2016年04月30日

追加緩和見送りで市場は大混乱、もはや手の打ちようがないアベノミクス

ゴールデンウィーク前となる日銀政策決定会合において追加緩和は見送りするとした報道を受け、株価は600円以上もの下落し、為替に至ってはドル円が111円台から107円台と一気に円高が進みました。そして連休突入となった翌日、日本が休場になるのを見計らい更に円高が加速し、結局終値で直近最円高となる106円台前半まで円高が進みました。かつて125円台をつけた円安相場は見るも無残に砕け散る形となりました。

円106円高.png


今年1月にはマイナス金利を盛り込んだ追加緩和を実施したものの逆に株安円高になり大失敗したことを受け、今回は挽回のために大規模な追加緩和を実施するのではないかと期待されていたのが見送りとなり市場の失望を呼んだのですが、ドル円が僅か2日で一気に5円も円高になるとは市場はもとより見送った日銀も相当ショックではないでしょうか。


しかし追加緩和できない事情もあります。日銀はこれまでの金融緩和で市場の国債を買い漁っており、もはや買い取る国債もない状態。そのため前回の追加緩和ではマイナス金利という禁じ手に手を出したものの、逆の結果となったことで手の打ちようがなくなったと言われています。国債が市場になくなれば新たに発行すればいいのですが、政府は緊縮財政を行っており新規国債を抑えられている状態ではどうしようもありません。要するにもはや打てる「タマ」がないのです!!


手を尽くした状態の中、今後為替介入を行う可能性もありますが、ただでさえ円高基調なのに一時的に踏みあげても大した政策も打てない状態では売りを呼び込むだけで結果的に円高基調を変えることはできません。しかも為替介入をすることで他に手が打ちようがないとバラしているようなもんですからもはや黒田日銀の終焉が裏付けられる形となるのです。



更に日本経済に暗い影を落とすニュースも報道されるなど経済地盤沈下は止まりません。




こんな状況ですから今からでも消費者の消費意欲を掻き立てる経済対策を打って増税停止と声明を出すべきなのですが、それでも今だ消費税増税の停止を明言できず誤魔化す安倍政権、もはやトチくるっていると言わざるを得ません。





このブログでも散々述べてますが、GPIFによる株式投資への年金運用が倍増されていることからこのままではとんでもない運用損となることは避けられません。国民の意向を無視して勝手に使われ、損失を生み出している年金資金の運用を止めないと将来年金を受け取ることすら叶わなくなるでしょう。

この急激な円高に連動する形で週明けの株式市場も大幅な下落からスタートするものと思われます。しかし問題なのは好転の兆しの見えない中で、まったく対策が打てないことです。それでも日銀と安倍政権は舛添のように悪びれることなく詭弁を駆使して開き直るのでしょうか。国民にとって最重要問題と言える年金運用損に関して国民は怒りの声を挙げ、徹底的に責任追及しなければなりません!!


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2016年04月27日

右も左も関係なく日本人を貶めるだけのヘイトスピーチ法案

日曜日に行われた北海道五区補欠選挙は自民党候補の圧勝でしたが、捉え方によっては12000票差なのだから善戦だろうと思われる方もいるかと思います。しかしこれまでの五区の与野党の獲得票を見れば明らかです。


北海道五区.png


前回の総選挙時と比較しても与党と野党の総数で比較すれば差が開いているのは明らか、それに勝った和田候補は町村の後継者とは言え、まったくの新人候補であることを考えれば与党側の圧勝と見てよいでしょう。


負けた池田まき候補、無所属ながら選挙選では民進、共産を始めとする野党連合の国会議員が揃いぶみ、更に池田候補を支援する応援の有識者が相次いで北海道入りをし、大盛況の選挙戦を展開しましたが、ちょっとご遠慮願いたいと思われる連中もおりそれが有権者によくは映らなかったのではないかと思います。



特にこのチンピラ議員を呼んで応援させたのはマイナスでしょう。




ヘイトヘイトと喚いていながら自分がヘイトをまき散らす差別主義者の国会議員有田芳生






おまけにこのチンピラ議員の中指仲間まで呼んだのでは足を引っ張る以外何ものでもありません。


選挙に 香山リカ.jpg



香山リカちゃん.jpg



自分達がどのような振る舞いをしてきたのかを顧みず図々しくもしゃしゃり出てきてよくもま〜応援できるものです。こんなチンピラに応援されては当選などできるはずがありません。チンピラ有田の応援によりまたしても落選候補者を生んでしまうことになりました。大変お気の毒ですが、こんなのを応援に呼ぶ時点で池田陣営のセンスがなかったのでしょう。負のスパイラルに巻き込んだ有田チンピラも今夏の改選でくたばってほしいものです。


