川崎市は24日、特定の民族などへの憎悪をあおるヘイトスピーチのデモに50万円以下の罰金を科す人権条例の素案を発表しました。 https://t.co/8U70dmG6M3
— 毎日新聞 (@mainichi) 2019年6月24日
神奈川県・川崎市によるヘイトスピーチ条例法案は特定の民族へのヘイトスピーチデモを行った場合、50万円以下の罰金を処するとしています。ヘイトスピーチに関してはこのブログで散々取り上げていますが、このフレーズに正直嫌悪感しかありません。ヘイトの定義も定かでなくどこまで解釈を広げようとしているのか?言葉尻を捉えて相手を裁くなど民主主義国家として機能するのか理解できないからです。
国が罰則を設けないのは、「憲法第21条」の集会、結社、言論、表現の自由を保障しているからであり、国はヘイトスピーチ規制が言論弾圧の表裏一体となることを認識している何よりの根拠であると言えます。ところが川崎市はそれを飛び越えて罰則を設けようとしている。川崎市は「日本国憲法の表現の自由を不当に侵害しないように留意する」と条例に書かれており、罰則を設けてもヘイトスピーチは表現の自由の侵害には当たらないという認識なのでしょうか。
ヘイトスピーチ法案を設けなくとも信用毀損罪,名誉毀損罪,侮辱罪で対処できるはず、現に在特会が朝鮮学校を襲撃したデモ活動では侮辱罪,器物損壊罪が適用され1200万円もの懲罰的とも言える罰金刑が課せられています。なのになぜ新たな刑事罰を設ける必要あるのか?デモ活動を委縮させ、言論を封鎖させる目的しか考えられません。
ヘイトスピーチ成立を喜んでいる人権団体はこの罰則規定に賛辞の声をあげていますが、いつしかヘイトスピーチの定義が曲解され、ヘイトとは異なる言動を処罰することに繋がることもあり得ます。それがヘイト法に賛成していた人間や団体に降りかかることに。その予見もなく罰則を強化していけばその先には恐怖政治しかありません。
自民党、国会デモの規制を検討「仕事にならない」 ヘイトスピーチPTが議論 https://t.co/nL4IuKSxCE
— tomoyuki1215 (@tomoyuki12151) 2019年6月26日
罰則を盛り込んだ自治体条例が憲法違反に当たるとの指摘もありながら、このようにエールを送る与党議員がいることにも驚かされます。
川崎市の取り組みには注目しています。最近はツイッターなどもヘイトに厳しくなっています。劣情を煽る言動を徐々にでも克服できる社会に向けて、引き続き微力ですが私なりに努力して参ります。
— 武井俊輔(自民党 宏池会) (@syunsuke_takei) 2019年6月24日
ヘイトスピーチに罰則付きの条例素案、川崎市 https://t.co/fplkx9HoKz
そしてヘイトスピーチの刑事罰導入の首謀者である川崎市長・福田のりひこにエールを送るこの人は先日、安倍総理への問責決議案に対して反対討論に立ち「愚か者、恥を知れ」と野党に向け口汚く罵っていた三原じゅん子です。
三原じゅんこオフィシャルブログ「夢前案内人」(URL)
2017年10月08日(日) 13時31分18秒
川崎市長選挙
テーマ:ブログ
本日から川崎市長選挙が始まりました❗️
投票日はなんと衆議院と一緒。
投票率は上がるでしょうが、市民への浸透と言う意味では心配しています。
市民にとって1番身近な選挙です。
私たちは福田紀彦現市長を応援いたします❗️
反対討論では上から目線で居丈高な態度でしたが、権力者側がおごり高ぶるとこのようになってしまうんだなという良い見本のような三原じゅん子の討論でした。強権発動して刑事罰を盛り込もうとする盟友の福田と仲が良いのは至極当然と言えるでしょうね。既に指名を公表するなど罰則を盛り込んでいる大阪のヘイト条例を施行させた維新もですが、自民党もヘイトスピーチ規制を更に進化させた言論弾圧を企てているようにも垣間見えます。こんなのを囲っている自民党が日本の保守政党と言われていることに大きな違和感がありますが、都合の悪いものを隠蔽改ざんなかったことにする安倍内閣の現体制を鑑みればそれも納得と言わざるを得ません。