【二階氏 不信任案なら解散進言】https://t.co/QAd3sGy3DV
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 29, 2021
自民党の二階幹事長は、内閣不信任決議案が出された場合の対応に関し「直ちに衆院解散で立ち向かうべきだと(首相に)進言したい」と明言。「不信任案を出してくる限りは与党は解散に打って出る覚悟を持っている。だからいつでもどうぞ」。
野党への牽制なのか?随分意気込んだ発言ですが、それにしてもこの二階俊博幹事長という人、自分が解散権もってるかのように随分威勢よく捲し立てますね。こういうのを見ると党内、そして官邸を意のままに動かしているのが二階であることがよく分かります。しかし気に入らない質問をした記者に掴みかかったり、度々問題発言で批判を浴びたりとかなりの問題児なのですが、第二次安倍政権発足から8年以上にわたって自民党幹事長のポストを担ってきたのがこの男なのです。80過ぎの癇癪を引き起こすじいさんが、実質の実権を握り、権力を振りかざす自民党という政党の体質が今日の日本社会の衰退を齎す要因となったと言っても良いのではないでしょうか。
今回も前回に引き続き、安倍晋三について取り上げたいと思います。二階も大概だが、安倍晋三ほど国会を蔑ろにし、行政を歪めてきた政治家はこれまで存在しませんでした。前回では河井夫妻の選挙違反における安倍晋三の関りについて取り上げましたが、当然ながらこれだけではありません。モリカケサクラの疑惑の中心にあり、国会において追及されると適当な方便で言い逃れ、118回もの嘘を付く悪態ぶり。その濡れ衣はいまだまったく晴らさず、議員辞職もせず今も平然と国会議員を続けているとは信じられない気持ちで一杯です。
やっぱりこのシーン衝撃的すぎた。
— Tad (@TadTwi2011) January 28, 2020
安倍首相「私は募っているという認識で、募集しているという認識ではなかった」
宮本徹議員「募るというのは募集するのと同じことですよ」#募ってはいるが募集はしてない pic.twitter.com/CFqfDNwFks
日本語を壊すような言い逃れを平然と行ってしまうそんな安倍晋三ですが、保守政治家の第一任者として長らく崇められ称えられていたことはまぎれもない事実です。今でこそ私も反安倍やってますが、かつては安倍支持者であったという黒歴史がありました。拉致問題や安全保障・憲法改正では独自の主張を威勢よく振りかざし、声高に訴えるところが、安倍人気の礎を築いたと言えるのではないでしょうか。
ところが総理になるやその主張通りとはならず、公約はほぼ未達成。自分に疑惑の矛先が向けられると持病を理由に政権を放り投げる有様。それも二回も放り投げてしまうのですから酷いものです。持病と言われる潰瘍性大腸炎も医師の診断書もなく、自己主張だけですからね。どこまで嘘で固めれば気が済むのでしょうか?
肝心の経済政策も金融緩和をやりながら消費税増税という景気対策として真逆のことをやる始末。アクセスとブレーキを同時に踏んで一体何をしたいのか?いくら経済対策を主張したところでとても信用ならないレベルであったということです。これがきっかけで私は反安倍に転じましたが、多くの人もこれで見切りをつけたのではないでしょうか。
コロナ禍における10万円の給付は良かったとして、絶賛大不評のアベノマスク。あれやるなら給付第二弾やるべきでしたが、本当にセンスがありませんね。おまけに随契のトンネル業者が絡んでいてこれも疑惑付というおまけでしたからね。
それでもいまだ保守界隈からの支持は高く、なぜか三回目の総理登板が周囲から囁かれているのですから信じられない思いです。一体この言い逃れ嘘付き男に何を期待しているのでしょうか?本人もその気になっているのか憲法改正を声高に訴えてやる気を見せているようです。
安倍前首相は自民党新潟県連のセミナーで講演し、「自衛隊は憲法違反という立て看板が立てられている。その状況に終止符を打つことが私たちの責任だ」と述べ、早期の憲法改正が必要との考えを改めて強調しました。https://t.co/5Hmv8uRpOs
— 毎日新聞 (@mainichi) March 27, 2021
しかし改憲を訴える人が、既存の憲法も守らなければ説得力はありません。憲法53条に定められた野党の国会召集の求めにも応じず、数か月経ってようやく応じたかと思ったら掟破りの解散総選挙ですからね。それに自民党の憲法草案は国民主権と基本的人権が抜けており、非常に危ういものです。自民党のここ最近での政権運営を見ていると、改憲草案に沿うような国民を蔑ろにしたようにしか映りません。だから自民党が政権に居座り続けてはダメなのです。
本来であれば、河井夫妻と同様に牢屋に投獄されてもおかしくない安倍晋三、国会を蔑ろにし行政を歪めた罪は絶対に許されることではありません。しかしそれらが全くなかったかのように振舞える状況を見ると、日本社会そのものが歪められてしまっていると認識させられてしまいます。この先、安倍晋三や自民党は何事もなくやり過ごしていくことになるのか?それともそれが覆る大きな転換期が訪れるのか?力のない私たちは見守ることしかできませんが、転換期が訪れるためにも絶えず声を上げ続けていきたいと思います。