2020年09月29日

女性そのものの信用を自ら体を張って貶める差別蔑視の常習者杉田水脈

菅内閣発足してまだ日は浅いですが、携帯電話やらハンコやらマイナンバー紐付けやら改革にいそしむ様子がメディアで発せられています。菅総理いわく「国民のために働く内閣」を掲げていることからそうした方針が内閣に浸透しているようにも映ります。しかし今取り組んでいる改革が国民のために取り組むべき優先順位なのかと問われれば、決してそうとは思えません。むしろこうしたやってる姿を見せることで、何かを隠している・誤魔化そうとしているようにも見えます。








国民のための政治とは国民に夢や希望を抱かせるものではなく、直面している現実問題について真摯に向き合い対処して取り組むべきではないのか?何かしらやってる感じを見せつけアピールするだけのこの内閣には夢や希望も見出すことはできません。それでも何故か高支持率キープの菅内閣ですが、いい加減そうした虚像に惑わされる国民性では本当に救いようがありませんよ。

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国民目線とは決して言えない菅内閣、そうした空気は内閣だけではなく自民党全体に蔓延しているようにも思えます。その象徴的とも言えるのが先日またしても物議を醸す差別的発言を仕出かした杉田水脈衆議院議員ではないでしょうか?








この報道を目にしたとき「またか」と思いました。杉田議員と言えばこれまで数々の女性やマイノリティーへの蔑視発言が批判に晒されることとなり、そうした蔑視発言をまとめた寄稿記事が元で新潮45を廃刊に追い込んだ前科があるのです。「〇〇は女として落ち度がある」「セクハラやモラハラなど騒ぎすぎ、社会が萎縮する」「シングルマザーは自己責任」「LGBTは生産性がない」他にもあげればキリがありません。またかという感想だけで終わらせてしまうことも問題です。自民党が彼女を大事に庇って処分も下さず放置しているから同じような舌禍を繰り替えしており、これを放置する自民党も同罪です。しかし今回の「女性はいくらでもウソをつく」という発言は本人が否定しています。








さすがに騒ぎが大きくなってきたのと、身内の会合だから誤魔化しが効くとの目論みもあって言っていないことにしたいのでしょう。この主張を信じ込んだ自民党シンパ共は反撃を開始し、杉田議員を批判するインフルエンサーアカウントに突撃し、証拠を出せ!通報するぞ!と脅迫リプライをぶら下げるのでした。









彼らからすればアイドルでありファンのような存在の杉田の言うことを信じたいし庇いたいのでしょう。この異常とも言える食いつきぶりを見れば痛いほど分かります。だがね、繰り返しになりますが、彼女は数々の女性やマイノリティーへの蔑視発言を繰り返す常習者であることに疑いの余地はないのです。一回くらいなら誤魔化せるかも知れませんが、もはやそういうレベルではないのですよ。








次に言ってはいないという言い分を検証してみましょう。まず、問題の発言があったとされる自民党の部会に出席した数人の自民党議員から証言を得ていると報道関係者が漏らしてますが、現時点では証言した自民党議員の名前は明らかとなっていません。しかし報道ソースは最初に報じた共同通信だけではなく、地上波、新聞あらゆるメディアで報じられているのです。フェイクと決めつけるには無理があるとしか言えません。そして閣僚からもこのような苦言を呈されてしまいました。







党や閣僚内でも杉田発言が問題視され懸念されていることが伺える見解であると言えます。こうなった以上、杉田議員には出るところに出て頂いてきちんと事の顛末を説明して貰わなければなりません。自分で言っていないと言い張っている以上、反論もできないブログで言いっぱなしは許されません。それも公人なのだから騒ぎを起こした発言者として身を弁えるべきだと思うのですがね。果たしてできるのでしょうか?これまで散々逃げを打って、釈明してこなかった杉田水脈さんは。


