2017年03月31日

金融緩和の落としどころが見えぬニッポンの行く末は

連日続いている森友学園問題でしたが、ここからスピンオフのような形で派生した辻本清美の疑惑問題。籠池氏の証人喚問直後に籠池夫人のメールが公開されてから民進党は各報道機関にこれはデマだと断言し、報道自制を促すよう圧力をかけました。ところが産経新聞とフジテレビがこれを無視して疑惑を掘り下げる形で報じるとなんとこれらのメディアに抗議と法的措置も辞さないと事態となったのです。


産経 民進党.jpg


この森友問題で不可解に感じるのがこの問題が取り上げられた当初、籠池理事長や森友学園に対して辛辣に批判していた連中が、今は手のひら返しのように籠池氏の言葉を肯定して擁護していることです。この立ち回り方が不思議に感じてしょうがないのですがともかく民進党の疑惑を追及するのは駄目なそうなので 法的措置で訴えられないように辻本問題については触れない方がいいですね(笑)


前置きはこれくらいにして久々に経済のことを取り上げたいと思います。


日本銀行の黒田総裁が就任して4年となり任期が残り1年となりました。就任早々ぶち上げた異次元の金融緩和政策は導入当初は経済高揚としての効果があったものの、消費税増税による影響が大きく響いて尻すぼみとなり逆に景気悪化の様相を呈しています。その打開策として昨年初頭にマイナス金利を打ち出したもののその効果は殆どなく、退任まで1年を切った現段階においてもはや手の打ちようがない状況です。

そもそもマイナス金利はメリットなどなくむしろデメリット満載な政策です。マイナス金利は金融機関が日銀に預ける金利がマイナスとなるものです。日銀の目的は預けっぱなしにせず企業への貸出や株式市場に投資してくださいねというものです。


これを行うことで市場へ資金が流入しやすくなるのですが現状ではうまくはいっていません。最大の理由が企業側がお金を借りないことです。マイナス金利でお金が借りやすくなってもデフレで景気停滞している時期にお金を借りてくださいと金融機関から言ってきても経営者側は首をたてに振りません。


経営者も消費者なのですから日頃からお金を使うことを躊躇い消費を極力抑えるための生活防衛に徹します。これがとどのつまり消費税増税による影響に繋がるのです。


消費税増税の罪は非常に大きく重いと言えます。そこから更に増税しようとしているのですから日本政府はトチ狂っているとしか思えません。税率の据え置きだけではなく諸費税減税や廃止を含めた議論を行うべきなのですが、その誤りは絶対に認めようとせず、いまだにアベノミクスという死語を使って国民を欺いているのです。


話しをマイナス金利に戻しますが、そもそも消費税増税をしなければマイナス金利をする必要もありません。マイナス金利は効果なし、投資先のない金融機関は体力を奪われた挙句経済衰退は避けられません。異次元の金融緩和も四年を経過していますが、この政策は特例措置であり未来永劫続けることなどあり得ません。金融緩和政策の着地点が見出すことができず、消費税増税を後押しした黒田日銀総裁など日銀総裁としての資格はありません。任期を待たずに経済停滞の責任を取ってとっとと辞職するべきです!


平成29年新年度を迎えて社会保障なども下記のように軒並み負担増となります。

4月から変わる(Photo)(noise_scale)(Level1)(x1.500000).png



この状況では更に庶民の財布は生活防衛のために財布の紐は固くなることになるでしょう。景気悪化の原因を立ち返って検証することのできない政権政党は国政を担う資格などありません!!!


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posted by yuuponshow at 23:46| Comment(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月28日

ヘイトスピーチ法案成立の立役者、西田昌司の保守層へのご機嫌伺い

当ブログ「自民党工作員の異常なネット活動」の一日平均アクセス数は200から300位で推移しています。ところが突如アクセス数が伸び始めて先週には普段の10倍以上となる一日3000件以上のアカウント数を記録しました。


このブログをたくさんの方に御覧いただくことは大変嬉しいのですが、突然アクセス数が10倍も増えたのには驚きました(^_^;)それもアクセスが集中しているのが「愛国から反日へ華麗に転身、西田昌司の非道と言える変節振り」(URL)という一年も前の記事なのです。


googleかyahooで「西田昌司」と検索に入れると一番目のページにこのブログが出てきます。西田議員のウィキペディアやオフィシャルブログに続いてこのブログが表示されるようになっているのでアクセスが急激に伸びたのでしょう。「西田昌司」というファーストキーワードだけでトップページに掲載されるとは正直驚きましたが、この記事を興味深く読んでくださる方が増えているということは大変嬉しいですね。


という事は私の記事を西田昌司本人やその関係者もこのブログを閲覧した可能性もあります。このブログの影響かは分かりませんが、西田議員の最近の発言などを見るとその影響が表れているようにも感じます。


そもそもこの記事を書くきっかけとなったのがヘイトスピーチ法案成立によるものです。法務委員会の筆頭理事である西田昌司がよりにもよって有田芳生と結託し、日本人を貶めるヘイトスピーチ法案を成立させたのですから西田を散々持ち上げていた保守層からすれば裏切られた気持ちです。ヘイトスピーチ法案が成立後には川崎のデモが中止に追い込まれるなどその弊害が如実に露わになったものの、その批判の声に対して聴く耳も持たずデモが潰れたことを良かったとした上で、批判者を高尚ぶってお説教しているのですから怒りを禁じえません。