さて、このチンピラ共が成立のために躍起になっていたヘイトスピーチ規制法ですが、この解釈についてひと騒動巻き起こっています。

「米軍出て行け」は×で「沖縄への中傷」は○? ヘイトスピーチ対策の与党法案 沖縄タイムス 4月24日(日)配信

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米軍人は出て行けはヘイトスピーチで、現地の住む沖縄人への中傷はヘイトではないということで、これは左翼からすれば自分達の思い描いていたヘイトスピーチ法案とはかけ離れたものになるのではないでしょうか。ちなみに自民党が定義したヘイトスピーチとは

「日本以外の国の出身者で適法に居住するものを、排除することを扇動する不当な差別的言動」


ヘイトスピーチ法案など解釈定義が政権政党の都合の良い解釈にされてしまうことにより結果、右左双方、否、日本人すべてが不利に陥ることになるのです。有田ら左翼陣営からすれば想定外といったところでしょうか。そもそも日本国以外の出身者と定義した段階で米軍も保護の対象になるのは明白であり、これにより行動保守を追い詰められるどころか自分達の活動活動が厳しくなるとはまったくバカなことをしてくれたものです。



有田が自分の都合のよい解釈にしたければ野党連合政権樹立すればいいのですが、こんな名前を変えただけの人権擁護法案など日本人を貶めるだけで百害あって一利なし!こんなくだらぬものサッサと取り下げるべきなのです!!


自民党政権にも大いに問題ありですが、こういったチンピラを取り込んでいる野党も非常に問題ありと言えます(-_-;)



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2016年04月23日

北海道補選で自民党政権へ消費税TPP反対の民意を突きつけよう!!

絶対安定多数の議席数を確保したものの、無理やり消費税増税して景気を悪化させたり、当初反対を打ち出していたにも拘わらず聖域を含めた関税の大幅撤廃をしたTPP合意などやりたい放題の安倍政権。そんな中、今度の日曜日に京都三区と北海道五区で衆議院の補欠選挙が行われます。京都三区は民進党の泉ケンタ候補の優勢が伝えられていますが、北海道五区は自公推薦候補と野党連合推薦候補が熾烈な争いを繰り広げています。


北海道五区は故・町村信孝のお膝元ということもあり、元々自民基盤が強いところです。自民党・和田義明氏候補と野党連合無所属の池田まき候補との一騎打ちとなりますが、早大卒一流企業商社マンとエリート街道を歩んで町村の娘婿として地盤を引き継ぐ形となった和田候補両親が離婚し、中学卒業後10代で結婚離婚しシングルマザーとして二人のお子さんを育てている池田候補という対極的な人生を歩んだ二人の対決ということもありメディアでも取り上げられ注目を集めています。

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人物像においては女性であり苦労している分、池田候補の方に人気が集まりやすいのですが、政治家としての思想信条を見てみると、共に新人候補なので有権者には見えにくい点もあります。両候補の考えを比較している一覧があるのでこれを見れば有権者も判断しやすいのではないかと思います。





有権者からすれば言えば消費税とTPPに関心が集まるのではないでしょうか。特に農業従事者の多い北海道ではTPPに最も関心があるでしょうからこの二点から言えば自公にとっては不利と言えます。それにしても和田候補は消費税増税賛成でTPPも条件付けずに賛成ですか・・・この自民党に忠誠を誓う犬っぷりには呆れかえりますが有権者を舐めているとしか言いようがありません。



こんな選挙ポスターを掲げていたにも拘わらず国民を裏切ってTPP合意にこぎ着けた安倍自民党です。このポスターは嘘偽りのない自民党公認のポスターなのです!それを裏切り欺いた事を有権者は忘れてはいけません!!

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「自民党支持だが、消費税を上げられたくないしTPPも反対、だけど脱原発戦争法反対とイデオロギー全開の左翼陣営が取り巻いている民主や共産が推す候補には投票するのは・・・」
と悩まれている北海道五区の有権者の皆さん。少し視点を変えてみてはいかがでしょうか?


この期に及んで消費税を上げよとぶちあげている候補が当選したら増税の免罪符を与えることになり今回見送りになっても将来間違いなく増税が実行されます。しかし野党連合候補が当選すると政府首脳や霞が関に増税断固反対という圧力をかけることになるのです。そしてTPPも、アメリカ大統領有力候補者たちがTPP反対を打ち出すなど追い風となる中、TPP反対という民意を突き付ければ日本におけるTPP推進の流れも立ち消えになることに繋がるのです。支持政党思想云々よりも国民の生活を優先して考えれば増税やTPP賛成を打ち出している候補への投票などするべきではありません。



消費税増税とTPP賛成を打ち出すなど有権者を舐めている自民党候補者に対して断固阻止と突きつけてやろうではありませんか!!




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posted by yuuponshow at 17:46| Comment(0) | 国政選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする