2017年07月04日

自民党結党以来の大惨敗と豊洲問題

東京都民だけではなく日本中から注目を集めた東京都議会選挙でしたが、小池都知事の新勢力である都民ファーストが都議会第一党となり、それまで議会第一党を守ってきた自民党が大敗するという歴史的な結果となりました。


都議選 結果.JPG


都民ファースト躍進.jpg




自民党は結党以来最悪の大惨敗となり、過去2008年に行われた民主党旋風が吹き荒れた都議会選挙の38議席を下回る23議席となりました。


選挙最終日に初めて公衆の前に現れて応援演説した安倍総理でしたが、目の前に安倍やめろの大合唱に怒り心頭となり、「あんな人達に負けるわけにはいかない」と指差して挑発したのですが、それがマスコミで批判的論調で取り上げられることになりここの選挙区の候補者も落選しました。これまでの閣僚の不祥事や疑惑への対応の後手後手を顧みず批判の声に反発したのは大失敗でしたね。


今回の選挙を経て、この新しい議席分布を見ると劇的な変化を感じ取ることができますが、派手に目立っている都民ファと自民よりも注目したいのが、23名全候補者を当選させた公明党の強さと17から19名に躍進させた共産党の躍進ぶりです。



公明党は都議選で都民ファーストと選挙協力を結びましたが、都民ファーストの躍進があったのも公明党の協力があったからと言っても過言ではありません。対して自民党は公明党との選挙協力が得られずに惨敗に繋がったことからも分かるように、公明党の存在というのが非常に大きかったと認識させられた結果ではないかと思います。この公明党の安定した組織力を目の当たりにした自民党は国政において益々公明党への依存度が高まることになるでしょう。もはや自民単独では何もできないということです。


そして共産党は、都政に関しては頑なに豊洲移転反対・築地再整備を打ち出したことにより築地存続派の票を取り込むことができました。豊洲廃止・築地存続を明確に打ち出したのは共産党と生活者ネットワークだけであり、組織力のある共産党が無党派層までも取り込んで支持を得たことになります。


議会第一党は都民ファーストですが、選挙結果から見てもこの両党の存在感や主張は無視できないものになると思います。特に築地市場問題においては今後大きく影響をもたらすのではないでしょうか。


それまで豊洲移転一辺倒となっていた都議会でしたが一年前の小池都知事誕生により、一旦立ち返って移転を延期するという決断に至りました。自民党は即時移転を訴えて小池都知事に反発する姿勢を取りましたが、同じく移転推進だったはずの公明党は小池都知事に同調し、安全を確認されることを前提に延期に賛成しました。



それまで自民党都議連が議会第一党ということもあり強権的に強引に推し進めてきた豊洲移転でしたが、敢えてガス工場跡地に新市場を開場することになった経緯や盛り土や地下ピットなど豊洲移転となる起点からのプロセスに不可解な点が多過ぎます。小池都知事は将来的な豊洲移転を決めたものの、豊洲市場は汚染問題の他に移転後の100億円かかるといわれる維持費の問題、市場内での施設の使い勝手の悪さといった指摘がありますのですんなり移転できない事情もあるのです。そして現在築地市場内で働いていらっしゃる市場関係者の殆どが豊洲移転反対派で占められていることも深刻に受け止めるべきです。


自民党シンパや御用ジャーナリストが豊洲移転と小池都政の批判を展開していますが、冷静に考えれば移転延期も当然であり極めて無責任な主張であることが分かります。彼らは今回の選挙結果ををどう受け止めているのでしょうか?有権者を馬鹿やアホ呼ばわりして憂さ晴らしをするのでしょうか?だが世論はそんな単純なものではないし、こんな連中の戯言よりも都民の有権者は冷静に判断した結果であると思います。くだらぬ印象操作で世論を引き込もうとした豊洲移転派などに誤魔化されなかった都民の認識度が勝った結果であると言えるのです。

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2017年06月21日

豊洲移転決定だが、最終的には豊洲頓挫、築地再整備となる可能性も!?

小池都知事の方針は築地を存続して豊洲も活用するというものでした。築地を守るとしながらも豊洲移転にGOサインを出していることに変わりはありませんので、常日頃から豊洲移転に反対を唱えている私としては小池批判に転じるつもりでしたが、ちょっと気になるところがあります。





豊洲 市場移転基本方針.jpg




記者会見を見た限りでは具体的な日時の区切りもなく内容も大まかな方向性だけしか示していません。元々自民党所属議員である小池都知事は豊洲移転容認派であり、豊洲移転を推進している公明党と選挙協力を打ち出していることで将来的には豊洲移転にシフトするのではと予想されていました。しかし来るべき東京都議会選挙対策において自民党都議の公約である豊洲移転and築地売却とは異なる政策にしたかったことは容易に推測できます。


公明党にも配慮し、共産党の顔色も伺いつつ、自民党とは違った独自の豊洲移転政策を打ち出すことで自身の政党である都民ファーストの躍進材料にしたかったと捉えています。両論併記で築地賛成派・反対派どちらにもいい顔をしておきたいという小池流の立ち回り方やしたたかさが垣間見える方針ではないでしょうか。


しかも世論調査を見るとこの小池プランに共感する声の方が高く、今週最新の世論調査を見ると小池都知事への支持は相変わらず圧倒的です。対抗する自民党は国政での森友・加計での対応の悪さが災いしていることもあり都民ファーストにとっては追い風となりそうです。


どの政党に投票するか.JPG




しかしこの方針に対してネットでは批判の声が多数寄せられており、豊洲移転賛成派はもとより反対派からも小池都知事への批判が集まり、市場関係者の移転推進派と反対派が一時小池潰しに共闘するという事態に陥りました。













移転賛成派からすれば豊洲移転延期に伴う無駄遣いを批判し、反対派からすれば豊洲の汚染問題もあり一時的とは言え豊洲に移転するなど冗談じゃないと批判し、市場関係者としては今後の先行きに不安を抱くのは当然であると言えます。


小池都知事が市場移転を政局として利用しているのは明確であり、都議選に利用しているのは間違いないでしょう。そのために都議選対策として取り繕うための移転表明と言えます。しかし豊洲移転を明言しておきながら移転の時期を含めたロードマップは今のところ明らかにされていませんし、選挙後に方針転換される可能性もあります。


要は豊洲移転に関してはいまだ玉虫色状態なのです。築地売却をせずに市場を残すとしたことで移転反対派からすれば収穫とも言えますし、すんなり豊洲移転が進むとは到底思えません。


会見でも指摘されているように汚染対策が不十分なことから追加工事を行うこととなっており、その工事の過程においては新たな汚染が発覚し、移転が先延ばしされる可能性があります。また汚染問題だけではなく市場維持による年150億円とも言われる赤字問題や耐震問題、道路で分断されているなどの使い勝手の悪さが指摘されています。


移転が決定したとは言え、豊洲市場への移転がすんなり決まるとは到底思えません。むしろ豊洲の欠陥がこれから露わになることで移転中止という線も想定されます。小池都知事は両方にいい顔しながらもどちらかと言えば築地にシフトした物言いでしたから最終的には築地再整備という線を狙っているかも知れません。勿論これは推測であり、買い被りすぎだと捉えられるかも知れません。ちなみに私は小池支持者でも都民ファースト支持者でもないです(笑)



ともかく移転反対派にとっては諦めるのはまだ早く、付け入る隙が十分残された案と言えるのではないでしょうか。




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posted by yuuponshow at 23:58| Comment(0) | 豊洲移転 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月10日

東京都議選は自民党が歴史的惨敗となる!?

地方選挙ながら小池新党と自民党との遺恨が繰り広げられたことで注目されている東京都知事選まであと一ヵ月を切りましたが、世論調査を見ると自民党と都民ファーストの会が支持率において拮抗しているようです。

参考記事: 小池新党、自民と並び27% 都議選の投票先調査 朝日新聞 2017.6.5(URL) 


都議選 どこに入れたいか.JPG



前回の調査では自民党が10ポイント引き離してリードしていましたが、ここに来ての拮抗となった原因としては小池都知事が自民党に離党届を提出したことにより、袂を分かつことで自民党からの支持者が流れたものと思われます。前回の調査と比べて他の政党への支持が変わらないのに自民減・都ファ増となっているのが何よりの証です。



このままでいくと都議会の議席の大半を自民と都民ファーストで分け合うことになりそうですが、自民党は都議選までに支持を減らしていき歴史的惨敗を喫することになるかも知れないのです。



と言うのは先日、兵庫県尼崎市で行われた市議会選挙における結果がそのまま都議選の結果に反映されるという論です。NHKをぶっ壊すでお馴染みの立花孝志氏が、この論について詳しく解説してくれています。





6月4日に行われた尼崎市議会選挙において自民党は9から3議席と大幅に減らしています。得票数も27000票から18000票と3分の2も減らしているとは驚くべき減票です。

動画の中で自民党の減票について分析していますが、世間を賑わせている森友・加計問題、レイプ云々が影響しており、野党やマスコミが連日これを追いかけているというのが自民党にダメージを与えていることがあります。確かにこれについては同意するところがあり、今のところ見事に自民党にマイナスイメージを植えつけることに成功しているようです。野党はともかくやはりマスコミの力は脅威であり、報道されたことが相当堪えているようですね。



それに疑惑追及に対して与党がとったのらりくらり戦術も有権者から見てもイメージ悪化に繋がったと言えます。これらの疑惑というか犯罪性も悪質性もありませんが、敵のイメージ悪化作戦が思ったよりも効果として表れたということでしょう。


そしてもう一つ挙げる要因が公明党の存在です。動画でも解説していますが、尼崎では公明党と自民党との不協和音が原因で選挙協力が叶わず票を落としています。東京も同じく公明党と自民党の選挙協力はなくなり公明党からの票が得られないことによって自民党惨敗の図式が成り立つということになります。


あくまで一地方議会選挙の結果を受けての都議会選挙分析なのですが、非常に理に叶っており興味深い分析であると言えます。


自民党も都民ファーストも思想信条は同じようなものですが、これまでの豊洲市場決定からのプロセスを含めた不透明さと今だ問題が残る豊洲市場の問題点がありながら立ち止まって再検証している小池都知事を批判し、早期移転せよと訴えている自民党都連など信用なりません。



小池都知事率いる都民ファーストも今だ市場の着地点を見いだせずにいる中では票を投じて大丈夫かという不安もあります。小池都知事の胸の内は本人にしか分かりませんが、もし豊洲移転を決めてしまえばこれまで延期していたことは何だったと憤り豊洲移転反対派はもとより推進派からも批判されることは避けられません。


もはや小池都知事が取るべきスタンスは豊洲移転中止であり、それが小池都政の取るべき道であると考えます。そして無責任に豊洲移転を推し進める自民党都議には予言通りに歴史的壊滅となることを祈ってやみません。



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posted by yuuponshow at 01:20| Comment(0) | 豊洲移転 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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