それにより西田が出演している動画のコメント欄には批判の山で埋め尽くされ、保守層からは総スカン状態。次回選挙での落選運動をちらつかす声まで上がる始末、もはや西田昌司に対する信用はなく、反日国賊のレッテルを貼られるまでに落ちぶれました。



その批判の声を逸らしたいという思惑なのか、かつてヘイトスピーチ団体であると批判をしていた在特会の八木会長との対談が実現しました。

西田 八木 対談.jpg



在特会の八木会長との対談では相変わらず高尚ぶった態度で反論を説き伏せていましたが、両手でガッチリ握手をして再度の対談も約束するなど良好な関係を印象付けようとしているようです。




そして東京MXテレビのニュース女子という番組がヘイトスピーチにあたると批判しているのりこえねっとやそのシンパに対して「政治的主張はヘイトに当たらない」と批判者の主張を一刀両断しています。

西田 のりこえねっと.jpg


在特会と歩み寄りの姿勢を見せたり、反ヘイトスピーチ団体への批判を展開するなど、西田へ浴びせかけた多勢の批判の声が相当堪えているのではないかと見ています。


しかし西田昌司の罪はこれで消えることにはなりません。何よりヘイトスピーチ法案を成立させた張本人であること。政権政党の法務委員会筆頭理事である西田は法案を成立させるための重要な職責を担っているので責任は重大であり一手に批判を受けて当然なのです。


ヘイトスピーチ法案は言論封殺の温床となる危険な法案であり直ちに廃案にしなければなりませんが、一度提出した法案を同じ政党が廃案にするなどあり得ません。自ら法案として提出したものを引っ込めるということは政治家として政党としても致命傷になります。西田はヘイトスピーチ法案成立以降の批判の声を打ち消そうと躍起になっていますが、これで再び信頼を得られると考えているのであればとんだ勘違い野郎です!!


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posted by yuuponshow at 18:45| Comment(4) | ヘイトスピーチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月24日

証人喚問までして誰得なのか?混迷する森友学園問題

森友学園問題の分岐点とも言える籠池理事長の証人喚問が昨日行われました。この一日の籠池氏の様子を見ると非常に落ち着いていました。証人喚問は虚偽答弁が偽証罪に問われますので発言も慎重になるのではないかと思われていただけにこの腹の据わり方には驚きました。

籠池 証人喚問.jpg

この証人喚問が開かれるきっかけとなったのが、「安倍晋三から100万円の寄付をいただいた」という籠池氏の発言によるもの。選挙区外の有権者への寄付行為は公職選挙法にあたりませんが、安倍総理自ら「私は森友とは拘わりがない」と発言していることから追及する野党としては格好の攻撃材料になることから、その発言を挫くため与党側は偽証罪が適用される証人喚問の開催となりました。


しかし発言を挫くどころか籠池氏は堂々と100万円の寄付があったと発言しています。よく考えればこの寄付行為の場所は理事長室で行われており、安倍夫人と二人きりなので、安倍夫人が明確な反論証拠を出さない限り言ったもん勝ちになってしまいます。しかも偽証に問われる証人喚問で証言していることでそれを元に今後疑惑追及がされてしまうことになります。

これに対抗するには安倍昭恵夫人も同じ土俵(証人喚問)で否定をするしかない。ということで籠池氏を引きずり出した結果、与党にとっては却ってまずい展開になったのではないでしょうか。


しかしこの証人喚問において籠池氏の嘘も明らかになっています。昭和天皇が園に来訪したと最近までホームページに掲載していましたが、実はそれが虚偽であったと発覚し、振込用紙の使用期間に矛盾点、そして三つの異なる金額の契約書について問いただされるとを見ても明らかに嘘で塗り固めた籠池氏を偽証で引っ張れば幕引きを図ることも可能となるでしょう。


いずれにしろ野党は今後も追及するでしょうが、明確な証拠でも出ない限り落としどころも見つからず国会は停滞したままとなるでしょう。この停滞した国会運営果たして誰得なのか?野党が安倍追い落としのためにこれあり気で費やしたところで落としどころも見つからない状態では時間の無駄に終わってしまうような気がしてなりません。


この森友問題で膠着している間に共謀罪が閣議決定され国会での可決がほぼ確定しました。野党はこの法案を全力阻止するはずだったのに森友問題が安倍政権転覆の決定打とならずにすんなり通したことは戦略ミスであり大いに反省するべきではないのか?





籠池夫人と安倍昭恵夫人とのメールのやり取りも公表されましたが、切迫詰まった内容のメールを見るといたたまれない気持ちが抑えきれません。

 
【3月16日分 (安倍)昭恵夫人と籠池夫人とのメールのやり取り】

 昭恵夫人 祈ります。

 籠池氏妻 安倍首相はどうして園長を地検にいわれたんですか 国は自分等に大事な民衆をきりすてるのは許せない国会にでます 安倍首相を

 昭恵夫人 それは嘘です。私には祈ることしかできません。

 籠池氏妻 尊敬していたのに小学校をやめ 幼稚園は 破産 建築や社長は破産 お父さんは詐欺罪 あんまりにも 権力を使うなら死にます

 昭恵夫人 私もどうしていいかわかりません。権力など使っていません。神様はどこに導こうとしているのか。とにかく祈っています。自分達の保身ではありません。日本の将来のためです。



果たしてこの結末はどのようになってしまうのか?安倍を追い詰めるつもりがまったく予期せぬ犠牲者を生み出してしまった。そんな最悪の結果は避けて貰いたいと願わずにはいられません。


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posted by yuuponshow at 23:52| Comment(0) | 森友加計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする