全盛期のたけしやさんま、タモリとかが真面目な顔してコメンテーターやっていたらと想像すると萎えてしまいます。今でこそこうした大御所も違う分野でコメンテーターを含めた活動の場を広げることになり、それに乗じてそこそこ名の知れた芸人がネクタイを締めて番組の進行をしたり、コメンテーターとして名を連ねたりしていますが、出てくるコメントが評論家など比べるまでもなく一般人にすら劣るレベルの低さにうんざりするばかりでテレビの劣化を感じずにはいられません。
そんな訳でテレビなど見る機会もなくなりましたが、ネットで拡散されている吉本芸人のほんこんが先の選挙でれいわ新選組と山本太郎代表の政策を酷評する動画が大きな反響を呼んでいるようです。
山本太郎の政策について
— にゃん吉 (@umetaro_uy) July 28, 2019
ほんこん「政策を聞いてたら国防の事は何も言ってない。財政の事ばっかりで、あれやってったら、これから若い子や、私ら子供や孫にどれだけの借金を背負わすかなというのが末恐ろしい」
山本太郎は国防の事も言ってる、
こんなマヌケな腐れ芸人にコメント求める番組が問題。 pic.twitter.com/6l0B6bZQnY
れいわ新選組やその代表である山本太郎は国防を語っていないと辛辣に捲し立てるほんこんですが、そもそも国防の定義すら理解していないように見受けられます。ミサイル買って戦闘機買ってドンパチやらかすことしか考えていないのでしょう。国防に最も効果があるのが自国の経済成長に尽きるのにそれすら分からず国防ガーとか本気で言ってるのならば無教養で見識の狭い芸人と言わざるを得ません。
せめてれいわの活動やら公約など詳らかに情報を習得しての批判なら分かりますが、このように国防についてもはっきりモノ申しており、ほんこんが片手間な見識だけで物を語っているかが垣間見えます。
ほんこんと言えば右寄りの言論が目立っていたこともありかつて虎ノ門ニュースにゲスト出演していたこともありましたが、こういう無教養レベルが重宝されるあたり似非保守界隈のレベルの低さが垣間見えるようです。
よく考えてみれば山本太郎も元芸人ですが、芸人を辞めて政治家となった今では政治におけるあらゆる分野において広く深い知識を習得しており、おまけに弁も立つので片手間に政治を語っている芸人とは比べ物になりません。こういうレベルの低いタレントがメディアで無責任に発言することで歪曲された情報が拡散されることはメディアの大きな罪と言えるでしょう。せめてレベルの低いタレントを討論で対峙させることで視聴者が正しい判断を仰ぐことになるのですが下手すれば赤っ恥かいてテレビに出られなくなるから無理でしょうかね。
巷で闇営業が話題の吉本芸人ですが、何千万人もが視聴するメディアを使ってどや顔で無教養を晒し続けることの方が大問題ではないでしょうか。