2017年07月22日

金融緩和の出口はいつまで!?またしても延期された物価目標達成

日本銀行は7月20日、金融政策決定会合を開き、物価上昇率2%目標の達成時期を2018年度ごろから2019年度ごろに1年先送りしました。これで目標時期の先送りは6度目となります。


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先送り6回目.JPG


黒田日銀総裁は会見で「伸び悩みが続くことはあり得ない」と言っていましたが、6度も先延ばしをされているのに現実を直視できないとは何がまずかったのか、修正しておかなければならない点などの総括を行う気はないようですね。これでは7度目の延期どころか永遠に目標達成など無理な話です。


これだけ延期されても緩やかな景気回復・・・とかまだ言っているのですから怒りが込み上がります。黒田への批判は当然ですが、2013年の金融緩和導入当初「2年で達成できなかったら辞める」と言っていた岩田副総裁も今だに副総裁の座に居座り続けているのですから呆れたものです。6度も達成時期の先送りをして恥ずかしくないのでしょうか?


これだけ先延ばしされては日銀の国際的な信頼など得られる訳がありません。どこぞの者が消費税率を引き上げなければ国際的信用に関わると言っていましたが、そんなこじつけじみた妄想よりもこちらの方が日本国民にとっては重要であり深刻な問題です。


景気の底上げを掲げて政策を行うのに消費税増税という景気の足を引っ張る政策を並行して行うのですから他の国からすれば気が狂ってると思うでしょうね。それに諸手を挙げて賛成し、後押しした黒田日銀総裁の責任は極めて重いと言えます。


日本は生産労働人口の減少によりバブル期並みの人手不足になっていますから雇用という側面では改善されています。しかしデフレによりお金がまわらないので実質賃金は下落し、消費支出は減少の一途を辿っています。デフレ期の消費税増税という「大失政」をやらなければ、日本経済はとっくにデフレから脱却していたはずであり、物価目標も達成が可能であったはずです。






憲政史上最大の貧困化を招く経済政策を早期に改善するスタッフに委ねなければこの国は完全に終わってしまうことになるでしょう。異次元と言われる金融緩和は未来永劫続ける政策ではあってはなりません。その出口戦略もなく日銀の迷走は更に続くことになるのです。



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2017年05月17日

景気拡大「バブル」超え、だがアベノミクスを唱える与党政権を揺るがす不平分子の存在

メディアでは第二次安倍政権発足以来の景気回復がバブル期を超え戦後3番目の長さになるとの大本営発表がなされております。この手の景気高揚感を煽る官邸主導のメディア戦略など信用に値しないものと誰でも分かることなのに空しくならないものなのでしょうか?


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4月にもこのブログで景気回復報道について取り上げましたが、参照:2017年04月06日 アベノミクス景気がバブル超えとか何かの冗談? URL)安倍政権の恩恵により、景気回復となったことを世間にアピールしたいところなのでしょうが、ここに来て政権与党自民党内からそういう楽観視はしておらずむしろ危機感を募らせています。





※上記リンク記事より抜粋

自民党に、アベノミクスに否定的な議員の勉強会が発足しました。

自民党・野田前税調会長:「危機状況というか、財政破綻ということがどういうことにつながっていくのか、足音が聞こえてきている状況下にある」政府が掲げる2%の物価上昇の目標が達成できないなどアベノミクスの限界が指摘されるなか、大胆な金融緩和政策に否定的な議員が勉強会を立ち上げました。16日に行われた初会合では日本の財政や金融をはじめ、社会保障制度の立て直しについて議論が行われました。安倍総理大臣の憲法改正発言で揺れる自民党内からアベノミクスに対する不満も噴出した形です。



アベノミクス 不平分子.png


消費税増税の権化である野田毅が音頭をとってアベノミクスの是非を問うとは笑止千万です。そもそも景気悪化の最大要因である消費税についての総括がなされていないのにそれに触れないようでは役に立ちそうもありません。それにしても今こそ一体となって自民党の組織の結束力を見せつけなければならないはずなのに政権を批判する勉強会を発足させるとは穏やかではないですね。しかしアベノミクスという虚構を今だに主張している政府に対して、自民党内で問題視しているということは自民党も一枚岩ではないということが露呈された形となりました。


2%の物価目標を掲げておきながら4年経っても成果なし。それどころかデフレに逆戻りして景気悪化しているのですからお話になりません。景気高揚を謳うのであればマイナス金利&金融緩和を止めてみればよろし。できるかな?今の状況でできる訳などないでしょう。なぜならば不況の真っただ中にそんな事をすれば途端に円高株安に引き戻され張りぼての景気であることがバレるからです。



しかも実質消費が13か月連続減とかどこの後進国だよって感じですよね・・・





いまだ景気回復のめどが立たないのに景気高揚を装うフェイクニュースを流させる安倍政権ですが、自党の不平分子からの突き上げによっては政権崩壊もそう遠くない未来なのかも知れません。


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posted by yuuponshow at 22:41| Comment(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月06日

アベノミクス景気がバブル超えとか何かの冗談?

先日の日本経済新聞において不可思議な見出しの記事が掲載されました。






記事より抜粋:2012年12月に始まった「アベノミクス景気」が、1990年前後のバブル経済期を抜いて戦後3番目の長さになった。世界経済の金融危機からの回復に歩調を合わせ、円安による企業の収益増や公共事業が景気を支えている。ただ、過去の回復局面と比べると内外需の伸びは弱い。雇用環境は良くても賃金の伸びは限られ、「低温」の回復は実感が乏しい。



今まで全然気が付かなかったのですが、巷はアベノミクス景気だそうです。この景気はバブル期を超え、今年の秋まで続けば戦後最長のいざなぎ景気も超えるとのことでアベノミクス景気が戦後最長の景気高揚期を迎えようとしているのだそうです。そんなアベノミクス景気ですが記事の最後には景気回復の足腰が弱いとか??意味がまったくわかりません。


それだけ景気が良いのならば三年連続で消費支出が落ち込むこともないし、実質賃金も下がらないし、マイナス金利にすることもないし、東芝が粉飾することもありません。


一応、失業率や求人数の改善してはいますが、少子化により生産年齢人口(15〜65歳)が減少しているのでこれらの数値が人口減に伴って改善するのは当たり前です。それより深刻なのが、今年初めに東京商工リサーチが発表した休業・倒産件数です。

休廃業・倒産件数(Photo)(noise_scale)(Level1)(x1.500000).png

2017/1/27 倒産件数減少の裏で休業・廃業解散件数が過去最多に(URL)より参照。


この問題についてはリンク先で詳細を述べていますのでこちらをご覧いただくとしてこのような隠れ倒産件数が増加傾向にあることからも分かるように日本経済の見通しが非常に暗いことを示す数値ではないかと言えます。この状況ですから景気がよくなっているとはとても言えない状況であることがお分かりいただけます。というか肌感覚でよくお分かりになると思います。



それにしてもこの日経の記事は、見出しで景況感を煽るような書き出しですが、中身を見ると景気回復についてネガティブな内容で結論付けられており何が言いたいのかよく分かりません。見出しだけでも景況感を煽りたかったのか分かりませんが何を意図として記事を書きあげたのか摩訶不思議です。


国民の大半が実感のないアベノミクス景気なる架空の景況感を官邸からの付託なのか閣議決定されたのか分かりませんが、どうせ印象操作するならメディアとしての信用度無視してネガティブ内容を一切書かず景況感を煽るだけの提灯記事をぶち上げた方が却って清々しくて良いと思いますがね(笑)


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posted by yuuponshow at 18:45| Comment(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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