まだ若い 杉田.png



ともかく騒動が大きくなったことで、この舌禍議員に聞き取りするなり謝罪させるなり対処すべきではないでしょうか。党のトップが処分もせず放置したからこのようにつけ上がったのでしょう。橋本聖子男女共同参画相からの苦言が単なるガス抜きではなく党としてこれまでの蔑視発言を総括した上で何らかの処置をするべきなのですが、女性蔑視ぐらいで騒ぐんじゃねーよと中の人間は鼻で笑ってるかもですね。女性そのものの信用を自ら体を張って貶める差別蔑視の常習者を囲い、これまでの不祥事でも誰も責任も取らない自民党ですからどうしようもありません。



posted by yuuponshow at 16:42| Comment(0) | 杉田水脈 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月25日

良薬にも劇薬にもなるベーシックインカムについて

大阪都構想(大阪市廃止構想)の住民投票を一月後に控えた維新の会の松井一郎大阪市長と吉村洋文大阪府知事が記者会見を開き、ここで何と松井市長が都構想を否決されたら政界を引退すると発表したのです。退路を断って政治生命を掛け大阪都構想に賭ける決死の思いが伝わるようです・・・って松井は五年前の住民投票でも同じこと言ってた嘘つきなのですが(笑)またこういう二番煎じで府民を騙そうとしているのでしょうか!?








そもそも前回の大阪都構想の住民投票で否決されたら二度と議題に取り上げないとまで言い切っていたのに、口八丁御託並べて二度目の住民投票が実現したこと自体があり得ないことです。恐らく今度否決されても再再度議題にあげる機会を伺うことは容易に想定できますが、嘘に嘘をかさねる維新のやり口にもういい加減に騙されないでいただきたいものです。

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今回は新たな社会保障制度として注目されているベーシックインカムについて取り上げたいと思います。先日国民民主党の玉木代表が、次回の総選挙の公約としてベーシックインカム制度の導入を掲げたことが大きな反響を呼んでいます。






日本の政党でベーシックインカムを公約として掲げる政党は確か初めてだと思います。色々と賛否はあるでしょうが、ベーシックインカムは全国民に経済的自由をもたらす良策ですので賛成です。貧困層に一定の社会保障を受ける機会を提供できることで貧困対策、福祉対策、景気対策、格差解消、少子化問題etc・・あらゆる問題の解決に繋がります。導入することによる具体的な中身の骨子や既存の社会保障制度がどうなるか議論の余地はありそうですが、コロナ禍により見通しのたたなくなった日本経済において景気高揚の起爆剤となることは確実ですので是非とも前に進めて貰いたいです。




その一方で、BSのテレビ番組で竹中平蔵が打ち出したベーシックインカム論が大きな話題として取り上げられています。こちらは批判の声が圧倒的ですが、言ってることはベーシックインカムを隠れ蓑にした社会保障制度の大幅な削減を主張しているのです。








七万円という具体的な数字は何を根拠にしているのか知りませんが、まずこれでは最低限の生活はできませんし、セーフティーネットである年金や健康保険、生活保護を廃止しては却って生活困窮者を苦しめることになります。それに年金を無くすけど支払いは継続してベーシックインカムの財源に充てるとは本末転倒です。商売屋なだけにそうした困窮者の視点に立ったシミュレーションは働かないでしょう。こんな中身ならば導入しない方がマシです。







もう一つの突っ込みどころ、マイナンバーと全口座の紐づけ?個人情報の漏洩しまくりのマイナンバーに銀行からの不正アクセスされまくりの銀行口座が紐付けになるのは犯罪の温床になるのは誰の目から見ても明らかです。何より日本でマイナンバーが普及しない理由は国民が政治を信用していないからなのだから。



マイナンバー 紐付け.png



社会保障制度を犠牲にするのであれば国民年金しかありません。満額受け取れたとしてもせいぜい6万円程度ですし、月16000円の年金保険料がなくなり、その分経済にまわすことができます。巨大に膨れ上がった年金資金も利権やら株式吊り上げの財源にあてがわれることもなくなりますので健全化します。何より深刻なのは年金財源であり、現状国民年金は未納率は4割、経済的理由から支払い免除・減免の世帯を合わせれば実質的な未納者の割合は更に増えていることです。近い将来国民年金の破錠は避けられないことになるので、障害者や寡婦年金は新たな制度を設ける形で一旦国民年金制度は畳むべきだと考えます。



