2017年08月16日

GDP4%増の裏で着実に進む消費税増税のシナリオ

8月15日終戦の日を迎えた靖国神社で安倍総理を始めとした閣僚の参拝はゼロとなりました。自民党が野党時代の頃は民主党政権の閣僚に対して「靖国参拝はされるのですか?」と度々国会質疑で質していたのを思い出します。政権に返り咲くとこんなもんですかね。自分達ができないことをよくも平気で質していたものです。


昨年は靖国参拝をせず戦没者慰霊式典までも欠席した稲田朋美前防衛相は今年はめでたくしがらみが無く参拝したようですが、バカンスファッションで自衛隊派遣部隊に視察に出向いたことや、度重なる失言、最後日報問題で逃げるように辞任となった訳ですが、こういうのを見ると靖国に行った行かないかと言った物議が馬鹿らしく感じます。今考えてみれば政局のために自民党が靖国を政治利用していたというのが良くわかります。



さて今週はそんな安倍政権に久々の朗報と言えるニュースが流れました。国内総生産(GDP)の4−6月の四半期の速報値が発表され年率4%という高い数値が出ました。主な要因は個人消費や設備投資が堅調で、これで6期連続のプラスで2006年以来11年振りなんだそうです。


gdp4%成長.png


いやーめでたいですね♪まさに世はバブル経済並みの景況感に溢れ返っています・・って本当にそうでしょうか?いや、悔し紛れに言っているのではなく今の肌で感じる景況感とはかけ離れていると言えるのではないでしょうか。それもそのはずでつい最近まで消費支出も15か月連続でマイナスだったことからも見てとれるように日本国民の大半は景況感を肌で感じることなく今だに節約のために切り詰めた生活をしています。というか強いられているといった表現の方が正しいでしょう。


GDPとは国民がお金を使った額のことであり、これは消費だけではなく設備投資や研究開発費といった将来における投資資産も加算されています。今は東京オリンピックなど大きなイベントが控えていますからこうした数字が増えるのは至極当然であると言えます。


GDP増加の要因として個人消費の伸びとされていますが、実態はどうかと言えばGDPデフレーターを見ると一目瞭然です。GDPデフレーターは名目GDPと実質GDPとを対比させて求められる数値、すなわちこれにより正確な物価の変動を把握することができるものなのです。



総合的な物価の動きを示すGDPデフレーターは前年同期と比べてマイナス0.4%だったことから見ても、いまだデフレ状態が継続されていることとなります。年率4%のGDPの伸びがあってもデフレーターがマイナスであればデフレが蔓延している状況であり、実態としては昨年よりも思わしくない景況感を感じているはずです。


デフレにより価格を押し下げたことによる一時的に購買意欲が湧いてきたことから少しは消費が回復してはいるものの、消費税8%はやはり生活を圧迫させており、このGDPの伸びも短期的なものと推測されます。身の回りの状況を見れば分かるでしょうが、決して生活が豊かになった訳ではなく数字のレトリックによる印象操作なのです。




とは言え、政府や自民党工作員共は今回のGDPの伸びに歓喜し、安倍ちゃんのおかげと吹聴することでしょう。しかし再来年には消費税増税をすることが決定されており、今度こそは上げると安倍ちゃんも明言していることから余程悪い数値が出なければ消費税増税となるでしょう。安倍ちゃんや政府首脳はそこそこ収入も恵まれているからいいでしょうが、自民党工作員の皆さんは消費税を上げられて嬉しいのでしょうか?まぁ安倍ちゃん命の工作員ならばそれでも本望なのでしょうかね(^_^;)



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2017年08月12日

稲田朋美の政治生命を奪う自民党の過保護主義

8月10日に行われた閉会中審査の最大の焦点は防衛相の日報隠し問題でした。北朝鮮と米国との軍事衝突が懸念される中、日報あり気の集中審議とは如何かと思いますが、政府側が野党の要求を呑む形で実施されたことから早急にこの問題を釈明して貰いたいところでしたが、その日報問題の当事者であり渦中にある当時の防衛大臣稲田朋美はこの閉会中審査に姿を見せることはありませんでした。


稲田朋美 似非保守.jpg




森友や加計騒動で後手後手の対応に追われ支持率を大幅に下落させてしまった安倍政権としてはこれまでの強気姿勢の一辺倒から軌道修正し「真摯に、丁寧に、一つ一つ、ご説明を重ねてまいります」と発言しました日報に関しては、機密情報に抵触することから野党が要求するすべての開示には応じる必要はありませんが、責任者であった稲田前防衛大臣を招致するのはやぶさかではないと思います。


しかし自民党は稲田朋美の参考人招致は頑なに拒否、その理由が「大臣を辞職したのだから責任を取ったので出席する必要はない」というものです。真摯に応じるとしながらこれでは整合性がとれませんし、国民からすれば益々不信感が募るでしょう。稲田前大臣に代わって答弁に立った小野寺新防衛大臣も当事者ではないことから特別防衛監察の結果をなぞった受け答えに終始し、丁寧なゼロ回答となりました。これで世論を納得させることなど出来る訳がありません。


稲田前防衛大臣の政治家の資質としては私は以前から言っていますが、まったくないと断言します。昨年のPKO派遣部隊への訪問の際のバカンスファッションなどズレた感覚を晒したのはあまりに有名です。それと稲田の政治家として致命的なのが、責められるとあたふた取り乱してしまうことです。






在特会と蜜月という見出しで取りざたされた週刊誌の記事に対してヒステリックに訴訟を起こしましたが、結果は無様なまでの敗訴、これについては断片的な在特会の評判を元に同系とされたことが癪に障ったのか分かりませんが感情的に騒ぎ立てるべきではありませんでした。おまけに在特会と敵対する反社会組織のしばき隊と仲良く握手しながら写真に収まるという醜態ぶりを晒すなど稲田朋美の器量の無さと脇の甘さを知らしめる結果となりました。

稲田 しばき隊.JPG




そんな器量のない稲田朋美ですが安倍総理の後継者として第二次安倍政権発足以降、閣僚や党要職に抜擢するなど重用されてきました。しかし今回に限らず失言諸々の失態を見ると総理候補どころか議員としての資質もないことが分かります。そしてこの次期総理候補をシャットアウトする自民党の対応では稲田朋美の政治生命を奪うことに繋がるのです。


手厚い過保護状態の稲田は国会で晒されることはなくなりますが、政治家として疑惑を弁明する機会がなければ有権者からどう思われるでしょうか?疑惑を持たれたままでは有権者の心証は悪くなるばかり、結果選挙で落選の憂き目に遭うことは容易に想像できます。


これは稲田だけの問題ではなく、自民党全体の隠ぺい体質が取りざたされることとなりますから自民党自体への悪影響は避けられません。説明責任を果たせない自民党に誰が信頼して票を投ずることができるでしょうか?せっかくの弁明の機会を奪われては稲田朋美本人も浮かばれないでしょう。というか本人は既に政治家としての限界を感じこれで良かったと清々しているかも知れません。


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posted by yuuponshow at 16:15| Comment(0) | 安倍政権批判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月09日

酷暑の中で行われる東京オリンピックの大義とは!?

東京オリンピックまであと3年となりました。新国立競技場や競技施設建設など急ピッチで進んでいますが、コンパクト五輪を掲げていながら当初の予算である7000億円から3兆円にまで膨らんでいます。見通しの甘い予算編成で結果的に巨大な予算編成が避けられなくなった東京オリンピックですが、それより深刻な問題となるのが開催時期を巡る問題です。







東京オリンピックの開催は2020年7月24日から8月9日まで、猛暑を通り越して酷暑とも言えるこの時期に行われます。東京は連日35度超の気温が続きますが、それ以上に深刻なのが日本特有とも言える高湿度です。それに台風やゲリラ豪雨と言った災害が頻発する時期と重なることを鑑みても日本においてオリンピックを開催するのは選手はもとより、運営をサポートする関係者、観戦する観客からしても酷であり、五輪史上最も過酷な大会となりそうです。


東京オリンピック開催が決定したのが2013年9月、この時は日本国中が約半世紀ぶりとなる東京五輪開催決定となり歓喜に湧きました。ただ開催時期については私も含めて前回同様秋開催になると思っていた方は多かったと思われます。ところが開催時期は初めから7、8月と限定されていたのです。


前回の東京オリンピックは秋の風が心地よい10月開催であり、スポーツ競技をするアスリートにとっては最高のパフォーマンスを発揮しやすい時期でした。7月8月開催では上記の理由で選手が万全のパフォーマンスを発揮できるとは思えません。しかしJOCはIOCに対して7月から8月にかけての東京の気候は最高のパフォーマンスを発揮できると報告しているのです。







オリンピックを誘致するために平気で嘘をついたとなればJOCの罪は非常に重いと言えます。選手の最高のパフォーマンスを発揮させるのであれば前回同様秋口での開催が望ましく夏開催では避けるべきでした。



しかし7.8月での開催というのは欧米メディアの都合により既に決まっており、時期をずらすことは叶わなかったようです。しかし東京誘致に拘ったJOCは確信的にこの時期での開催に舵を切ってたのです。開催時期をずらすことができなければ辞退するべきだったし、はっきり言って、8月開催だとわかった上で、屋外競技を屋外でやろうとしてる時点で無謀なことをやろうとしているのです。


それに新国立競技場はエアコンなどの空調設備がない施設と聞きます。その状況でありながらこの時期での開催とは選手に対し苦行を課しているようなものです。酷暑対策にアスファルトに遮断性舗装やミストを施す対策をするようですが、焼石に水となるのではないでしょうか。そして以前に記事で取り上げた東京ビッグサイト問題、まさかこのような弊害が生じるなどとは思いもしませんでした。


参考記事:東京オリンピック前後に首都圏の主要施設が閉鎖されることをご存知ですか? (URL)

東京ビッグサイト.jpg東京ビッグサイト 利用期間.png



国威掲揚というスローガンの元、石原元都知事が頑なに拘った東京五輪ですが、あらゆる犠牲の上に成り立たせるオリンピックを開催する大義が果たしてあるのでしょうか?石原だけではありません。オリンピック誘致をゴリ押ししてきたJOCや森喜朗を始めとする東京五輪組織委員会も同罪です!





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posted by yuuponshow at 23:55| Comment(0) | 東京オリンピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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