実際の合意内容としては牛肉関税の大幅引下げとなり、これまでの38.5%から9%まで段階的に引き下げられることとなりました。これ消費者は安い方に流れていくことになるので国内畜産農家としては大打撃です。

米国の農家にとっては日本の大幅な関税撤廃は大勝利であるし、おまけに余ったトウモロコシまで買ってくれたりして本当に笑いが止まらないでしょうね。対する日本は自動車関税撤廃は継続協議という名目で先送りとなり、追加関税の発動はなし、つまり現状維持のままということになりました。これでどうしてウィンウィンになるのか?安倍論理には相変わらず首を傾げたくなります。
日本は「8000億円規模」もの農産物市場を明け渡し、牛肉関税は38.5%から9%に。低価格品の豚肉関税は1キロあたり482円が50円まで下げさせられた。そして自動車関税の撤廃交渉は「先送り」という有り様。どこが「ウィンウィン」なのか安倍首相には是非とも御伺いしたい。 https://t.co/AMvxqTLTPn
— 異邦人オクローシカ (@Narodovlastiye) 2019年9月26日
事実上の敗北外交をやらかしてしまった日本政府ですが、メディアによっては日本の方が国内産業を守って日本が勝利したという謎の見解が示されています。
日米貿易交渉で最終合意 米産牛肉は関税↓ #SmartNews 完封負けじゃん! https://t.co/JWbAcYLn2e
— akiaki右翼自民党をぶっ潰せ! (@ryusab52) 2019年9月26日
政府閣僚やネトサポさんたちの見解としてはどう見積もっても引き分けとするのが関の山といったところでしょうが、引き分けですらも大幅な大甘査定なのですが(笑)
自動車関税の撤廃に向け交渉を続けていかなければならないことはもちろんだが、日米双方に利益をもたらす協定を結ぶことができたことを歓迎したい。世界経済の先行きが不透明になる中、日米の信頼関係を深めることの重要性は増すばかりだ。#貿易 https://t.co/KtYTCE1BjQ
— 石原伸晃 (@IshiharaNobu) 2019年9月26日
日米貿易協定を締結し、署名。安倍総理のリーダーシップと現場で交渉に当たった茂木外務大臣の努力に敬意を表します。すごいことです。自動車、農産物ともに守り切ったことは大きい。
— 菅原一秀〈経産大臣〉(すがわらいっしゅう/自民党東京9区) (@sugawaraisshu) 2019年9月25日
日米貿易協定合意
— Chieko Nagayama (@RibbonChieko) 2019年9月26日
@米国産農産品
→TPP水準まで引き下げ
A自動車追加関税発動せず
為替条項言及せず
辛口コメンテーターもケチを探すのにご苦労のようだ
引き分けで上等
日本が米国に対して引き分け交渉が出来る日がくるなんて思わなかったから。
安倍政権が今まで動かなかった何かを変えていく https://t.co/x5cQrwhZpq pic.twitter.com/GmFJnm2TWZ
外交の安倍としての体裁を死守すべく日本の敗北を頑なに認めようとしたくないのでしょうが、日本の国内産業にとって低迷は間違いなく避けられません。ただでさえ台風による災害と豚コレラによる甚大な被害、そして増税による経済の悪化が避けられないのに国内産業への仕打ちも重なり国内農畜産業を壊滅しかねない惨状となりました。第二次安倍政権が発足して7年、いい加減に国を破壊する政策を積極的に推進している安倍政権をメディアや識者が総括するべき時ではないでしょうか!?
ところでネットニュースでは衝撃的なニュースが飛び込んできています。
福島汚染水 毎時3シーベルト
— しろくま (@hontounokotoga1) 2019年9月26日
東京電力は26日、福島第1原発で発生した高濃度汚染水をためている「プロセス主建屋」を調査した結果、地下2階の水から最高で毎時3シーベルトという高放射線量が計測されたと発表。
2019/9/26 - 共同通信https://t.co/KCKMXZPXjf
共同通信が報じた福島第一汚染水から毎時3シーベルトの放射線量が観測されたとの報道。3シーベルトは短期間で2人に1人が死に至るレベルの放射線が原発内で観測されているという衝撃的な記事ですが、地上波のメディアや紙媒体のマスコミはこの報道を一切していない模様です。なぜこれが報じられていないのか?事実ならば緊急事態であり、国内で注意喚起し場合によっては避難させなければなりません。なのに随分平穏な感じで気味が悪いですが、これも安倍政権へのネガティブな情報を忖度して規制しているのでしょうか?本当にこの国はどうしちゃったんでしょうか?