ベーシックインカムについて賛否は分かれていますが、機能すれば国民すべてのセーフティーネットとして余すことなく感受できる優れた制度です。しかし竹中のような商売屋やそれをプレーンとして登用する菅政権が絡むことで逆に国民を不幸に陥れることに繋がります。良薬にも劇薬にもなるベーシックインカムは中身をしっかり検証した上でより良い制度にすべくすすめていくべきだと考えます。

posted by yuuponshow at 17:38| Comment(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月22日

橋下徹と百田尚樹の壮絶内輪揉めで都構想消滅が確実に!?

安倍前総理が、およそ7年ぶりとなる靖国神社への参拝を行いました。英霊に退任の報告とのことですが、保守層や支持層へ向けたアピールのためであることは丸わかりです。







これにアベ応援団から称賛の声が挙がってますが、総理在任中にやらないで退任後すぐにとは明らかに靖国参拝を外交カード・政治カードと認識していたということです。英霊にうんたらとか言ってますが、政治外交と天稟にかけるそういう認識だったということですよ。それよりもまずは己の不祥事の後始末と説明責任をしっかり果たせと言いたいですね。こんな飛ぶ鳥跡を濁しまくる人間に感謝したところでされる側もいい迷惑ですよ。ツイッターにわざわざ参拝しましたよ的なアピールは靖国を利用しているようで不快でしかありませんね。





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テレビに目を向けると自民に媚びを売るようなコメンテーターが菅新政権のPRに躍起のようですが、その中で最も目立っているのが元大阪府知事・市長を歴任した橋下徹です。毎日のように登場し、政権擁護、たまに苦言を呈するふりしながら結局は菅政権を持ち上げるという何とも見ていて不快に映るのは私だけではないと思います。そうした声が広がったのかツイッターのハッシュタグではこのようなものがトレンドとして浮上しました。









そんな橋下のもう一つの顔が今大阪都構想成立を実現させるための維新スポークスマンであることは申し上げるまでもありません。メディアを使って自分を売り込み大衆を洗脳したいところなのでしょう。そういう意味においてこういう偏った主張をする人間を重宝するメディアの責任は非常に大きいと言えます。



橋下.jpg





そんなテレビから引っ張りだこの橋下ですが、思わぬ人物と対立したことで、都構想が頓挫しかねない状況に発展しました。







作家の百田尚樹が自民党政権の媚中政策を批判したところ、これに喰ってかかってきたという構図です。それにしてもあまりに汚い言葉で、しかも相手は一回り上の年齢なのにマウントを取ることに必死で敬う気の欠片もありません。これに対して百田は売り言葉に買い言葉にはせず罵倒合戦をさせぬよう、論点をきちんと精査した上で反論始めました。この点は大人の対応をとった百田のが一枚上でした。






あまりの傍若無人な振る舞いをする橋下に百田の盟友である有本香女史も参戦。罵り合いがヒートアップしていくことになります。









この両雄の罵り合いは間違いなく橋下不利になると捉えています。百田や有本、橋本徹は支持層が被っています。この論争も内輪揉めと捉えている人も多いでしょう。ところが橋下は維新という看板を背負っており、言論人であり政党の看板を背負っていることを考えれば維新が進めている大阪都構想の住民投票の結果に悪影響が及ぶことは避けられないでしょう。







維新応援を公言していた百田尚樹にこのように言われることもそうですが、終始チンピラ風情の口調でマウントを取ろうとする悪態ぶりが祟って橋下への風当たりは強くなる一方です。大阪都構想を扇動するスポークスマンがこの様ですから賛成派が切り崩されることになれば良い展開となりそうです。住民投票まで約一ヶ月となりましたが、このチンピラスポークスマンの振る舞いが維新にとって大きな影を落とすことになりそうです。

posted by yuuponshow at 18:08| Comment(0) | 橋下維新の党 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする