2015年12月08日

GDPマイナスが一転、プラス1.0%増それでも景況感はよくない日本

12月8日GDPの確報値が発表され、実質で前期比0.3%増、年率換算では1.0%増となり、速報値(前期比0.2%減、年率0.8%減)から上方修正されました。企業の設備投資が大幅に引き上げられたことが大きな要因となったようで実質GDPは2四半期ぶりのプラスに転じた。速報値発表時にこのような記事を書きましたが、自民党政府による逆襲とも言うべきか見事に赤っ恥かかされました。

NHK確報値.jpg



2015年11月17日記事:GDP二年連続二期連続マイナス、日本経済を奈落に叩き込むアベノミクス(url)




とは言え中身を見るとGDPを押し上げたのは設備投資によるものが大きいようです。設備投資額(ソフトウエアを含む)は全産業で前年比11.2%増、金額は10.4兆円にのぼり10期連続の増加で製造業、非製造業とも2ケタ増加となっています。この設備投資はマイナンバー導入を見込んだソフトウェアを中心としたもので、新制度導入により設備投資せざるを得ない状況なのですから。それに安倍政権は設備投資をしない企業には内部留保に課税すると脅していたのでこの上昇は納得かも知れません。



その他の内訳を需要項目別にみると、個人消費は0.4%増(速報値0.5%増)、住宅投資は2.0%増(速:1.9%増)、設備投資は0.6%増(速:1.3%減)、公共投資は1.5%減(速:0.3%減)でした。これだけ見てもいかに設備投資が急伸しているかが分かります。GDPの6割を占めると言われる個人消費は速報値よりも下がっており相変わらず個人消費は伸び悩んでいるようですね。


そしてなぜかこの日の日経平均株価もGDPプラスという日本経済にとって明るいニュースなのにも拘わらず前日比ー205円と下落してしまいました。株価に関しては年金資金による日本政府の買い支えがあるので材料の判断としては信用に値しませんが、日本政府にとっては目出度い数値が出たのに縁起が悪いですね。ともかく今回プラス成長と言われても実感している日本国民はどのくらいいるのでしょうか?むしろこうした意見が圧倒的ではないでしょうかね。





しかし今回のGDP確報値のプラス成長は10%への消費税増税への免罪符となる可能性もあり、悠長に構えている訳にはいきません。政府による口裏合わせによるお手盛りの数値である可能性が高いからです。増税を是が非でも行いたい財務省の口添えで数字が盛られていても不思議ではありません。

消費税を始め、あらゆるサービスに増税を課しておきながら補正予算もない状態でGDP上昇など信用に値しません!!景況感は依然として悪く、この数値は却って日本経済を貶める要因となる危険性もあり、決して鵜呑みにしないことです。













posted by yuuponshow at 22:36| Comment(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする