2020年06月30日

政府に都合の悪くなった専門家会議を一新させて更なる情報隠蔽を図る安倍政権

新型コロナウィルスの緊急事態宣言を解除した安倍総理が記者会見を開いて、世界に類を見ない厳しい解除基準を定めて僅か一か月半でほぼ収束させたことは日本モデルの力を示した!と自画自賛したのが先月の5月25日のことです。



日本モデル 安倍.PNG





ところが、一月経過した現状のコロナ感染者数の推移をみると緊急事態宣言発動前よりも増えてしまっている状況です。僅か1ヶ月半で収束させた日本モデルとやらが聞いて呆れます。そもそも検査の拡大もせず現状把握もできてないのに解除とか狂ってるとしか思えません。







宣言解除直近では感染者数はピーク時よりも大幅に減り、一桁の日もありましたが、相変わらず感染経路不明者が多く、検査者数も公表していない状況でしたから政府がいくら収束したと言っても信用できる訳がありません。その政府のコロナ対策における方向性や対策などを協議して、発令の参考とする重要な専門家会議がなぜか解散することになりました。







報道によると緊急事態宣言を早期に切り上げてオリンピックなど経済活動を優先させたい政府と、解除に慎重論を唱えていた専門家と言ったようにいくつかの意見の食い違いが生じたことで疎ましくなった専門家を政府が切ったという経緯のようです。それにしてもいまだ収束おらず、感染者が再増加しているこの時期に解散とは政府の混迷の様が垣間見えるようです。







政府の意見に一々反発し、意見の対立を煽る不届きな専門家など問答無用に切り捨ててやると言いたげな政府の非道な対応ですが、これまでの安倍政権のコロナ対応など見ても都合が悪くなると専門家に責任を押し付けてばかりでした。発熱しても4日間は待機しろと言う謎のルールを押し付けて問題が発生すると、国民や医療関係者が勝手に誤解した等言って方便を垂れて逃げを打っていましたからね。当初は専門家会議で意見が出たと政府が言ってましたが「4日ルール」に科学的根拠がないと専門家会議から異論が噴出したことも後で分かりました。







専門家会議への風当たりが強いときもありましたが、彼らはコロナ収束のための知恵を出し、可能な範囲で最善の方策を提言していました。それを都合よく利用してきたのは政府であり、都合が悪くなると責任を押し付けていたのです。そんな専門家会議も突然解散となった訳ですが、専門家メンバーに解散のことを知らせないとはの配慮も気遣いもなく使い捨てのように扱われて何とも胸糞悪いですね。









今後新たに組成される分科会とやらが、どのようなメンバーとなるのか知りませんが、少なくとも安倍政権の意を汲むメンバーで組成されることは間違いないでしょう。そうなると締め付けがより厳しくなり政権にとって都合の良い情報しか出てこないし、当然議事録なんぞありません。問題点を正しく改善する自浄作用もなく、つまりは国民のためではなく政府のための分科会にしか成り得ません。安倍政権に関しては色んな問題が紛糾してますが、私たちの生活と健康に直接拘わるコロナ問題をこんな隠蔽政府に委ねることに恐怖を感じてなりません。支持とか不支持とか問う前に人の生き死にが係った問題であることを我々は認識しなければなりません。

posted by yuuponshow at 18:00| Comment(0) | 新型コロナ・ウィルス問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月26日

ビジネス保守界で名を馳せている上念司さん、支持層を大幅に失いかねない挑発行為をやらかしてしまう

公選法違反容疑での河井夫妻逮捕を受け、新証言が続々報じられていますが、いつしか本丸である安倍総理へ繋がるリークが流れてくるのも時間の問題かと思われていた矢先に何と現金を受け取った市議さんが顔名前出した上で証言してくれました。







自民党の地方議員が安倍首相が買収にかかわったという驚くべき証言です。安倍首相の名前を出してでも現ナマ買収を敢行した河井元法相を突き動かす動機は背後による指令しかあり得ません。これまでの相次ぐ不祥事疑惑でも政権中枢に影響が及ばないよう調整してきたのが、ここに来て脇の甘さを露呈するとは、政権の締め付けが行き届かなくなった証とも言えるでしょう。1億5000万もの法外な選挙資金や安倍事務所秘書の選挙介入など状況証拠からして安倍首相の関与は間違いありません。もはやこれで関与していないと無理強いに言い張れるのは下にある自民党工作員くらいのものと言えるでしょう。








安倍を愛する彼らには大変酷ですが、これまだ新しい証言出てきますよ。安倍首相にかかわるあらゆる疑獄案件の中でも、これほど証言や物証が噴出する案件はありません。おまけに検察が捜査に着手しているのだから河井夫妻だけを締め上げてシャンシャンでは済む訳がありません。おまけに安倍首相や官邸にかかわる新証言が続々と噴出しており、もはや健全な政権運営はできない状態となっています。一体いつ辞めるのか否、一刻も早く辞めさせないかん状況ですよ。









そんな出鱈目三昧し放題の安倍首相を応援している人もいまだ存在しているから驚きです。自称・経済評論家であらせられる上念司先生もそのお一人ですが、この上念先生が虎ノ門ニュース出演時にとある人物から思わぬ攻撃を仕掛けられることとなりました。







日本第一党党首であり、東京都知事選に出馬中の桜井誠候補が街宣車で乗り付け上念先生への抗議活動を開始したことで一時放送が中断となってしまう妨害行為を仕掛けられたのです。とんだ言いがかりでさぞ大変だったでしょうが、どうやらこの講義街宣の原因を作ったのが上念先生ご本人であることが分かったのです。







上念先生がツイッターで桜井誠に向けての見解というか罵詈雑言を並べ立てて挑発していたところ、桜井側が乗り込んで抗議すると予告があったようです。すると上念先生も番組内で「いつでも来い返り討ちにする!」としたもんだから火に油を注ぐこととなり今回の騒動に至った訳です。それにしても虎ノ門ニュースも桜井抗議をこれ見よがしと言わんばかりに桜井誠に関する動画やフリップなど用意周到したところを見ると利用する気満々でしたね。番組内で散々桜井誠は出せないと言っていたのに。



上念先生.PNG




しかしこの放送回での上念先生への反発がより強まることとなり、上念先生のツイッターアカウントには批判リプが殺到することとなりました。そしてその批判は放送した虎ノ門ニュースにも向けられることに。フリップで使った記事が、これまで偏向報道と散々非難してきた朝日・毎日・神奈川新聞のものであり、都合の良いところを切り抜いて番組で使われたのでは他メディアに偏向報道などと高尚ぶる資格などありませんね。出演者からも苦言を呈されています。







おまけに動画の所有者から勝手に使われたと抗議され所有者に無断で使用していたことが明らかとなりました。報道番組と名乗りながら無断で動画を拝借したとなれば虎ノ門ニュースという番組自体の信頼性にも関わる重大な問題となりそうです。








それに上念先生、桜井誠のことをとやかく言う前に出演者との不協和音を何とかしないといけないんじゃないですか?パヨク叩きで商売やっていたのに、同業者から嫌われては食い扶持を減らすことに繋がりかねませんよ。








ズバズバと歯に衣着せぬ言動でビジネス保守界に参上した上念司さんですが、今回のいざこざが祟ってそれまで支持してきた層からの反発を買うこととなりました。桜井誠に粘着している暇があったら国体を破壊し尽くす安倍総理に一言二言苦言を呈すれば良いのですが、安倍ちゃんのお友達が経営している加計学園の客員教授やってるようじゃ無理ですかね。左からはもとより右から絶賛叩かれまくりの上念司先生、安倍政権同様、その太鼓持ちも失態を重ねやがて消えゆく運命となるのでしょうか。




posted by yuuponshow at 23:05| Comment(2) | 似非保守言論人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月23日

信憑性などもはやない!?デマ捏造が拡散されるメディアの世論調査

各メディアが一定期間ごとに発表する政権政党支持率や世論調査は、社会的な情勢などについての世間の一般的な意見を集め、それを統計として公表するものであり、それを発信する報道機関の信用信頼にも関わります。その世論調査であってはならない不正行為が発覚しました。








産経&FNNが世論調査を委託している日本テレネットの世論調査は電話調査で実施されていたのですが、実際には電話をかけずに架空のアンケート結果を入力していたそうです。こうした不正の件数は総調査件数の約17%に上ることも明らかとなり、産経&FNNは当面の間、世論調査の公表を休止することとなりました。



この報道を受けての感想としては驚きとかはなく、とうとう表面化したか、というところです。特に第二次安倍政権になってからはそれが顕著にあらわれてきたと言えるでしょう。マスコミ・メディアなど初めっから情報操作あり気で自分たちのリサーチを活用してバイアスをかけ世論誘導に導くもんだと認識していました。捏造は論外ですが実際に特定の候補者を利するような世論調査を公表すれば都民の関心を削ぎ、投票率を下げる要因にもなりかねません。こんな公職選挙法に抵触しかねない調査など公示直後にやって良いのか?これは世論調査ではなく世論操作そのものであると断言します!








ちなみに各メディアの直近での安倍政権支持率を見るとだいたい30から40%間で推移しています。一部マスコミでは30も割り込んでいたようですが、いずれもここ最近の不祥事発覚が相次いだ割にはまだ高すぎます。不正が発覚した産経・FNNは安倍政権に偏る傾向がありましたが、大手メディアの政権支持率はブレの範囲内に収まっていると言って良いでしょう。なぜそうなるのか?それは美味しい料理を振舞われ懐柔された似たもの同士だから大きな差にはならず、決して危険水域と言われる水準より下がることはないからです。








先週の河井夫妻が逮捕された当日での記者会見では、総理自身の関与が明らかなのに追求は僅か一分足らずで打ち止め、後はお得意の自慢話と得意分野の持論を語らせて帰らせてしまう。こんな緊張感のない茶番会見やらせるメディアの出鱈目ぶり見せつけられてしまい、怒りよりもここまで墜ちたのかと呆れてしまいました。







今回産経・FNNが不正操作が発覚しましたが、他のマスコミ・メディアも似たようなもんです。世論調査の仕方・方法で意図的に世論誘導すれば決して危険水域を下回ることはない。それを見て「あ、まだ安倍さんは大丈夫なんだな」と国民の意識に入ることで数々の不祥事が不問にされてしまうことに繋がるのです。






そして自民党工作員Dappiは政権寄りの産経ネタなのにも拘わらず、そこから抽出された野党ガーネタで論点逸らしの野党叩きに躍起です。自分たちも活用していた政権支持率の高さの信憑性にかかわる問題なのに、結果的に産経ディスりとは血も涙もない無慈悲な奴です。



安倍政権では公文書改ざん・隠蔽・破棄が平然と行われていますが、これが社会全体に浸透し不正な情報操作や捏造しても厭わないという風潮がまかり通る悪循環が形成されつつあります。諸悪の根源である安倍政権が崩壊してもこの風潮を払拭しなければ解決はしない。つくづく安倍政権の罪深さを認識した不正操作のニュースでした。


posted by yuuponshow at 18:53| Comment(0) | マスコミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする