第一次安倍政権と実質的に同じ四人の閣僚の不祥事による辞任、前回は野党はもとよりマスコミから総バッシングを受け対応の悪さもあり安倍総理は辞職に追い込まれましたが、今回はそれ程危機感は感じられません。要因としては前政権の民主党の政権担当能力のなさが露呈した事で自民党に替わる政権を担う政権がないことと、閣僚不祥事による政権支持率が落ち込む前に総選挙を行い、安定多数勢力を維持することが出来たことが挙げられます。
そして前回と違うのはマスコミ対策です。第一次安倍政権では閣僚の不祥事により1年足らずで辞任に追い込まれましたが、散々メディアで叩かれた事を糧にしてメディア対策を施しています。メディアのトップと会食やゴルフを行い、機密費を握らせて親睦を図ることにより第二次安倍政権への都合の悪い記事や報道はほぼなくなりました。そしてJ-NSC自民党ネットサポーターによるネット工作により自民党に不都合な書き込みなどに対して批判は勿論、削除要請、書き込み人への誹謗中傷などを行う活動を展開しています。こういったメディア・ネット対策により閣僚の不祥事もあまり話題にはならず自民党は安泰、どんなに国民を裏切り欺こうが、これでは文句も掻き消されてしまいます。
こういう状況ですから安倍総理も調子に乗って民主党議員の質疑で日教組から献金貰っているだろうとヤジを飛ばし、後でデマだったと追及されると遺憾の意を表明しました。民主と日教組との関係はあるでしょうが、真実を精査しないで首相自ら挑発的なヤジをするとは呆れてしまいます。あまり自分の行為を顧みないで行動発言しているようなので政策の誤りも当然ながら正そうとはしません。
消費税10%も確約されてしまい、TPPも推進、日本の経済や産業は発展どころか縮小するしかありません。それでも問題の多い安倍政権の政策を是として応援している自民党工作員や国民が多いのも問題であると言えます。
TPPが日本の農業を衰退させる、嘘です。安いが食の危険性ある輸入品を買いますか? それとも少々高いかも知れないが安心安全な美味しい国産を買いますか? 輸入品を買うのは強制ではない、誰も買わなければ日本の農業守れます。輸入品だけになることはない、国産買ってれば輸入品はなくなります。
— 井上太郎 (@kaminoishi) 2015, 2月 23
こういった事を平気で言う工作員もいますから騙されないようにしましょう。