2015年01月31日

日本人拘束事件に関する配慮を欠いた政治家のツイート

前回の記事でツイートを出しましたが、池内さおりや有田芳生などイスラム国拘束を巡る国会議員の言動にはあきれ果てます。

池内さおり.png

このツイートを見る限り拘束された当人や家族への配慮を欠きテロリスト・イスラム国への非難など一切なく安倍政権憎しとしか捉えられない感情的なものです。左翼活動家としてキャンキャン吠えてる分には構いませんが、仮にも国政の職務を担う国会議員、こんな非常識なツイートなどしてどういう神経をしているのか疑いたくなります。こんなのに投票した有権者にも責任を感じて貰いたいものです。池内に対して所属する共産党志位委員長からも非難されるなど怒られて当然とも言えます。

池内さおり.jpg


ところが自分の所属している党代表から批判されたその日に左翼丸出しのネット番組に出演して、「自民党に1票を投じることは日本版ネオナチに投票することと同じ」と発言する始末。反省の色まったくなく、あげく自民党に投票した人間へのヘイトスピーチまでやる始末。この動画では安田浩一とヘイトスピーチについて議論していますが、しばき隊のような連中とつるんでいる事からとんでもないゴロツキであることがお分かり頂けると思います。こんなのを選挙で擁立し当選させた共産党ですら池内を持て余し気味のようで、国政に送り出したのを悔やんでるんじゃないでしょうか?

ネオナチ発言 56分過ぎから


こういった安倍憎しの発言は自民党政権を貶めることなど無理であり却って相手を利するだけです。テロリストへの非難が一切なくただ安倍を叩きたいだけでは池内の発言が叩かれるのは当然だと言えます。自民党工作員からすれば国会議員でありながら左翼活動家レベルのアホな政権批判は安倍政権の失政を誤魔化せる意味でも有り難い存在と言えるでしょう。

左翼側の呆れた発言もそうですが安倍応援団側にも問題ある発言が飛び出しました。




拘束された人質に対する出目について言及していますが、何で今だ拘束されている時にこんな発言をするのか訳が分かりません。仮に在日だったらほおっておけば良いと言っていると捉えられても仕方がありません。池内もそうですが、当事者への配慮を欠いたものであり、政治家を志す者の発言ではありません。池内と田母神氏は奇しくも同じ東京12区から立候補した候補者同士。12区は勿論、比例の東京選挙区の有権者はどう捉えているのでしょうか。

安倍政権の支持者も批判者もこういう体たらくでは日本の政治の見通しは暗いままです(-_-;)



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2015年01月27日

日本人拘束でまかり通る「自己責任」という言葉の違和感

テロリストイスラム国により拘束された日本人二名の安否の行方が心配されましたが、湯川遥菜氏が殺害されたとの報道と殺害された映像が公開されるという最悪の結果となってしまいました。映像の信憑性が今だ定かではありませんが、事実であれば非常に残念な事であり心よりご冥福をお祈り申し上げます。



今回の騒動に関して報道されてからネットやメディアにおいて『自己責任』という言葉が使われ、拘束された日本人に対して非難の言葉として投げかけられています。

危険地域に自ら赴き拘束された事を自己責任だと非難する事は10年前のイラクでの日本人拘束事件から端を発しています。確かに言ってることは正論なのですが、今回の事案に関しては拘束されて数か月に及ぶ話であり、この間に日本政府側が水面下で交渉したにも拘わらず失敗し、あげく安倍総理の中東での会見がテロリストの刺激に繋がった要因もあるのです。危険地帯に赴いたから拘束された人間が悪いと自己責任で片づけるのとその後のテロリストとの交渉は別箇に考えるべきですし、交渉においてミスを犯したのであれば責められても仕方がありません。

自己責任という言葉で片付けるのは私は違和感を感じます。なぜならばその言葉で納得してしまい思考停止に陥ってしまうからです。危険地域で拘束されたから自己責任で見放すような風潮はあってはならないし言葉を慎むべきです。対応した日本政府への政権批判はテロリストを擁護するという意見もありますが、自己責任などと言う言葉こそテロリストを擁護しうる言葉です。

今回だけに限らずまた海外での邦人拉致拘束の事例がまた発生しないとも限りません。相手はテロリストであり紛争危険地域以外にも潜伏している可能性もあるのです。昨年8月に起きた湯川氏拘束からイスラエルにおける支援金提供までの一連の流れを総括し二度と邦人を危険に苛まれないように対処をすべきであると考えます。

これまでの一連の流れで果たして日本側が万全な対応であったのか?それは交渉の内容が定かでないので分かりません。恐らく非公開のまま闇に伏されるかと思われますが、もし日本人を救出するチャンスがありそれを見過ごしていたとしたら日本側のミスにより湯川氏は殺された事になるのです。これらを踏まえて反省し過ちを繰り返さぬようにしなければなりません。

勿論検討外れな政権批判はテロリストに利することに繋がりするべきではありません。こいつらのようにテロを絡めて政権を叩けば良いと考えている人間(しかも国会議員)は論外です。検討外れというかレベルの低い政権叩きは却って安倍政権の支持率を上げるだけなのです。

池内さおり.png





posted by yuuponshow at 02:03| Comment(0) | シリア日本人拘束 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月22日

ばら撒き外交のツケか!?イスラム国に拉致された邦人男性二名の生存危機

過激派イスラム国に拘束されている湯川遥奈氏と後藤健二氏の2名を72時間以内に殺害するというショッキングなニュースが飛び込んできたのが1月20日、72時間という期限が23日の14時50分と判断されており一刻の猶予もありません。事の発端は先日中東へ訪問した安倍総理が、中東国への人道的支援として3000億円もの巨額の支援金提供をすると発表したもので、紛争国地域での反体制側にあるイスラム国側からすれば対立国への資金援助が日本も敵と見做され報復のためと声明を出しています。


イスラム国のテロリストによる二人を拘束した映像と声明が公開されています。

イスラム国 拘束.jpg

日本の首相へ。おまえは8500キロも離れていながら、自発的に十字軍に参加した。
日本はわれわれの女性や子どもを殺害するのに、そしてイスラム教徒の家を破壊するのに、得意気に1億ドルを提供した。

従って、この日本人の命には1億ドル掛かる。そしてまた、イスラム国の拡大を止めるために、
イスラム戦士と戦う背教者を養成するのに1億ドルを提供した。それで、こっちの日本人の命には別にもう1億ドル掛かる。

日本国民に告ぐ。おまえたちの政府はイスラム国と戦うのに2億ドル支払うという最も卑劣な決定をした。
おまえたちには、この日本人らの命を救うのに2億ドル支払うという賢明な判断をするよう政府に迫る時間が72時間ある。 さもなければ、このナイフがおまえたちの悪夢となるだろう。


この中東支援については前回のブログで国内へ還元せず外国に大盤振る舞いするばら撒き外交だと非難しましたが、思わぬ形でツケが回ってきたたようです。

国内は引き締め海外に手厚く世界のATMニッポンのバラマキ外交 2015年01月19日

拘束された二名の解放を願わずにはいられませんが、二人は共に昨年拘束され湯川氏については昨年8月に拉致された事が大きく報道されていました。しかし当時拉致された状況下において安倍総理らが平時と変わらずゴルフに講じていた事を当ブログで取り上げました。

シリアで捕まった日本人の安否と日本側の不可解な対応 14/08/20



あれから日本政府と秘密裏に解放に向けて交渉されていたようですが、うまくいかずに今回のような事態となってしまいました。更に後藤氏も昨年10月に拘束されており、日本人二名が長期間拘束された状態のまま今回カイロにおいて安倍総理の支援発表をしたタイミングが果たして適切だったのか疑問に思うところがあります。

拉致された日本人二名においては不幸なめぐり合わせとしか言いようがないですが、安倍総理はイスラム国の空爆を支持すると発言したこともありイスラム国を刺激したのは間違いないようです。人道支援と言いながらも相手は挑発行為と捉えられてしまったようで何かしら配慮する事も必要だったのではないでしょうか。

相手は手段を選ばぬテロリスト集団、敵の要求を素直に受け入れる必要はありませんが、日本人が既に拘束されている状況でありながら自らテログループを挑発するなど大きな禍根を残す対応となったのではないでしょうか。


posted by yuuponshow at 18:10| Comment(0) | シリア日本人拘束 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする