2017年08月12日

稲田朋美の政治生命を奪う自民党の過保護主義

8月10日に行われた閉会中審査の最大の焦点は防衛相の日報隠し問題でした。北朝鮮と米国との軍事衝突が懸念される中、日報あり気の集中審議とは如何かと思いますが、政府側が野党の要求を呑む形で実施されたことから早急にこの問題を釈明して貰いたいところでしたが、その日報問題の当事者であり渦中にある当時の防衛大臣稲田朋美はこの閉会中審査に姿を見せることはありませんでした。


稲田朋美 似非保守.jpg




森友や加計騒動で後手後手の対応に追われ支持率を大幅に下落させてしまった安倍政権としてはこれまでの強気姿勢の一辺倒から軌道修正し「真摯に、丁寧に、一つ一つ、ご説明を重ねてまいります」と発言しました日報に関しては、機密情報に抵触することから野党が要求するすべての開示には応じる必要はありませんが、責任者であった稲田前防衛大臣を招致するのはやぶさかではないと思います。


しかし自民党は稲田朋美の参考人招致は頑なに拒否、その理由が「大臣を辞職したのだから責任を取ったので出席する必要はない」というものです。真摯に応じるとしながらこれでは整合性がとれませんし、国民からすれば益々不信感が募るでしょう。稲田前大臣に代わって答弁に立った小野寺新防衛大臣も当事者ではないことから特別防衛監察の結果をなぞった受け答えに終始し、丁寧なゼロ回答となりました。これで世論を納得させることなど出来る訳がありません。


稲田前防衛大臣の政治家の資質としては私は以前から言っていますが、まったくないと断言します。昨年のPKO派遣部隊への訪問の際のバカンスファッションなどズレた感覚を晒したのはあまりに有名です。それと稲田の政治家として致命的なのが、責められるとあたふた取り乱してしまうことです。






在特会と蜜月という見出しで取りざたされた週刊誌の記事に対してヒステリックに訴訟を起こしましたが、結果は無様なまでの敗訴、これについては断片的な在特会の評判を元に同系とされたことが癪に障ったのか分かりませんが感情的に騒ぎ立てるべきではありませんでした。おまけに在特会と敵対する反社会組織のしばき隊と仲良く握手しながら写真に収まるという醜態ぶりを晒すなど稲田朋美の器量の無さと脇の甘さを知らしめる結果となりました。

稲田 しばき隊.JPG




そんな器量のない稲田朋美ですが安倍総理の後継者として第二次安倍政権発足以降、閣僚や党要職に抜擢するなど重用されてきました。しかし今回に限らず失言諸々の失態を見ると総理候補どころか議員としての資質もないことが分かります。そしてこの次期総理候補をシャットアウトする自民党の対応では稲田朋美の政治生命を奪うことに繋がるのです。


手厚い過保護状態の稲田は国会で晒されることはなくなりますが、政治家として疑惑を弁明する機会がなければ有権者からどう思われるでしょうか?疑惑を持たれたままでは有権者の心証は悪くなるばかり、結果選挙で落選の憂き目に遭うことは容易に想像できます。


これは稲田だけの問題ではなく、自民党全体の隠ぺい体質が取りざたされることとなりますから自民党自体への悪影響は避けられません。説明責任を果たせない自民党に誰が信頼して票を投ずることができるでしょうか?せっかくの弁明の機会を奪われては稲田朋美本人も浮かばれないでしょう。というか本人は既に政治家としての限界を感じこれで良かったと清々しているかも知れません。


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posted by yuuponshow at 16:15| Comment(0) | 安倍政権批判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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