2017年05月31日

築地市場で汚染発覚、しかし豊洲に移転はできない理由

豊洲新市場の土壌汚染についてはこれまで散々述べてきましたが、今回現市場である築地でも土壌調査を行ったところ111ヵ所での調査地点のうち30ヵ所から基準値を超える汚染物質が検出されました。



豊洲 汚染.jpg



豊洲だけではなく築地も汚染物質が検出されたことで早急に対策を講じなければなりません。特に今回の調査は地表に近いところでの汚染物質が検出されたことで市場への影響が出るのは必至です。しかしながらこの状況にほくそ笑んでいるのが豊洲移転推進派の連中です。今回の調査で「それ見たことか!」と言わんばかりにこれまで豊洲の土壌汚染を煽られたことによる対抗心から築地への汚染を問題とし。豊洲移転しろと煽っています。


確かに築地から規定値を超える汚染物質が出ましたし、特に水銀は揮発性があるので深刻に受け止めるべきです。しかしだからと言って豊洲移転を早急にすべきとはなりません。なぜならば築地は江戸時代初期に埋め立てられたほぼ自然由来の土壌であるのに対し、豊洲は昭和の終わりまでガス工場跡地であり、ガスの製造工程から蓄積された化学汚染物質が地中に埋没しているのです。豊洲市場建築前のベンゼン濃度が基準値の43000倍であったことからも分かるようにいくら厚い岩盤を敷いたところで100倍を超えるベンゼンが出てしまったのは明らかに封じ込めに失敗したということです。6000億円もの大金を投じても無駄であったと言わざるを得ません。





そして豊洲には深刻な問題として建物の構造欠陥が指摘されています。






何と驚いたことに大型トレーラーの出入りが困難で出荷できないとのこと。これは市場プロジェクト・チームでも議題で取り上げられており指摘されています。



そして豊洲の建築物の耐震基準にも問題があるとの指摘もあります。





耐震基準は問題ないと報告されていますが、豊洲は軟弱地帯であることから杭をうたねばならず、その杭の検定比が不足していることも指摘されています。これだけ見ても早期移転など安易に促すべきではないことが分かります。


その他には市場内の道路が分断されており使い勝手が悪いこと。そして空調密閉施設の豊洲の維持管理費は年100億円以上にも上り、減価償却を見積もっても将来的な破錠は避けられないことになります。


こうした問題があるのにジャーナリストの有本香などは感情的ヒステリックに小池都知事をこき下ろし豊洲移転を促していますが、もし早期移転していたらこれらの課題点が後で浮き彫りにされ市場関係者が混乱することになったことでしょう。築地Disりに余念のない豊洲移転派の言い分は有本同様、感情的ヒステリックにしか聞こえません。この連中は石原や自民党都連を守ることしか頭にないので市場の使い勝手などどうでも良いのですから!!


仮に築地での操業が難しいのであれば仮移転という形で大田などいくつかの首都圏の市場を間借りして築地継続の線でいくのが望ましいと言えるのではないでしょうか。豊洲は地雷地帯であり避けるのが賢明と言えます。


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posted by yuuponshow at 18:40| Comment(2) | 豊洲移転 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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