
GDPマイナス成長と実質賃金が二年間下落が続くという数字から見ても安倍政権での経済政策の失敗であるは誰しも分かるものであり、あまりに酷い惨状であると言えます。そして新たな経済の悪い指標として消費者物価指数が2年4月ぶりのマイナスとなる報道がされました。
ついに2年4カ月ぶりマイナスに…
8月消費者物価指数
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— テレ朝news (@tv_asahi_news) 2015, 9月 25
消費者物価指数は物価の変動を把握するための統計指数です。モノを買う人が多くなれば上昇率が高まり、逆にお金回りが悪くなり、モノを買う人が少なくなると下降する傾向にあります。金融緩和により上昇傾向にあったものが、消費増税により下落に転じたのです。
インフレターゲット2%目標に掲げながら物価指数がマイナスとは政権誕生から三年になるのに何をやっていたのでしょうか?今更、新たな経済政策やりますよと言われても口だけのパフォーマンスとしか捉えられません。
そして新三本の矢として掲げたこれらの政策、これまで安倍が行ってきた政策を取り上げて見てもとても実行できるとは思えません。というかこれまで安倍政権が行ってきた政策が完全に足を引っ張ってる形になっています。
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経済の足を引っ張っているのは言わずもがな消費税増税によるものです。消費税は景気を停滞させるだけではなく国の概算要求を膨らませる要因となるのです。国家予算の財源として当て込んでいることで今年度史上最高額の99.2兆円にまで膨らんでしまっているのです。実質的に消費税引き上げ分の財源を当て込んだバラマキが、既に来年度の概算要求の随所で始まっており、10%に増税されればその予算額も更に膨らんでしまうという事になるのです。予算は単年度会計となっているので膨らんだ予算を無駄に使われてしまうということになるのです。
これでは、消費増税でせっかく税収が増えたとしても、 むしろ「支出で出てゆく方が多い」ことは明らかであり、財政再建にも何にもならない。 だから私は消費税はなくせと言っているのです!!
金融緩和で円安株高になって企業の業績は良くなっても景気の先行き不透明感から思うように設備投資は伸びず、お金を使ってくれません。ならば国が率先して景気浮揚のために財政出動を行えばいいのにそれすらせず株や外国に金を気前よくバラ撒くだけです。おまけに金融緩和で円安になったことで原材料高騰による物価高となってしまい景気停滞の悪循環となっているのです。
これでもまだ安倍さんに期待できますか?私は無理ですし、消費税根本の見直しを含めた改革をしなければこの国は崩壊していくでしょう。単なる誤魔化しの新政策を掲げたところでこれまでの失政を総括しようとしない安倍総理には期待などできません。とっとと退陣いただくしかないのです!!