2016年08月20日

通貨安競争に勝つべく日本の銀行預金にもマイナス金利が導入されることも

EU圏でのマイナス金利導入という通貨安政策に国民の預金が犠牲になることに。ドイツの銀行が10万ユーロ以上の大口預金者に「マイナス金利」適用し今年9月から0.4%の懲罰金利を導入することとなりました。


ドイツの銀行が大口預金者に「マイナス金利」適用 8月15日Yahoo News (URL)


ドイツはEUを主導して金融機関へのマイナス金利をいち早く導入するなど露骨とも言える通貨安政策を強行していますが、個人預金に対して既に大口顧客に対してはマイナス金利を導入しており、これを更に引き下げるというものです。下限を設けられているとは言え、国民にとっては言え酷い仕打ちです。


このマイナス金利の導入によって銀行から預金を引き揚げる動きが加速し、銀行経営を圧迫させる要因となります。素人でも分かるこのような愚かな政策を行わなければならない程、ドイツが窮地に追い込まれているということでしょうか。


今のドイツを見ているとどこかの国も似たようなことをしていると思いませんか?そう我が日本国です。さすがに銀行預金への懲罰金利など出来る訳ないと考える人もいるかも知れませんが、日本も金融緩和のトンネルから抜け出せないでいる状況です。年金を株にぶっこみ管制相場を形成させてもデフレから脱却できずにいるのですから。




為替が今年初めまで一年以上に渡って120円台を維持していたのが100円を切るところまで円高に戻されたのも行き過ぎた株価操作により実体経済の伴わない市場形成をしていたという何よりの証拠です。現状の購買力平価で見れば120円は円安に行き過ぎたと言えるでしょう。その物価高も是正されつつありこのような動きとなっています。

「身の回り物価」 1年4カ月ぶりマイナス スーパー販売情報 2016/8/18 NIKKEI (URL)

ビッグ 物価引下げ.jpg



身の回りの物価が安くなるのは嬉しいのですが、そもそも消費税増税やそれに伴う価格への転嫁が相次いたものが是正されているだけなのです。給料は変わらないのだから消費が落ち込み、価格を下げざるを得なくなるという流れは当然の結果であると言えます。しかし消費税を増税したままでは値下げは販売業者にとって人件費の抑制などのコスト削減の経営を強いられることになりますので消費者以上に厳しい環境であると言えるでしょう。



マイルドなインフレ政策をとらず消費税増税でコストプッシュインフレを招いたことのツケが今来ているのかも知れません。おまけに金融緩和を連発しても円高への流れは止まらずデフレへ逆戻りとなり日本のインフレ目標達成は絶望的となりました。安倍にとって頼みの綱はせめて見た目だけでも景気が良くなったように見せかけるためにも円安にしておいて企業業績を上げておきたいところです。そのためにはEUに負けない通貨安政策を打ち出なければなりませんが、禁断のマイナス金利の導入から更に踏み込んで預金口座から懲罰的金利徴収もあり得るかも知れません。



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posted by yuuponshow at 17:22| Comment(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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