2015年02月02日

後藤健二氏殺害の報道、政府は一連の流れの総括をすべき

2月1日未明、テロリストイスラム国に拘束された日本人の後藤健二氏が殺害されたとの報道があり、先日殺された湯川遥菜氏に続き二人目の犠牲者となってしまいました。ISISより公開された処刑の動画を見ましたが、人間のする所業とは思えぬ残虐なもので非常に憤りを覚えます。後藤氏のお悔やみを心より申し上げます。

後藤健二.jpg

後藤氏に関しては、先に拘束された湯川氏救出のためにシリアに赴いたとの報道もあり、自己責任などという言葉で片付ける程短絡的な行動とは言えません。危険地域に自ら侵入したことから日本国内では非難される声がありますが、危険地域での取材は世界各国で行わわれており日本のジャーナリストも例外ではありません。実際の危険地域での謝罪や映像を目の当たりにすることで危険地域の実情が分かり検証出来ることからもこういった危険地域を取材されるジャーナリストの存在は貴重であり敬意を評さずにはいられません。世界の首脳も後藤氏のジャーナリストとしてこれまでの活動に敬意を表していますが、日本国内では後藤氏に対して自己責任だの、自決しろだの果ては在日などの出目に言及する始末ではらわたが煮えくり返るような意見が目立ちます。この中には著名人や政治家も含まれており、こんな馬鹿者共など意見する資格などありません!!

またとあるブログ情報ですが、後藤氏が湯川氏救出のため日本政府を背後にエージェントとしてシリアに入ったというものを見つけました。

後藤健二の疑惑 - マスコミが正確に報道しない湯川遥菜との関係

見解としては憶測の域だと捉えていますが、これまでの経緯との辻褄も合うことから興味を持っています。湯川氏が拘束された際には報道がされましたが、後藤氏に関してはISISからのビデオが公開されるまで拘束されていたことを始めて知りました。なぜ後藤氏の拘束だけ数か月も伏されていたのか釈然としません。そして湯川氏も拘束されて5か月間、安否情報が伝わることなく殺害されてしまいました。

総額2億ドルの中東国への人道支援という名目ですが、お金に色がついていない以上テロ壊滅のために使われると捉えられても仕方がないでしょう。人質が捕えられている状況の中で敢えてテロリストと対立する中東諸国への支援の必要性も感じません。いずれにしても数か月という猶予期間がありながら日本人二名殺害という最悪の結果となったのです。ISISは声明で次なる日本人殺害を警告するなど今後は海外在住者、渡航者にはより一層の警戒が必要となってきます。記憶に新しいアルジェリアでの日本人技師10人の殺害などもありました。今後の邦人の誘拐拘束を防ぐためにも、またISISからのテロ攻撃を防ぐためにも誘拐の初動からの経緯を公開し、二度と邦人への危害を加えられぬよう対策に講じるべきです。



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2015年01月27日

日本人拘束でまかり通る「自己責任」という言葉の違和感

テロリストイスラム国により拘束された日本人二名の安否の行方が心配されましたが、湯川遥菜氏が殺害されたとの報道と殺害された映像が公開されるという最悪の結果となってしまいました。映像の信憑性が今だ定かではありませんが、事実であれば非常に残念な事であり心よりご冥福をお祈り申し上げます。



今回の騒動に関して報道されてからネットやメディアにおいて『自己責任』という言葉が使われ、拘束された日本人に対して非難の言葉として投げかけられています。

危険地域に自ら赴き拘束された事を自己責任だと非難する事は10年前のイラクでの日本人拘束事件から端を発しています。確かに言ってることは正論なのですが、今回の事案に関しては拘束されて数か月に及ぶ話であり、この間に日本政府側が水面下で交渉したにも拘わらず失敗し、あげく安倍総理の中東での会見がテロリストの刺激に繋がった要因もあるのです。危険地帯に赴いたから拘束された人間が悪いと自己責任で片づけるのとその後のテロリストとの交渉は別箇に考えるべきですし、交渉においてミスを犯したのであれば責められても仕方がありません。

自己責任という言葉で片付けるのは私は違和感を感じます。なぜならばその言葉で納得してしまい思考停止に陥ってしまうからです。危険地域で拘束されたから自己責任で見放すような風潮はあってはならないし言葉を慎むべきです。対応した日本政府への政権批判はテロリストを擁護するという意見もありますが、自己責任などと言う言葉こそテロリストを擁護しうる言葉です。

今回だけに限らずまた海外での邦人拉致拘束の事例がまた発生しないとも限りません。相手はテロリストであり紛争危険地域以外にも潜伏している可能性もあるのです。昨年8月に起きた湯川氏拘束からイスラエルにおける支援金提供までの一連の流れを総括し二度と邦人を危険に苛まれないように対処をすべきであると考えます。

これまでの一連の流れで果たして日本側が万全な対応であったのか?それは交渉の内容が定かでないので分かりません。恐らく非公開のまま闇に伏されるかと思われますが、もし日本人を救出するチャンスがありそれを見過ごしていたとしたら日本側のミスにより湯川氏は殺された事になるのです。これらを踏まえて反省し過ちを繰り返さぬようにしなければなりません。

勿論検討外れな政権批判はテロリストに利することに繋がりするべきではありません。こいつらのようにテロを絡めて政権を叩けば良いと考えている人間(しかも国会議員)は論外です。検討外れというかレベルの低い政権叩きは却って安倍政権の支持率を上げるだけなのです。

池内さおり.png





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2015年01月22日

ばら撒き外交のツケか!?イスラム国に拉致された邦人男性二名の生存危機

過激派イスラム国に拘束されている湯川遥奈氏と後藤健二氏の2名を72時間以内に殺害するというショッキングなニュースが飛び込んできたのが1月20日、72時間という期限が23日の14時50分と判断されており一刻の猶予もありません。事の発端は先日中東へ訪問した安倍総理が、中東国への人道的支援として3000億円もの巨額の支援金提供をすると発表したもので、紛争国地域での反体制側にあるイスラム国側からすれば対立国への資金援助が日本も敵と見做され報復のためと声明を出しています。


イスラム国のテロリストによる二人を拘束した映像と声明が公開されています。

イスラム国 拘束.jpg

日本の首相へ。おまえは8500キロも離れていながら、自発的に十字軍に参加した。
日本はわれわれの女性や子どもを殺害するのに、そしてイスラム教徒の家を破壊するのに、得意気に1億ドルを提供した。

従って、この日本人の命には1億ドル掛かる。そしてまた、イスラム国の拡大を止めるために、
イスラム戦士と戦う背教者を養成するのに1億ドルを提供した。それで、こっちの日本人の命には別にもう1億ドル掛かる。

日本国民に告ぐ。おまえたちの政府はイスラム国と戦うのに2億ドル支払うという最も卑劣な決定をした。
おまえたちには、この日本人らの命を救うのに2億ドル支払うという賢明な判断をするよう政府に迫る時間が72時間ある。 さもなければ、このナイフがおまえたちの悪夢となるだろう。


この中東支援については前回のブログで国内へ還元せず外国に大盤振る舞いするばら撒き外交だと非難しましたが、思わぬ形でツケが回ってきたたようです。

国内は引き締め海外に手厚く世界のATMニッポンのバラマキ外交 2015年01月19日

拘束された二名の解放を願わずにはいられませんが、二人は共に昨年拘束され湯川氏については昨年8月に拉致された事が大きく報道されていました。しかし当時拉致された状況下において安倍総理らが平時と変わらずゴルフに講じていた事を当ブログで取り上げました。

シリアで捕まった日本人の安否と日本側の不可解な対応 14/08/20



あれから日本政府と秘密裏に解放に向けて交渉されていたようですが、うまくいかずに今回のような事態となってしまいました。更に後藤氏も昨年10月に拘束されており、日本人二名が長期間拘束された状態のまま今回カイロにおいて安倍総理の支援発表をしたタイミングが果たして適切だったのか疑問に思うところがあります。

拉致された日本人二名においては不幸なめぐり合わせとしか言いようがないですが、安倍総理はイスラム国の空爆を支持すると発言したこともありイスラム国を刺激したのは間違いないようです。人道支援と言いながらも相手は挑発行為と捉えられてしまったようで何かしら配慮する事も必要だったのではないでしょうか。

相手は手段を選ばぬテロリスト集団、敵の要求を素直に受け入れる必要はありませんが、日本人が既に拘束されている状況でありながら自らテログループを挑発するなど大きな禍根を残す対応となったのではないでしょうか。


posted by yuuponshow at 18:10| Comment(0) | シリア日本人拘束 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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