そして今日から一部競技が開催されることになります。しかしコロナの第五派による感染拡大が連日報じられる渦中で、五輪開催に懐疑的否定的な空気が全体を覆い尽くしており、直近の世論調査でも中止を求める意見が増えているようです。






スガ政権やそれに付託するメディアがいくら「安心・安全」を強調しても世間の肌感覚では無理だという声が圧倒的、感染対策は不十分どころか杜撰すぎるガバガバ状態です。一方で不条理な規制を掛けられ締め上げを喰らっている国民はスガ政府を信用することはできなくなっています。そんなスガ政権が支持率回復の足掛かりにしたい東京五輪は始まる前から禍根を残しまくりで、始まる前から失敗という声が占められています。先週突然に報じられた小山田問題もその象徴とも言われています。







インタビュー記事が四半世紀前のものとは言え、障害を持つ同級生に対し、いじめでは済まされない傷害・暴行事件を犯した主犯格が、プロミュージシャンとして名を馳せて以降のインタビュー記事で悪びれることなく自慢気に語っていた記事をあらためて見ると悍ましい思いです。






この件が放置されたまま時が過ぎ、小山田圭吾がパラリンピックの楽曲を担当することになったことで蒸し返されることとなった訳ですが、これにより本人の楽曲担当辞退だけでは済まなくなりました。掲載した音楽雑誌も四半世紀を経て謝罪を行うこととなり、今やっている仕事にも影響を及ぼすこととなりました。五輪関係の仕事が決まって箔が付くと思って引き受けたのでしょうが、悪を尽くした過去の所業が全世界に拡散されてしまうことになったので今後の音楽活動にも影響を来すことになりそうです。






それにしてもこの小山田といい、絵本作家で教師虐めや障害者蔑視発言でこれまた辞任することになったのぶみを起用したのが、東京五輪組織委員会なのですが、こういういわく付きの人物を選定してしまうとは杜撰すぎる組織運営とも言えます。その責任者である武藤敏郎事務総長は当初、反省しているからと辞任を否定していたのが、世論の反発が高まって一転することに、自分が選んだ訳じゃないと言いながら、任命したのは誰なのか?責任を取らず利権をむしばむこの手の連中が使いそうな言い逃れに失笑するしかありません。




そして肝心の感染対策ですが、組織委員会の杜撰さなど比にならない酷いものです。海外のメディア発信により明らかになった五輪関係者の陽性者数です。数日前の記事なので今現在80名を超えているそうです。空港ではPCRでなく高原検査に検疫のみ、隔離期間も基準も曖昧で、五輪関係者と一般人との棲み分けもできずですから、感染拡大に歯止めがかからない状態となるのは至極当然です。








日本のメディアは五輪における後ろ向きな報道発信には消極的ですが、海外は容赦なくバンバン報道してくれます。組織委員会の後ろ盾となるスガ政権や東京都にも国内では及び腰になるような批判記事の拡散が止まりません。







コロナだけではない、例年以上の酷暑に見舞われた日本列島は比較的涼しいと言われているマラソン会場の札幌でも35℃超えと、例年以上の酷暑に見舞われている日本列島、そして開会式を控える週末に日本本土に近づきつつある大型台風と、何から何まで呪われた感のある東京五輪ですが、そもそも論から、この気候的に適さない時期では予測できたはずです。



トキョ.PNG



間違いなく史上最悪の五輪となることは避けられません。呪われた五輪と称する人もいるが、すべては東京五輪を誘致する段階から主導してきた連中の利権あり気と杜撰とも言える危機管理能力のなさがこの惨状をもたらしたといっても良いでしょう。

posted by yuuponshow at 19:02| Comment(2) | 東京オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月14日

「金融機関への働きかけ」で飲食業界を締めあげたスガ政権の命運が尽きる時

いよいよ来週から東京オリンピックが開催しますが、既に首都圏での競技会場での無観客開催が決定しています。今週より東京都は再び緊急事態宣言発令となり、コロナ感染拡大が懸念されるこんな状況の中で、果たして開催できるのか?開催したとして感染爆発するのでは?開催直前になってもいまだ中止の声が絶えないのに、そうした声に一切耳を貸さずに開催を強行しようとしているのです。







辞退国や辞退する選手もいて、来日した選手・関係者から陽性者が続出するこの状況を見るからに既に失敗と言われても仕方がない東京五輪ですが、いずれにしろ大会終了後には開催強行する日本政府とIOC&JOCには厳しい審判が下されることは避けられそうにありません。

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開催強行を決断した日本政府としては五輪成功に向け力強く内外にアピールしたいところですが、西村康稔経済再生担当大臣の不用意な発言によりそんな余裕はなくなってしまったようです。



西村やすとし やらかし.PNG



この発言により、やり玉に挙げられた飲食店業界は怒り心頭、当然です。大した補償も得られず、規制を強いられてばかりで廃業倒産が相次げば政府に対して怒りをぶつけるしかありません!!!






そもそもお酒がコロナ感染の原因であるなど全世界見渡しても聞いたことがありませんし、お酒の規制をしているところもありません。飲食業がお酒の提供を規制したことで、締め出された一部の荒くれものによる路上での飲酒が社会問題となったことから酒類規制すべしと打ち出した根拠なき対策に過ぎません。



この発言をした西村大臣について、野党はもとより与党内からも非難の声が相次いでおり、西村大臣に向けた辞任を要求する声が高まっています。しかしこの声を受けてスガ内閣は押し黙ったままです。そりゃそうです、西村大臣のこの発言は失言などではなく、スガ政権そのものの声明だったからです。






スガ政権勅命による飲食店を標的にした飲酒提供禁止令であることが判明したのです。特定の業者には手厚い利権を提供する一方で、一般国民への補償は一切行わなず恫喝して締めあげることばかり、とりわけ飲食業は根拠なき飲酒禁止令を打ち出されることとなりました。金融機関に締め付けを強制することは経済活動の自由を侵害することになるので、このやり方は基本的人権の侵害で憲法違反に抵触すると思われます。憲法違反も厭わない反社組織と化したスガ政権をこのままほおっておく訳にはゆきません。







やられっぱなしではいられない飲食店業界は自民党政権、スガ政権に対し反旗を翻すこととなり、今秋に迫る総選挙で「自公以外に投票を」というスローガンを掲げられる事態となりました。







五輪成功で支持率回復を目論んでいただけに、お粗末で根拠無きコロナ対策が禍根を残すこととなりました。政権発足以来、恫喝締め付けで統制を強いてきたツケであり、このままだと解散前に自党内からの突き上げを喰らって退陣に追い込まれかねない事態に発展しそうです。五輪成功よりもスガ政権の命運が尽きるのを目の当たりに出来れば最高なのですが。

posted by yuuponshow at 00:15| Comment(2) | 自民党 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする