2015年04月14日

安倍側近からの円安の懸念発言、リフレ派遂に行き詰まりか!?

円安政策に誘導するリフレ派の重鎮が現在の為替相場を牽制した。BSニュースに出演した浜田内閣参与が購買力平価からすると「120円はかなり円安。105円 ぐらいが妥当」との見解を示しました。

浜田内閣参与:購買力平価からすると120円はかなり円安


浜田参与と言えばリフレ政策推進論者として知られていますが、日本銀行による金融緩和策による円安効果が行きすぎだと主張、適正な金額として105円と提示したことで、為替相場が大幅に変動し円高に揺り戻される結果となりました。それにしてもこの浜田内閣参与、自身も政権を支える重責に就いていながらこの発言は困ったものですね。政府首脳が為替に言及しないと言っていたのに、具体的な金額を明示して露骨な為替誘導をするとは株高円安で喜んでいる安倍政権の足を引っ張っているようなものです。

しかし実際に今の為替相場は金融緩和によってもたらされており急激な円安により経済に悪影響を及ぼしているということは事実、リフレ派の重鎮ですらも懸念を表明しているのです。昨年秋に追加金融緩和を実施し、その時に110円前後のドル円水準が120円にまで下落しました。円安効果と株価上昇には繋がったものの、実体経済には何ら影響なく、むしろ円安になり物価高を招いた事により国内の消費が低迷しているのは明らかなのですから。

この為替水準で喜んでいるのは輸出関連を担っている大手企業だけ、円安が進むと企業利益が一兆円増えるトヨタなどは大歓迎なのでしょうが内需にはまったく関係なく、円安が却って企業業績を圧迫するという悪循環が生じているのです。

金融緩和は必要ですが、同時に消費税増税をやってしまったこと、それを助長させるために追加緩和を行った事は余計でした。安倍政権になってから消費税を始めとする増税ラッシュの緊縮政策で消費意欲を締め上げる行為を行えば景気はよくなる訳がありません。

加えて消費税増税の影響でインフレ目標も遥か遠く及ばない有様。これについて浜田参与もインフレ目標にはこだわる必要はないと発言しており、緊急事態措置である金融緩和の出口すら明確に出来なくなるとは困ったものです。

身内からの思わぬ発言に安倍政権も頭が痛いところです。唯一好材料の株高にも暗い影を落とす事に繋がるかも知れません。年金の株式投入も無限ではありませんから海外勢から投げ売りされたらひとたまりもありません。さて浜田参与を師事し自ら弟子と名乗っているリフレ政策万能論を展開している上念司先生はどのような見解をされるのでしょうか。コメントが楽しみでなりません。





posted by yuuponshow at 17:53| Comment(0) | 追加金融緩和策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする